2021年9月22日水曜日

 連休明けの日経平均、窓を開けての下落。

このまま明日も下落するようなら
下落メドは29200円ちょい割れるくらい、窓を埋める可能性。
ちょうどこの水準が総裁選相場の半値押しですね。

※日経平均


今夜の米株市場、寄り付きは軟調な展開でしたが
下値を買う向きもあるようで下げ幅を縮小してきています。

エバーグランデのデフォルトリスクが
マクロマーケット瞬時に崩すことはないと思います。
「瞬時に崩れない」というのは、エバーグランデが仮にデフォルトしても
日米の株式が奈落の底に落ちるような下落にはならず
むしろ材料出尽くしで買われる可能性がある、と思っているということですが
「長期に」考えれば、習近平政権の政治リスクが中国景気を
長期的に減速させる可能性があるということですから、
中国の購買力に頼ってきた市場は頭打ちとなり減速していくと考えられる、
ということで、長期的にはマクロ市場への影響も出てくる可能性があると
考えています。これはエバークランデデフォルトリスクだけの問題ではなく
習近平政権の文革とも呼ばれる政治リスクが問題だという意味です。

鉄鉱石の下落などが典型的な事例ですが
習近平政権が掲げる「共同富裕」政策はわかりやすく言うと格差是正。
富裕層が蓄えた富を奪うことを厭わないという政策ですから
日本を始めとする世界の不動産を購入していた中国富裕層の資金が
回らなくなることで、緩やかに世界の都市部の不動産価格がピークアウトする
可能性があるかもしれません。
それから中国からのインバウンド再開も期待薄。

というように影響が出るところには著しく出る可能性はあっても
中国依存の大きくない国、セクターにしてみれば
全く関係ないという感じではないかと。

恒大集団の問題、中国は対応を心得ている-ウォール街の見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-21/QZS3FNT0AFB701

香港不動産王4人の資産、計67億ドル吹き飛ぶ-中国懸念で株価急落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-21/QZR9OTT1UM4201

中国経済、23年末まで想定以上に成長鈍化-BofAが予測引き下げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-21/QZRXTST1UM0W01?srnd=cojp-v2

というわけで、売りポジションの買い戻しの機会を探っていたのですが
ちょっと早すぎたか・・・今夕、全てのリスクオフポジションを買い戻して
キウイ円と日経平均を買ってしまった。

豪ドル円80.05円S ⇒ 79.67円買い戻し
豪ドルドル0.7305S ⇒ 0.7281ドル買い戻し
ユーロ円129.34円S ⇒128.58円 買い戻し
30008円S ⇒  29961円 買い戻し

30015円でロング
キウイ円77.02円でロング

NY時間に入るまで見るべきでしたね。
キウイ円77.02円ロングは77.33円まで上昇したものの
欧州時間にズルズル下落して昨日の安値を割り込んでしまった・・・。

というわけで76.55円でロスカット。損切りしました。

為替のポジション、現時点の水準から何を狙っていいのかわからないので
(クロス円も随分下げましたし・・・・)
現在ノーポジとなりました。
今週はFOMCも控えていますので、無理にポジション取るの止めます。

現在日経平均 27829円L + 30015円L です。

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米国債務上限問題。
8月に期限切れですがやりくりすることで10月くらいまではなんとか
特別措置でつなげるということで、
マーケットはこれをほとんど無視してきましたが、
いよいよ10月が迫ってきました。

米下院民主党は今日、債務上限を来年12月まで凍結し
政府機関閉鎖を回避するための暫定予算案の採決を実施することになっています。

共和党は、民主党が増税と財政拡大計画を推し進める限り、
上院で債務上限凍結の法案を阻止する方針を表明しており、
状況によっては、政府部門の閉鎖などの事態が考えられ
マーケットが急落するリスクをはらんでいる友言えます。

20日のカナダの総選挙は現職トルドー首相率いる自由党勝利。
次の注目は26日のドイツ総選挙。

ひろこのTwitter
https://twitter.com/hirokoFR


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