2021年4月28日水曜日

 27日火曜は全般的に円安基調が強かった。
つまり、クロス円ロングがワークしたということ。

※ドル円、クロス円一覧 どの通貨ペアも一目均衡表の雲にサポートされる形

ほとんど注目されなかった日銀会合ですが
改めて金融緩和継続が確認されたことや
2021年度の物価見通しを引き下げたことなどが効いたか。
正直、今回の会合でここまで円安が加速するとは考えていませんでしたね。

日銀、物価見通し21年度0.1%に下げ 大規模緩和は維持
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB267GI0W1A420C2000000/
・2021年度の物価見通しは0.1%上昇と前回に比べ0.4ポイント引き下げた
・22年度の見通しは0.8%とし、1月時点より0.1ポイント引き上げ
・23年度の物価見通しは1%
~黒田氏の任期は23年4月までで、任期中に物価上昇率2%の目標は達成できない見込み

要するに、インフレターゲット2%は23年にも達成できず、
あと2年以上は日銀による大規模緩和が維持されるということが
確認されたことでの円安、、、という動きだったのかもしれません。

日銀金融政策内容
【金融政策】
◆イールドカーブ・コントロール
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に—0.1%のマイナス金利を適用。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金
額の長期国債の買入れを行う。

◆資産買入れ方針
ETF:年間約12兆円、
J-REIT:年間約1800億円を上限に必要に応じて買入れを行う。
CPほか社債:2021 年9月末までの間、合計で約20兆円の残高を上限に買入れを行う。

◆日銀展望リポート
「成長率は、内外需要の強まりを背景に2022年度を中心に上振れ」
「物価は、21年度は携帯電話通信料の引き下げで下振れも、22年度はおおむね不変」
「経済の見通しは、当面は下振れリスクの方が大きい」
「物価見通しは、下振れリスクの方が大きい」

◆黒田日銀総裁会見
「必要な時点まで現行の政策を継続。必要ならちゅうちょなく追加緩和」
「国内景気は基調として持ち直している。先行きも回復」
「2%の物価目標は適切。引き下げは考えていない」

日銀で全面円売り再開となったことに加え、米金利がジワリ上昇で
ドル円が堅調ですね。

米金利上昇は好調な景気指標か。

米・4月消費者信頼感指数:121.7(予想:113.0、3月:109.0←109.7)

今週は米国の1-3月期のGDPが発表されますが
1-3月より現在の4-6月期のほうが更に伸びるだろうことが想定されています。

ただ、米株市場は最高値圏で団子状態、さらなる上昇には新たな材料がほしいところ。
昨日のテスラの決算、内容によっては相場全体が荒れるという指摘もありましたが
特に波乱を巻き起こす事態に発展することもなかったですね。
かといって、好感され相場全体に弾みをつけるということもなかった。

EVテスラ、純利益が27倍と伸びて過去最高に 2021年第1四半期決算
https://response.jp/article/2021/04/27/345355.html

決算通過でテスラ株には利食いが旺盛、下落しています。
2021年の納車台数見通しを具体的に示さなかったことが嫌気されているとも。

日本株も材料不足のようで揉み合いに終始しています。
日経平均CFDショートは継続。
ドル円、カナダ円ロング継続。

今日はユーロ円ロングも追加しました。
コスト131.01円
クロス円が強いのでユーロ円に乗っちゃいましたが
ユーロドルでもいいと思っています。

ドイツ政府、今年のGDP予測を3.5%増に上方修正-個人消費に期待
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-27/QS7XSVT0G1KZ01

ドイツ、誰でもワクチン接種可能に 6月から
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26DHZ0W1A420C2000000/

欧州経済に見直しの機運が高まっていることで
ユーロのネットロング減少が止まり、再拡大し始めています。
これがトレンドとなればユーロ結構あがりそう。

ユーロドルもどこかで参戦したいですね。

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
プラチナにフォーカス。

マーケットエッジ代表の小菅努氏に伺っています。
【ひろこのスペシャリストに聞く】
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<脱炭素政策で注目の資源>
『水素社会とプラチナの可能性』
https://youtu.be/vSLTUw4aTu0


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