2021年10月5日火曜日

 今日の日本株の下落には参りました・・・
29000円台で買ったポジションは見事にロスカットされました(泣)

今日は岸田新内閣発足の日ですが手痛い洗礼。
日経平均 ▼326.18円 28444.82円 28500円割れ
そして日経平均先物、夜間で 27600円台まで下げています。


今日は29000円台で寄り付いたので先物市場は週明けオープンから
1400円くらい下げたことになります。

売り材料は複合的かと思います。

①中国リスク~売りを加速させたニュースは恒大集団。

中国恒大の株式、香港市場で売買停止-部門の過半数株売却報道も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-04/R0FH66T1UM1301

これを受けて香港ハンセン指数が下落。
この中国リスクは日本が代替となって売りを受け止める結果となりました。
そう、中国市場は国慶節で休場なのです。
上海市場が動かない中で、日本株市場がアジア時間のリスク回避の
ヘッジ売りを引き受ける形となったとみられます。

ただ恒大集団はほぼデフォルト状態にあり
今更取引停止になったところでこんなに反応するものかと
やや驚いているところ、、、、。

②米国債務上限問題+FRB高官相次ぐ辞任でパウエル議長再任への懸念

これは昨日のブログに書きましたので割愛しますが、
さらにクラリダFRB副議長も問題の金融取引が非難されており
早々に辞任するものとみられます。

クラリダFRB副議長が株式ファンド購入-パウエル議長声明の前日
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-02/R0BOICDWRGG401

今夜の米国株市場も全面安です。
特にナスダック総合指数などのチャート形状が一段と悪化していますね。
一目均衡表 遅行線はロウソク足実体を割り込み、雲も下抜けてしまった

③インフレリスク 原油高

今夜WTI原油は今年の最高値を更新、78ドル台に乗せています。

今日のOPECの閣僚級会合はあっという間に終了したようです。
従来計画通りの減産枠縮小(増産)に留めるということであっさり合意。
市場の一部には原油高から増産の上積みがあるのでは、という期待もあった
ようですが打ち砕かれました。原油に関してはOPECプラスの生産調整で
価格高騰を抑制できる、との見方があるのですが抑制して欲しいのは
消費者側(買い手)であり、生産者側は価格が高いほうがいいわけで・・・・

いよいよ100ドル予想も出てくる事態になってきました。

原油は今冬1バレル=100ドル突破も、経済危機誘発の恐れ-BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-01/R0AT5JDWX2PS01

そもそも天然ガス上昇が止まらない事態になっており
ガスから原油へのシフトが起きるという見方です。
天然ガス価格は原油換算で既にバレル当たり約190ドルに相当する水準。

※天然ガス先物


ブラード・セントルイス連銀総裁が今夜も
インフレがFRBが想定しているように一時的ではない可能性に言及しています。

米長期金利は今夜一時1.5%台へと上昇しています。
ただ、全体がリスクオフ気味なので、債券買いも旺盛なようで
一方的に金利が上がっていく要な状況でもないですね。

④岸田新内閣発足、ご祝儀相場とはならず・・・

岸田総裁の掲げる「成長と分配の好循環」とは?
成長なくしての分配だと単純に増税が脳裡をよぎるのですが、、、
一律の金融所得課税引き上げの方向だと日本株から資金が逃げていきます。
所得倍増計画実現のための具体的なマクロ経済政策を打ち出せるのか、
そして金融所得課税は投資家らの不安を払拭できるような内容になるのか。
やっぱり岸田さんは緊縮方向だ、との認識が
日本株を叩き売る一因となっていなければいいのですが、、、

岸田新内閣の評価、エコノミスト村上尚己氏に伺っています。

10/4 村上尚己のマーケットニュース
岸田新内閣の経済政策は反成長?日銀金融政策は? 
https://youtu.be/eELa0v9m7YY


というわけで不安材料が多いので、やややりすぎなんじゃないの?
と思う日経平均の下落ですが、まだ買い向かうのは止めておきます。
29010円Lは28750円でロスカット・・・
もともと持っていた根っこの27829円Lは
今日の下落にビビって28500円割れ水準で手仕舞っており
ここではなんとか利益を確保しましたが、今日の急落は想定外でした。。

ダウCFD34433ドルSは継続。
ドル円110.38円Lですが110.93円で手仕舞いました。

リスクオフの円高なんだもの・・・・
といいますか、売られているのはドルだけです。

※通貨インデックス一覧

       


というわけでドルストレート通貨でのドル売りに妙味ありですので
ドルカナダを1.2626ドルでショート(カナダ買い)してみました。

天然ガス、石炭上昇で豪ドル狙いでしたが明日RBA理事会があるため
その結果を受けてからでいいかな、と思い原油高の恩恵のあるカナダを選択。

ポジションはダウショートとカナダドルロング。


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