日経平均はこのレジスタンスを超えられるか否か。
※日経平均
米株が3指数とも史上最高値更新となる中、
日本株が冴えない理由はそれなりにあります。今日は割愛しますが。
日米の株価の乖離どんどん進んでいきます。
※ダウと日経平均 イエローがダウ
今夜のダウはやや軟調です。
米国の6月消費者物価指数(CPI)が予想以上の伸びとなり
早期テーパリング、利上げの思惑が
上値を抑えているのかもしれません。
6月消費者物価指数(CPI):前年比+5.4%(予想:+4.9%、5月:+5.0%)
⇒2008年8月来で最大の伸びを記録
6月消費者物価コア指数:前年比+4.5%(予想:+4.0%、5月:+3.8%)
⇒1991年7月来で最大の伸び
6月消費者物価指数:前月比 +0.9%(予想:+0.5%、5月:+0.6%)
⇒2008年6月来で最大の伸びを記録
たった1ヶ月で1%近くインフレ上昇とは驚き。
6月消費者物価コア指数:前月比+0.9%(予想:+0.4%、5月:+0.7%)
さてさて、これが本当にFRBの言うように「一時的」で収まるのか。。。
しかし、これだけ強い数字を受けても金利はあまり動きません。
※米国債債利回り一覧
2年、5年と短いところは反発していますが
長期債はCPI受けた直後のちょっとだけ上昇したものの反落中。
なぜ金利は上がらないの??
将来のインフレ、金利上昇を見込んで債券ショートが溜まりに溜まって
ちょっとでも価格が下落したところで逃げようって動きが広がっているのかな。
今夜みたいにちょっと金利が上がろうとした局面で一斉に
逃げようってポジションが膨らんで、
ショートカバーが起きり結局債券価格が上昇し金利が下がる、、、
というような展開なんじゃないかと思いますが
本当に短期的な債券市場の需給構造によるものならまだいいんです。
そうではなくて、債券市場が至極冷静に買われている=金利低下と
なっているんだとしたら、本格的に将来の景気減速を
織り込んでいるということになりますね。こっちのほうがマズイ。。。
4-6月期の決算発表がスタートしますが
今夜発表されたJPモルガンやGSの決算は良かったにもかかわらず
両社株が下落しているのはイールドカーブの平坦化のせいかな。
とかなんとか書いているうちに、ダウも買い戻されてきたので
喫緊にリスクが迫っているという感じでもないですが。
ナスダック総合、S&P500は今夜も史上最高値更新中。
ただ、ダウ輸送株が崩れているのは気がかり。
これが先行指標となるなら、夏~秋の相場には警戒が必要かと。
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為替市場は素直にドル高に動いています。
※通貨インデックス一覧
今日は狙っていたクロス円ショート参戦。
ユーロ円を130.81円で
豪ドル円を82.48円売ってみました。
豪ドルはその後ズルっと下げてくれたのですが、
今上昇してきてほぼ同値に・・・・💦💦
キウイ円とカナダ円を避けたのは明日14日水曜に
金融政策会合があるためです。
明日の結果次第では売り参戦するかもしれません。
日経平均ロングは一旦手仕舞いました。
押し目を狙います。
28544円ロング ⇒ 28723円手仕舞い
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