2021年11月11日木曜日

 いや~米国の消費者物価指数びっくりしました。

10月消費者物価指数CPI:前年比+6.2%(予想:+5.9%、9月:+5.4%)
            前月比+0.9%(予想+0.6%、9月:+0.4%)

10月消費者物価コア指数:前年比+4.6%(予想:+4.3%、9月:+4.0%)
            前月比+0.6%(予想+0.4%、9月+0.2%)

米CPI推移前年同月比


前年同月比+6.4%で6%台に乗ったってことも驚きですが
前月比で+0.9%ってのがもう、、、、
たった一ヶ月で1%近く物価が上がってるってことですよ。
日本が何年かけても上がらない物価が…。

というわけで金がぶっ飛びました。
米金利が軒並み上がっているというのに、です。


米国債利回り2年~30年 軒並み上昇開始・特に短期債の上昇大きい


インフレヘッジとしてのGOLDに資金が入り始めたようです。

タイムリーに今日はひろこのウィークリーGOLDで
江守哲氏による米インフレとGOLDについて取り上げていただいています。。

【ひろこのウィークリーゴールド】
エモリファンドマネジメント 江守哲氏

<1800ドルを超え、動き出した金相場>
『インフレの実態とゴールド』
https://youtu.be/DRlXnDeE3Xs

◆ 米平均賃金推移
◆ 日米CPI
◆ 米インフレスワップレート
◆ ドル指数/FFレート/実質金利

米国の利上げが早いかもしれないという思惑が強まるでしょうから
米株に関しては上値が重い印象ですが、暴落するという風でもありません。

為替市場ではドル高になりますね、こりゃ。

※通貨インデックス一覧
       

おかげで利が乗っていたドル円ショートも買い戻しを余儀なくされました。
ドル円ショートうまく言ってたのにCPI一発で利益が吹き飛びました。
ロスカットではありませんがポジションがなくなりました(´・ω・`)

ドル円113.59円S ⇒ コストで消滅
キウイドル0.7134ドルL ⇒ 0.7100ドルでロスカット

豪ドル円84.88円Sのみ継続ですが、、、

今夜はキウイ円80.68円でロング参戦。
米インフレと金利上昇に触発されてリフレトレードが再開するかも?
どうかな、、、もしリフレトレード再開なら
最もインフレに遠いのが日本なので円売りでいいと思うんですが。
豪ドル円Sかキウイ円Lどちらかは失敗したらさっさと撤退。
豪ドル売りは鉄鉱石下落、中国リスクと
金融政策はハト派的で慎重だから、、なんですが
クロス円上昇が勢いづいてくるようなら豪ドル円も上る可能性があり
そのときにはカットします・・・・

しかし日経平均CFD27410円L 継続していますが
継続でいいんだろうか、、、と悩んでいるところ。
備忘録的に書いておきますが中国のPPIの数字がヤバめ。

10月中国生産者物価指数(PPI)前年比 +13.5%、予想 +12.4%


1995年以降で最も高い伸びを記録しています。
石炭などのコモディティー価格の高騰が背景。
企業収益は一段と圧迫されているとみられます。

そして中国のCPI、消費者物価指数
10月中国消費者物価指数(CPI)前年比 +1.5%〔予想 +1.4% 9月 +0.7%)

あれれ、PPIほどには上がっていませんよね。
生産者物価指数と消費者物価指数にかなりの乖離があります。

生産者物価PPIは、製品・サービスの最初の生産者が受け取る価格。
消費者物価CPIは、我々消費者が支払う価格。

ここに乖離があるということは、モノを作ったりサービスを提供するコストは
あがっているのに、消費者が支払う額が上がっていないということで
インフレなのに景気が悪い=スタグフレーション??と推測されるわけです。

もし消費者に元気があればPPI上昇につれて今後CPIも上がってくるはず。
確かに10月のCPIはぴょんと跳ね上がっていますが、PPIに比べると、、、。

中国北京では来年オリンピックが開催されるということで
コロナの感染拡大許すまじ、のムード。

中国 感染源情報の提供者に約180万円の謝礼金
https://news.yahoo.co.jp/articles/bef0b835b7ac4869f21ed8a71f102b128a0e1540

それでも感染者は広がりつつあるようです。
中国国内、新型コロナ新規感染者43人確認=中国報道
https://news.yahoo.co.jp/articles/c71c5bf6146de9a628ce62a492f3b7c6f6398165

となると、経済を止めて感染拡大の抑制に動いているだろうことが
推測されるわけで、これが景気を冷え込ませていると考えられます。

この影響は少なからず日米の経済にもあるように思いますが
どのような形でマーケットに織り込まれるかはわかりません。
日本株市場にはすでに織り込まれているんでしょうかねぇ・・・。

10日日経平均 ▼ 178.68円 29106.78円

さて、原油の価格を動かしかねない材料、
バイデン政権が今週にもSPR石油戦略備蓄放出を発表するかもしれない件。
9日発表のEIA見通しを参考にするとのエネルギー長官の発言がありましたが
小菅氏@kosuge_tsutomuのTweetがわかりやすい。

https://twitter.com/kosuge_tsutomu?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

先程流れてきたニュースですが
アメリカ国旗バイデン大統領が国家経済会議(NEC)に
エネルギー価格高騰への対抗措置を模索するよう指示したとか。

今夜原油は金利高、原油高、そして米国の対策警戒で上値が重いようです。

※WTI原油
 

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