2022年1月5日水曜日

 1・大発会、ご祝儀相場か日経平均大幅高
2・円安ドル高、5年ぶり116円台へ 
3・米金利上昇継続、長期金利1.68%台へ~IG起債の影響?
4・OPECプラス、2月も原油増産ペースを維持
     現状は日量40万バレルの増産方針"変えない"方針
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1・日本株全面高

寅年大発会。幸先の良いスタートです。
日経平均は 510.08円高の29301.79円

3日の日経新聞が
政府は再生可能エネルギーの普及のために次世代送電網を整備する
総額2兆円超の投資を計画と報じたことで関連銘柄が大きく上がった他、
トヨタなど自動車の立ち直りもセンチメントを明るくしました。

Appleの時価総額が3兆ドルを超え。東京証券取引所1部に上場する
企業全体の時価総額、およそ730兆円の半分近い水準とあって
そりゃ日本市場もっと頑張らなくちゃ。
ダウ平均のPERは21年末時点で22.61
日経平均のPERは同13.80です。もうちょっと評価されていい。

日本でもオミクロン株の感染拡大が気がかりですが
岸田政権が過剰反応で緊急事態宣言など発令することとなれば
勢いが削がれるリスクになるやも。

まずはテクニカル的にいいところで止まっていますので
このレジスタンスラインを明日超えられるかどうか。

※明日は最初の難関、このレジスタンスラインを超えられるか・・・

2・ドル・円5年ぶり高値、米早期利上げ観測を巡り118円目指すとの声も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-04/R55PJEDWLU6H01
昨年11/25の高値を抜けたら吹き上がりました。
これ、売り玉が踏み上げられた(ショートカバー)的な値動きにも見えますが
クロス円の上昇を見ると、しっかりとボリンジャーの1σで反発している形状ですので
強い上昇トレンドにあるのかもしれません。
今日4日の値動きに限ってみれば、ドル高というより「円安」なのです。

※通貨インデックス一覧 円安が顕著・・・リスク選好相場?

3・起債による金利上昇?
Tomo氏(@popo_hamu_s)Tweetより

本日の金利上昇の理由の一つが、この前スペースで話した「起債」です。企業が資金調達のために債券を発行します。供給イベントなので金利上昇要因になります。

どのメディアもフォローしていない情報がTwitterにあったりするので
Twitterは侮れない情報源。なるほど社債市場での空前の起債が債券市場での
需給の悪化をもたらし、金利上昇につながっているということね。

※米国債利回り一覧 殆どの年限で上昇継続


FRBが本格的に利上げする前に金利が上がらぬウチに資金調達してしまおう、
と考える企業がたくさんあって不思議はないですが、
社債市場の需給が国債市場で金利の上昇をもたらしていたとは。

前段のブルームバーグ記事にあるように、
足元のドル円上昇は
・米早期利上げ観測
・オミクロンピークアウト楽観論
・リスクオンの円売り
と解説されているものがほとんど。
確かにそれも間違いではないのですが・・・・
起債ラッシュがされば金利上昇も一服するかもね。

ただ、相場にはモメンタム(勢いやトレンド)というものもあって
この値動きに乗り遅れまいとする向きが参入してくることで
短期的にこの動きが加速するってシナリオもありますので、
流れにはさからうな、でしょうか・・・。

ポジションはユーロドルのショートは生き残っていますが
ドル円上昇につれてユーロ円も大きく上昇していることから
ユーロ円ショートはコストで消滅しました・・・・。

ドル円の強さを見て115.43円で飛び乗ったのですが
まさか116円台超えてくるとは。
2016年の高値118円台まで抵抗が見当たらないチャートなんですが
まさか年初から面合わせに行くのでしょうか。
ドル円ロングは115.50円を割れたら手仕舞うこととします。
※ドル円週足

ユーロドル1.1334ドルSは継続。

4・OPECプラス、2月も現行の増産維持 オミクロンの影響一過性
https://jp.reuters.com/article/oil-opec-idJPL4N2TK2PX?il=0
原油価格上がってきたんだから、もっと生産量増やしてもいいじゃない、
という考え方もあるんですが、毎月「日量40万バレル」づつの増産計画を
変更しないOPECですが、その理由のひとつが「生産能力」
一部加盟国の産油能力が様々な事情で生産枠に満たない状態が続いています。
リビア、ナイジェリアなどなど・・・
国際エネルギー機関(IEA)試算では
OPECプラスの産油量は昨年10月は日量73万バレル、
11月は日量65万バレル、目標を下回っています。
生産量を増やしたくても増やせない、というのが実情かも。

というわけで、原油価格はなかなか崩れませんね。
インフレもなかなか収まらない可能性が高いということでもあります。
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■DXで経常黒字縮小 クラウド支払い、1~10月赤字1兆円超(12/11の記事)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA0267K0S1A101C2000000/
・米IT大手が強いクラウドサービスなどの海外への支払い超過が1~10月に1.1兆円を突破
 (基幹システムを海外に頼らざるを得ない国内産業の弱さ)
 ~国際収支統計-経常収支「コンピューターサービス」赤字幅前年同月比1.3倍に急増
 (2兆5198億円だった同じ期間の貿易黒字の5割近くを帳消しにした計算)
 ~20年度のクラウドサービス市場規模は前年度比22%増の2兆8750億円
アマゾンのAWSがこの分野では有名ですが、
国内のクラウドサービスは育っていないんですねぇ。。。

コロナ禍、日本はワクチン輸入もそこそこ円売り材料となっているはずですが
DX推進によるシステム使用料(サブスクモデルなら恒常的に出続ける)
円売り材料も存在している、ということです。

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