月末最終日に日本株が弱いアノマリー健在。
日経平均は20年9月から今日で9ヶ月連続で月末安。
逆に月初高になるので、明日は高いかも。
今年の1月大発会を除いて、昨年10月からは今年5月までは
月初取引すべて上昇して終わっています。
このパターンってリバランスの影響でもあるんでしょうか?
トレンドを作る動きではないので、あまり気にしていませんが。
デイトレでは高確率で勝てるパターンが続いていますね。
今晩はメモリアルデーで米市場休場ですが、
為替市場ではドル安が再開したかに見えます。
※通貨インデックス一覧
それと、円高ですね。
先週は円安基調が強く、円キャリー復活のムードもあったのですが、、、
米国勢がいない中での値動きですので、
今夜の値動きにバイアスをかけて想像を膨らませないほうがいいですね。
明日は豪ドルの値動きに注意。
RBA理事会がありますので、金融政策の変化に注目。
先週のRBNZニュージーランドが利下げの可能性を払拭させ
来年の金利上昇を示唆したのはサプライズでしたので・・・。
豪中銀にテーパリング圧力、緊急措置の転換判断接近か-6月1日会合
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-31/QTYAW3T1UM1401?utm_campaign=socialflow-organic&utm_content=japan&utm_medium=social&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_source=twitter
そして今夜はユーロがしっかりです。
ユーロが強含んできたので先々週金曜21日に
ECBのラガルド総裁が、
1兆8500億ユーロのパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の
縮小について討議するのは尚早だとして、早期テーパリング期待を冷やす
発言を行い、欧州債の利回り上昇、ユーロ高を牽制しましたが、
また上昇しそうですね。
何故ユーロが強いのか?
◆一つには元高があるかと思います。
これは人民元ドルとユーロドルのチャート。
先週の大倉キャプテンの「本音で言わせて」セミナーで
キャプテンも人民元の動向に注目していました。
https://video.ibm.com/recorded/129964460
人民元が高くなる=ドル安=ユーロ高ってわけね。
必ずしも人民元とユーロが連動するわけじゃないですが
このところの相関は強いように見えます。
その意味で、中国当局が人民元をどう誘導していくのかは大事。
中国中銀、外貨預金準備利率を引き上げへ-人民元の上昇抑制が狙いか
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-31/QTYRRAT1UM0W01
元高抑制に本腰を入れてくれば、元安ドル高となるわけで
その際には、ユーロ安となる可能性も大きいので注意。
◆それと、気になったのがこの記事。
揺らぐ「リスク回避の円買い」 対外純資産迫る2位転落
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFZ275DE027052021000000/
この記事は日本の対外純資産は30年世界一だけど
ドイツが猛烈に追い上げて来ているので、「安全通貨」の座が危うくなっており
リスクオフで円買いになりにくくなっている、としていますが、
そのロジックで、ドイツが対外純資産を膨らませているため
リスク回避時にはユーロ買いになりやすくなっている、というもの。
果たして対外純資産トップの座を明け渡すことになった場合、
リスクオフの円買いが起こらなくなるのでしょうか。
為替市場には思惑と投機以外にも、実需玉も重要です。
実際に日本企業が対外資産を国内に回帰させなくてはならないような
不足の事態があればそのレパトリ玉によって
円高がもたらされる事もあるかと思います。
それば対外純資産ナンバーワンの座がドイツになろうが
日本のままであろうが関係ありません。
ただ、コロナ禍でも、それは起きなかったことを考えると
レパトリなどは滅多なことでは起きないため、
実際にリスクオフ時に為替市場を動かす材料は
ただの思惑や投機によるものであることが多く、
その場合には、リスク回避時に買うのは円じゃなくユーロ!という
マーケットのテーマ、流行によっては
そうなってしまうこともあるのかもしれない、、、
とかなんとか考えたりもして、夜が更けていきます。
結果、今のワタシのポジションはユーロ買いなので歓迎!
ユーロドル1.2125ドル・1.2152ドルロング
ユーロ円133.32ロング
キウイ円79.61円ロング
カナダ円90.57円ロング
すべて継続です。
明日以降、円安のトレンドに回帰できるかどうかにも注目。
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