2021年5月6日木曜日

 5月4日火曜のNY市場のイエレン財務長官の発言に市場は驚くも
ダウ平均は下げ幅を取り戻しプラス圏に浮上。
5日水曜のマーケットではダウは更に上昇し最高値を伺う展開です。

米、景気過熱防止に「やや金利上昇必要」 物価懸念せず=財務長官
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-yellen-idJPKBN2CL1QK

確かにイエレンさんは「前」のFRB議長ではありましたが、今は財務長官です。
金利を司るのはFRBの責務であり財務長官がこれに言及するのはいかがなものか?
との声も聞かれますが、現FRB議長のパウエルさん率いるOMCが23年末まで
利上げはないと繰り返し確認しているのに、イエレンさんから利上げへの
言及があるとはさすがに市場は驚きました。

後に予測でも推奨でもない、と釈明していますが、
金利上昇下では弱いとされるグロース銘柄、
ナスダック総合指数などは大きく下落したままです。

今夜発表された・4月ISM非製造業景況指数は62.7
(予想:64.1、3月:63.7)予想を下回る結果となりましたが
まあ、景気の分かれ目とされる50を大きく上回っていますので
これがネガティブな数字というわけでもありません。

また、イエレンさんの発言は景気加熱防止に言及するものであり
米景気は好調なのです。ダウ輸送株などは新高値を更新しており
決して米株市場全体の天井感が出ているようにも見えませんね。

というわけで連休明けの日本市場が大きく崩れることも考えにくく
なかなか私の日経平均CFDショートは陽の目を見ませんね。

東京など3府県の緊急事態宣言が延長の方向で検討に入ったとの
報道は決して明るいニュースではないものの
GWは明けから毎週1000万回分のワクチンが供給されると報じられており、
東京都は自衛隊も動かして大規模接種会場が5/24にも開設する見込みで
猛烈にワクチン接種が進められると思われます。
この点は評価できますね。

まずはGW明けの日本市場を確認しないことには
新たなアイディアもなく・・・・

カナダ円87.07円L 継続。
日経CFD29076円S 継続のままです。

明日木曜日はBOE、英国の金融政策とスコットランド議会選挙に注目です。
英国はロックダウン解除が近いとの報道もあるほか、
テーパリング示唆の可能性を予想する向きもあり
ポンドが強含む可能性もありますが、
スコットランド議会選挙ではスコットランド独立を問う
2度目の住民投票をマニフェストに掲げるスコットランド民族党(SNP)と
緑の党、SNP前党首の新党アルバが3分の2近くの議席を獲得する勢いとのことで
英国からの独立派が圧勝となればポンドは売られるリスクとなりますが
選挙だけは結果を見ないことには、予想で相場を張ってはいけませんよ。
ブレグジットなんかほんとポンドはひどい動きでしたから・・・・

カナダ円87.07円L 継続。
日経CFD29076円S 継続。

今日はひろこのWeeklyGOLD、初の生ライブ配信でした。
GW最終日だというのにたくさんの方にご参加いただけて嬉しい~:D
皆様ありがとうござました。

【ひろこのウィークリーゴールド】
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏

<原材料商品市場を俯瞰する>
『コモディティ騰勢とゴールド』
https://youtu.be/vOTiWIMs6iM

木材、穀物、食用油が高騰しています。
GOLDの立ち位置って・・・?!

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