2021年5月3日月曜日

 GW、東京の天気は不安定です。
ステイホームには丁度いいかな。

しかし4月30日の月末リバランス?はすごかった、、、、。
猛烈にドル高となりました。
ロンドンフィキシングで一気にドル高となりました。
ドル円ロング、継続すれば良かった(´・ω:;.:...

※通貨インデックス一覧


PMIが良かったから、という解説もありますが
指標がいいのはこのところどの指標もそうですね。

4月シカゴ購買部協会景気指数:72.1(予想:65.3、3月:66.3)
⇒1983年12月以降38年ぶり高水準となった。

確かに指標がものすごく悪ければドル買いにはならないかもしれませんが、、

カプラン・ダラス連銀総裁が
「債券購入の調整を協議し始めるのは適切」と述べたことが
ドル買いに繋がったとの指摘もあるようですが
この発言は新味のあるものではないですし、、、、
このドル高が、月末のリバランス(特殊要因)によるものなのか、
5月もこのまま継続してドル高になるのかに注目ですが、
5月は「セル・イン・メイ」で株の手仕舞いに要警戒とする
あまりに有名なアノマリーがありますね。

これはヘッジファンドの45日ルールによるところが大きいとされますが
5月15日くらいまでの値動きに注意が必要となります。

ただし、今年は米国のタックスリターン(確定申告)が
5月17日まで延長されているんですよね。
確定申告により文字通り払いすぎた税金が戻ってきます。
逆に追加で税金を納めるケースもあるでしょうけれど、
基本はタックスリターンと聞けば、戻った税金で株を買う人が増える、
ということで株が上がりやすいなどとも言われますが、
今年はどうでしょう?

米企業決算発表はとてもいい。コロナ特需決算とも言えますが
その割には株は高値圏でもたついていて上昇力は鈍いですね。

これまでのトレンドが継続しにくくなる時期ですので
意外とドル高が続くかもしれません。

欧州経済の見直しからのユーロ買いが強まっていましたが、
トレンドが変化しやすい5~6月の相場では
こうした流行を追うようなテーマでのトレードに
執着しすぎないことも重要かな。

ポンドは来週木曜のスコットランド議会選挙の結果によっては
大きく動くかもしれません。

◆スコットランド議会選挙
スタージョン自治政府首相が率いる与党スコットランド国民党(SNP)は、
スコットランドの独立の是非を問う住民投票の再実施を主張しています。
英国から独立してEUに加盟すべきだ、と主張。
大勝すれば英国からの独立を問う住民投票実施への道が開けるかも?
(スコットランドの独立の是非を問う住民投票は14年に実施されるも反対多数)

SNPが過半数を取るか否か、という点に注目。
大勝することがポンドにとってはネガティブとなるかもしれません。
選挙は5月6日木曜日です。

同日、6日は英国の金融政策委員会があるんですね。

◆英中銀金融政策委員会(MPC)
ワクチン接種が迅速であることが評価されている英国。
英経済は思ったよりも早い回復が期待されているわけですが
一部にはテーパリング示唆を予想する声もあるようです。
テーパリングとなればポンド買いですが、どうでしょう~

◆政治ニュースとしては、イラン核合意の当事国会合に注目しています。

イラン核合意再建、5月中旬合意を模索 7日に全体会合再開
https://www.sankei.com/world/news/210502/wor2105020008-n1.html
・1日、ウィーンにて米国とイランの間接協議を巡る合意当事国の全体会合開催
・5月中旬までの合意を目指す動きが本格化
・7日にウィーンで協議を再開する予定

イランはIAEAの追加議定書の自主的な履行を中止し、
核開発に関する情報提供は5月まで行うことでIAEAと合意していますが
4月、イスラエルによる核施設の攻撃を受け
ウラン濃縮度を60%まで上げると宣言しています。

イランが濃縮度60%のウラン製造へ イスラエルは「船が攻撃された」と非難も
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210414/mcb2104140710010-n1.htm

ウランは濃縮度90%になると核兵器転用が可能なんです。
今年すでに、核合意の規定を大幅に超える20%のウランを製造していますが
こうした状況でも米国がトランプ政権とは態度を変えて
核合意に復帰するシナリオが敷かれているとするなら、
イラン優位の交渉になっていると考えていいような気がします。
イランの原油輸出や銀行取引などを禁じる制裁が解除されれば
イラン産原油が市場に出回る事となるため、原油価格の下押し要因となると
見られていますが、まだ原油市場はこれを材料視していませんね。



イランって6月に大統領選挙があるんですよね。

米国と仲良くやっていたサウジアラビアですが、
米国が態度を変え、イランと協調路線を取るとなると梯子を外される?
と恐れているんでしょうか、サウジとイランは関係修復を模索しています。

サウジとイラン直接協議か イラク仲介―英紙
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021041800434&g=int
サウジとイランが交渉、関係修復目指し-FT紙
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-18/QRRDMPT0AFB401

ユーロ円131.01円L ⇒ 131.60円で手仕舞い
(前日安値を下回ったので・・・)
ユーロドル1.2082ドルL ⇒ 1.21114ドルで手仕舞い

カナダ円87.07円L 継続。
日経CFD29076円S 継続。
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今週の主な予定

3日(月)
米自動車販売 (4月)
米ISM製造業景況指数 (4月)
中国市場はレイバー・デー祝日のため休場(5日まで)
英国市場はアーリー・メイ・バンク・ホリデー祝日のため休場
G7外相会合(5日まで)
アジア開発銀行年次総会(5日まで)

4日(火)
豪中銀政策金利
米貿易収支 (3月)
米製造業受注 (3月)

5日(水)
米ADP雇用者数 (4月)
米ISM非製造業総合景況指数 (4月)
シカゴ連銀総裁、オンライン講演

6日(木)
日銀議事録(3月18日-19日開催分)
中国財新サービス業PMI・コンポジットPMI(4月)
ECB経済報告
英中銀政策金利
トルコ中銀政策金利
米新規失業保険申請件数 (1日終了週)
ダラス連銀総裁、討論会参加
英スコットランド地方選挙

7日(金)
中国貿易収支 (4月)
中国外貨準備高 (4月)
米雇用統計(4月)
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