2021年7月15日木曜日

 注目されたパウエル議長の半期議会証言は超ハト派的。

パウエルFRB議長、米経済「一段と顕著な進展」にはまだ程遠い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-14/QW8IQHT1UM0W01
・インフレが顕著に上昇し今後数カ月高止まりする可能性があるが、
 一時的なものであると繰り返しました。
・今後 数会合でテーパリングを巡る協議を継続するが、
 金融緩和解消の条件である「一段の著しい進展」に達するには「程遠い」
・労働市場の回復完了はまだ先。

テーパリング、利上げはまだ先になるとして
債券利回りは10年債、2年債ともに低下。

米金利低下を受けて全面ドル安へ。

米株は寄り付きこそ高く始まりましたが、寄り高でその後は軟調。
緩和の長期化の材料でも上値が重くなってきた米株、
いよいよ調整局面入りとなるかも・・・?

今日はNZとカナダの金融政策会合が。

◆NZ中銀が量的緩和を今月停止、刺激縮小へ-早期利上げ観測も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-14/QW7PLJT0AFB401
・量的緩和策 7/23に停止、QEの終了を決定
・金利市場11月までの0.25%利上げを100%織り込む
 8月までの利上げ確率62%

年内利上げが濃厚です。
これを受けてNZドル急伸しています。

◆カナダ中銀、債券購入規模をまた縮小-利上げのガイダンスは維持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-14/QW8Q0OT0AFB601
・政府債購入を現行の約3分の1縮小(資産購入縮小はこれが3度目)
・利上げは早くても来年後半以降

カナダはすでに4月からテーパリングスタート。
しかしまだ買い入れは継続しています。
NZは今月で終了ですので、NZのほうがタカ派的ですね。
しかも年内利上げの可能性が出てきたNZと比べると
来年後半の利上げスタンスは1年も遅れることとなります。

というわけでカナダドルは発表後下落しています。

売り参戦の機会を狙っていましたが
NZドルは売りにくい、、、流石に年内利上げの可能性がある通貨を
ショートできませんね。

というわけでカナダ円のショートを作っています。

BOC会合受けて下落した後に売り参戦ですので
コストはあまり良くありません。88.05円S

パウエル議会証言受けてドル安ですので
ドル円が下落基調を強めてきましたので、
クロス円でのショートでいいと思っています。

※通貨インデックス一覧 ドル安円高ですね

どうも円安のトレンドが終了して円高トレンドがスタートしたように見えます。

ポジションは
ユーロ円130.81円S
豪ドル円82.48円S
カナダ円88.05円S
~NZドルが上昇しているので豪ドルが下がりにくくなってる💦

NZの利上げ観測が強まっているため
2年債利回りはNZだけが上昇中。緑色がNZ.これじゃキウイ売れないわ…。

NOTE
英インフレ率、6月は3年ぶりの高い伸び-幅広く物価が上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-14/QW81TDT0AFB401
・CPIの急伸はイングランド銀が来年にも利上げを迫られるとの
 投資家や一部エコノミストの見方を強めそうだ。

英国の金融政策がインフレをどう判断するかも注目ですね。
ポンドも売りにくいかな・・・


サウジとUAEが歩み寄りと関係筋 OPECプラス、UAE「合意まだ」
https://jp.reuters.com/article/opec-oil-idJPKBN2EK20S
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今週のひろこのWeeklyゴールドは
意外と知らない「ロコロンドンゴールド」

ドル建て金、って言いますけど、それって
先物の価格?現物?
ゴールドの全ての基準となるのはロコ・ロンドン取引。

ロコ・ロンドン取引って何?
 バツ印 ロンドンのマーケット
 バツ印ロンドンタイムの取引

正解は動画を!
意外と正確に知らない投資家が多いようです。

<あなたの知らない金取引の基本>
『ロコ・ロンドン・ゴールドとは』
https://youtu.be/IMVhnQzEXWE

解説:貴金属スペシャリスト 池水雄一氏


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