今日は注目の豪州の金融政策会合。
豪ドルが上昇する局面がありました。
RBA、政策金利0.10%据え置き―感染再拡大も資産買い入れ縮小を継続
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/20210803-00000004-mosf-bus_all
・9月テーパリングスタート(現在50億豪ドル⇒40億豪ドルに縮小)
⇒7月会合で9月テーパリング開始は決定されていたが、デルタ株拡大による
ロックダウンなどを受け、テーパリング開始時期を遅らせるとの観測が出ていた
予定通り9月からテーパー開始のスタンス維持で豪ドル買いが旺盛に
・フォワードガイダンス維持
「インフレが持続的に2-3%の物価目標の範囲内に収まると確信するまで
政策金利を引き上げない」
※豪州のCPI推移 7/28発表のQ2は前年比+3.8%
「持続的に2~3%に収まる」のを確認できるのはまだまだ先でしょう。
コロナ前ですら2%到達がやっとです。
また豪州のコアインフレ率は、RBA目標の2-3%を5年以上 下回っていて
RBAは2%に到達するのは2023年半ば以降になるとのしています。
というわけで、豪ドル円ショート継続しています。
9月からテーパリングが開始されても、
利上げはかなり遅いと見られるためですが、、、
今、あまり金融政策のコントラストが為替市場のテーマになっていないんですよね。
今日はNZの中央銀行も住宅市場への引き締めを発表しているのですが
NZ中銀、住宅ローン利用抑制で追加措置へ-急激な値上がり続く中
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-03/QX8W06DWX2PS01?srnd=cojp-v2
・銀行が提供できる低デポジットローンの規模を10月1日から縮小
・返済負担率(DTI)上限を年内に導入
これを受けてか、NZの2年国債利回りは急上昇しています。
そもそもNZは7/23に量的緩和政策を停止しています。
QE終了ってことで次は利上げが視野に入ってきているわけですが
金利市場は年内11月の、早ければ今月8月の利上げを織り込んでいます。
それなのにNZのドルが上がるかっていうと、、、豪ドルと似たような動きで
ほとんどこうした金融政策を織り込んでいません。
これを織り込むような相場になれば「リスクオン」と言えると思いますが
今はどちらかと言うと、中国株の変調などを受けたリスク回避相場で
コモディティ通貨が売られるフェーズにあるんですよね。
※NZドル/ドル日足
リスク選好相場が戻ればNZドルは最も上昇するのでは・・・
と思いますが、まだ先かな?
※主要国 2年債利回り一覧 NZドルが急上昇
2年債は10年債より金融政策の変化を敏感に折り込みます。
しかし、今夜も米株はしっかりでなかなか崩れませんね。
本当にリスクオフ相場なのか?という疑問も拭えないまま
ダウショート継続しています・・・💦(日経も)
日経CFD 27810円S
ダウCFD 34949ドルS
クロス円ショートも継続です。
ドル円110.08円S
豪ドル円80.90円S
ポンド円152.44円S
スイス高、円高基調にある、ってとこを見るとリスクオフ相場だと思うのです…。
※通貨インデックス一覧
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