オリンピック開幕の4連休となりましたが
日本選手のメダル獲得のニュースが続々と入って来た週末、
一人負けの日本株市場の支えとなるでしょうか。
そうでなくても、米国株は絶好調。
週末23日金曜日には主要3指数が史上最高値を更新。
特にGAFAMが強すぎる。
決算は今週なんですけど、、、
決算発表
26日月曜 Tesla
27日火曜 Microsoft・Apple・Alphabet(Google)
28日水曜 Facebook
決算を前に新高値をとってきたFacebook、Microsoft、Alphabet。
どういうことなんでしょうねぇ、、、
先週発表されたTwitterやSnapといったSNS企業の好決算で
IT銘柄が総じて強かった印象。
これまで発表になったS&P500企業の120社のうち88%が
予想を上回る利益を計上していることから、
リスク選好ムードが強まっているようです。
(ただし半導体関連銘柄は上値が重いようです)
今週決算が出てきて材料出尽くしで上昇が止まるのか、
それともさらなる上昇となるのかに注目ですね。
GAFAM+Tesla
こうした米株の強さを受けて連休中の日経平均も強含み。
くりっく株365の週末クローズは 28264円。
22日木曜の東京市場の日経平均引け値が 27547円。
くりっく365日経平均日足
日経平均日足
週明けは窓を開け上昇スタートとなりそうですね。
日経平均は200SMAを一度下回るもここで反発上昇できるなら
ひとまず安心ですが、米株のように史上最高値更新の地合いには程遠く
オリンピック・パラリンピック終了後と目される解散総選挙までは
今年の高値を抜くような勢いがつくかどうかは疑問。
まだ手を出さずにおります。
また為替市場でも、リスク選好の円安傾向が強まりました。
円安が強まったためにドル円ではドル買いが強まりドル円上昇。
![](https://s3.tradingview.com/snapshots/q/Q7WF0KiJ.png)
クロス円の戻り売り狙いでしたので、ドル円上昇に乗れずに見ていますが
ドル円のチャート、これ意外と強いかも・・・。
円売りによるドル円上昇なので、
クロス円においても円売りが強まり、週末にかけては
クロス円もかなり戻りましたが、ドル円が7月高値111.64円を超える
上昇となってくるようならクロス円もこのまま上昇しそうですね。
戻り売りではなくて、
今週はドル円、クロス円押し目買いがいいのかもしれません。
米株上昇を受けて日本株市場がどれだけ盛り上がれるかという点も
重要ですが、、、。クロス円押し目買い狙いは短期目線です。
米長期債利回りが200SMAにで引っかかって下げ止まりそうなので
ここから反発基調に入れるかどうかに注目です。
反発基調を強めればドル円上昇に弾みが付きそうですね。
現在ノーポジションのままです。
先週はECB理事会がありましたが、端的にはユーロの売り材料強化。
しかし、先週はユーロ円は上昇傾向が強いままでしたね。
■22日ECB理事会
・予想通り金融政策据え置き
・戦略点検の結果の新戦略に沿ってガイダンス変更、利上げは相当先と示唆
~インフレ目標を2%弱から2%に引き上げ
~インフレ率が目標を一時的に上回っても直ちには行動しない方針示す
ECBは2022、23年の物価上昇率を1%台半ばとみているため
超低金利政策は少なくとも今後数年続く可能性が。
(ドイツ中央銀行ワイトマン総裁・ベルギー国立銀行ウンシュ総裁が反対)
やはりドイツは財政規律を重んじる立場にあるんですね・・・。
6月FOMCでは、米国は23年の2回の利上げの可能性を見込むものと
あきらかになった他、ブラードセントルイス連銀総裁は22年の利上げの
可能性にも言及していましたので、金融政策のコントラストから見れば
ドルが強く、ユーロが弱い傾向が強まると考えられますが
先週の相場では必ずしもそのような反応にはなっていません。
というのも、今回のECB理事会でフォワードガイダンスが変更されましたが
すでに7月はじめに戦略点検の結果=新戦略を示しており、
今回のフォワードガイダンス変更はそれに沿ったものなので新味はなく
相場にはすでに織り込み済みであったと考えられます。
では今週、為替市場に新たな材料は出てくるでしょうか。
28日、29日にFOMC。
6月FOMCのドットプロットに驚いた市場は株の手仕舞いに動きましたが
米株市場はすでに下落を取り戻しています。
7月FOMCは金利見通しなどが更新されませんので注目度は高くありません。
パウエル議長の半期議会証言も無難に通過したこともあり
今回、突然テーパリング開始に言及するとは思えませんので
特にマーケットの波乱材料とならないでしょう。
むしろ、FRBがインフレ指標として注視している
PCEコアデフレーターの発表や第2四半期のGDP速報値などが注目。
■米4-6月期GDP 予想+8.3% (1-3月期 +6.4%)
■6月PCEコアデフレータ
前年比 予想3.7% 前回3.4%:前月比 予想0.5% 前回0.6%
PCEコアデフレーターは前回1991年来で最大となったのですが
更に伸びが拡大する見通しとなっており、
これらの指標が好結果なら、金利も上昇しそうです。
普通に考えれば・・・(このところは金利は教科書どおりに動きませんね)
今週も長期債利回りの動きに注目です。
![](https://s3.tradingview.com/snapshots/q/Q3OabfJV.png)
■今週の主な予定■
■26日(月)
独ifo景況感指数(7月)
米新築住宅販売件数(6月)
■27日(火)
米耐久財受注速報値(6月)
米住宅価格指数(5月)
米S&Pケースシラー住宅価格指数(5月)
米消費者信頼感指数(7月)
黒田日銀総裁、講演
デベル豪中銀副総裁、講演
■28日(水)
豪消費者物価指数(第2四半期)
日本景気動向指数改定値(5月)
カナダ消費者物価指数(6月)
米連邦公開市場委員会(FOMC、27~28日)
■29日(木)
独雇用統計(7月)
独消費者物価指数速報値(7月)
米新規失業保険申請件数
米GDP速報値(第2四半期)
米中古住宅販売成約指数(6月)
■30日(金)
日本雇用統計、有効求人倍率(6月)
日本鉱工業生産指数速報値、小売業販売額(6月)
豪生産者物価指数(第2四半期)
スイスKOF先行指数(7月)
独国内総生産(GDP)速報値(第2四半期)
ユーロ圏消費者物価指数速報値(7月)
ユーロ圏雇用統計(6月)
ユーロ圏域内総生産(GDP)速報値(第2四半期)
カナダ鉱工業製品価格(6月)
米個人所得・個人支出(6月)
米雇用コスト指数(第2四半期)
米シカゴ購買部協会景気指数(7月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(7月)
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