FOMCは予想通り。
なんのサプライズもありませんでした。
◆FF金利は据え置き
◆FOMCメンバーの経済、金利見通し
・23年末までゼロ金利維持
・2021~22年の成長見通しを上方修正
12月予想から3月予想への変化
・実質GDP
21年4.2%→6.5%
22年3.2%→3.3%
23年2.4%→2.2%(23年は下方修正)
・PCEインフレ率上方修正も22~23年には低下
21年 1.8%→2.4%
22年 1.9%→2.0%
23年 2.0%→2.1%
~21年、今年だけ伸びて落ち着くと予想
・コアPCE
21年 1.8%→2.2%
22年 1.9%→2.0%
23年 2.0%→2.1%
・失業率
21年 5.0%→4.5%
22年 3.2%→3.3%
23年 2.4%→2.2%
市場金利が上昇していたため、一部にドットチャート
(FOMCメンバーの金利予想)がコレまでの23年末まで
利上げはないというところから、前倒しになるのでは?
(もっと早く利上げすべきという考えのメンバーが増えるのでは)
という観測があったため、これが変わらず後1年9ヶ月は利上げは
しないというスタンスを堅持したため、株式市場は安心したようで
コレを受けてS&P500とダウが最高値を更新。
今夜18日木曜ももダウ、S&P500は高いですね。
パウエル議長は、2%をわずかに上回るインフレ率を望んでいる、
とあらためて表明し、最近の国債利回り上昇の動きは
無秩序なものではなかったと金利上昇を容認。
コレを受けて、なのか、それとも単純に3月決算期末のリバランスの
債券売りが出ているのかわかりませんが、長期金利1.7%台に突入しています。
一時1.754%まで急伸しているにも関わらず株は動揺していません。
そしてGOLDも思ったほど下げていませんね。
壮大なバブルへGO!! って感じになっていますが
今夜は原油が下落しているのがちょいと気がかりね。
米国在庫が4週連続で積み上がっているのよ。
これは在庫推移。去年の夏ぐらいから米国の原油在庫は減少が続いてきたのですが
足元でリバウンドしています。
OPECプラスは協調減産を続けていますが、、、
ポジションは手仕舞ってしまったのですが、
FOMC受けて豪ドル円が急伸、リスクオン通貨本領発揮です。
東京時間に押し目到来、84.86円で買い参戦。
原油の下落は気になりますが、チャートは新値更新で強いですので。。。
ドル円は上がりも下がりもしませんね。。。。
下がったら買おうと思っていたのですがあまり下げないので
108.88円でもう一度買い直しました。
基本は強気相場継続とみます。
あ、今日はBOEもあった。
BOEはコンセンサス通り金利据え置き、
資産買い入れプログラムも現状維持。
インフレに良い進展があるまで引き締めないスタンス。
そして明日は日銀ですが、なんとまた日経にリーク記事。
会合発表前にいろいろ出過ぎじゃないの。。。
日銀、長期金利変動を小幅拡大 緩和継続へ政策修正議論
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODF1818B0Y1A310C2000000/
長期金利変動幅を0.25%に拡大する方向ですって。
先々週黒田総裁、変更は考えていないって言ってたのに、、、
先週になって雨宮副総裁が変動あってもいい、と足並み揃わぬ発言。
わずか0.05%の変動幅拡大がそれほど影響があるとは思わないですが
米国も英国もインフレを目標に緩和を継続する、と言っているのに
日本が引き締めと受け止められる方向に舵を切るとは。。。
この報道があったからと言って円高にはなっていませんので
問題ないのでしょうか・・・・?
道半ばで中途半端に引き締めるという過ちを何度繰り返すのか、
という思いは拭えませんが、
明日、コレが決定事項となるのかどうかに注目です。
市場が日本だけ引き締めバイアスと受け止めれば
円高のリスクになりかねませんので、、、、
その場合ポジションは柔軟にカット!
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今週のひろこのWeeklyGOLDは
マーケット・エッジ代表 小菅努氏
<FEDビューとBISビューとは?>
『金相場急落の背景と今後の展望』
https://youtu.be/jg9Q39oqrcs
◆ なぜインフレ警戒で金相場は下げているのか?
◆ 名目金利と実質金利
◆金ETFと金先物、中国の実需買いは・・・
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