2021年9月13日月曜日

 日本株、週明け寄り付きは下げて始まりましたが大引けにかけて
買われる展開で日経平均もTOPIXも一段高。

エバーグランデのデフォルト危機など
中国リスクも気がかりですが、上海総合指数はご覧の上昇。
どうやら金融緩和期待で上がっているとの指摘が。


中国製造業PMIも50を割り込むなど減速感が見られる中国経済ですが
中国人民銀行が預金準備率の追加引き下げなど
金融緩和を講じるだろうとの期待で中国株は上がっているとか?

アジア時間、中国株が弱いと日本株もそれに引きずられて弱いという
相場展開となることも多いのですが、当面その心配はないということか。
来年2月に北京オリンピックですので、その前にマーケットを崩すようなことは
ないというのがコンセンサスとなっているようです。

ZAIFXの動画で西原さんがそのように解説されていました。
西原宏一×大橋ひろこ FX・投資作戦会議(9月号)
習近平の文革開始で中国売りは加速するのか?
 https://youtube.com/watch?v=QAbDvMu9xZw

ともかく、日本株は兎にも角にも総裁選~衆院選で
外国人投資家らがまだ誰になるかもわからぬ状態で
とりあえずアンダーウエイトにあった日本株を買ってきているところで
総裁選が行われる9/29近辺までもうひと相場ありそう(期待)

日経日経平均CFD27829円+29718円Lは継続

心配なのが米株。
今夜もGAFAは上値が重いですね。
ナスダック総合、S&P500も続落の様相。
ダウだけが反発しています。

先週のAppleの課金ルール変更命令の件もネガティブ材料ですが
いよいよ民主党バイデン政権の増税案が審議されるようです。

米民主党、下院委で大統領案下回る法人税率26.5%提案へ-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-13/QZCDZQT0G1KZ01
米下院民主、法人増税や富裕層向け付加税を提案へ=関係筋
https://jp.reuters.com/article/us-house-democrats-idJPKBN2G80LS
・3.5兆ドル規模の財政政策の一部財源に
 暗号資産(仮想通貨)とたばこを巡る税を検討
・米企業の海外所得の最低税率:10.5%から16.5%に
・所得が500万ドルを超える個人に対する3%の付加税提案
・法人税率:現在21%を26.5~28%へ引き上げ提案
・キャピタルゲイン税の最高税率:現行の20%から25%への引き上げを提案

14、15両日に審議する予定だそうですが、
3.5兆ドル規模より減額されるだろうとはいえ、大規模財政支出計画が
あるわけですから、増税の話がセットになってくるわけね。

特にキャピタルゲイン税の引き上げは株式市場嫌気しますよね。

というわけでやはり9月は米株の調整の月となりそうな予感・・・。

為替市場は特に大きな動きは見られません。
米金利がもみ合いで方向がなく、結局ドルにも方向感が出ない状態。

ポンドとキウイのロングはアゲインストながら継続。

ポンドドル  1.3865ドルL(STOP1.3710ドル)
キウイドル 0.7136ドルL (STOP0.7070ドル)

ひろこのTwitter
https://twitter.com/hirokoFR


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