2022年5月6日金曜日

GW前半、国内小旅行してました。
少しづつ日本も活気が戻っていますね。

今日はGW中の主要な金融ニュースをまとめました。
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【米国~ドル】~Q1GDPまさかのマイナス成長も…
    ~FOMCはややハト派的も市場は懐疑的、再びドル金利上昇へ


◆4/28(木)1-3月期GDPマイナス転落、7四半期ぶりマイナスへ


・22年Q1GDP 前期比年率▼1.4%(予想+1.0% 前期+6.9%)
・国内の需要回復を踏まえた輸入の増加が背景。
   貿易赤字は過去最高水準で推移しており、GDP統計にはマイナスに働く。
・輸出がロシアウクライナ戦争で減少した反面、輸入は+17.7%と堅調。
   貿易赤字拡大が GDPを 3.2%押し下げた➡需要堅調で景気は悪くない。 

マイナス成長とのヘッドラインには驚きましたが内容は悪くないとの見方が強く
数字が発表された28日、米国株市場は全面高の展開。
(翌日は大きく下落しましたが)

★★5/4㈬ 5月FOMC 0.5%利上げ決定 6・7月も0.5%利上げ示唆

・0.5%利上げしFF金利は 0.75~1.00%へ
・6月1日からバランスシート縮小開始 月額475億ドルからスタート
                  (米国債 300億ドル/MBS 175億ドル)
・QT、3ヶ月後には米国債600億ドル、MBS350億ドル計950億ドルに拡大
・パウエル議長「FOMCは0.75%利上げを積極的に検討していない」 
・中立金利水準、2%から3%を想定(インフレ率から鑑みると低いよね) 

~S&P500種はFOMC会合直後の反応としては2011年以来最高のパフォーマンス
~利上げがあったケースに絞れば、少なくとも1990年以来の大幅上昇を記録

パウエル議長の会見からドルが売られ、株が大幅高へ。
FOMCが想定する中立金利は年内に予想される利上げの範囲内であることと
事前に0.75%利上げ観測が強まっていたもののFOMCはそれを否定したことで
今回の会合はハト派的だった印象です。

しかし、株が上がればインフレがなかなか沈静化しないというもの。
すでに後手に回ったと非難されているFRB、
こんなに市場に優しいやり方でインフレ抑制できるのか?
あるいはインフレのピークアウトの予兆でもつかんでいるのか?

FOMC直後はドル安が進みましたが、翌日は再びドル金利上昇、ドル高基調回復。
ドル強気は収まりそうにありません。
FOMC翌日の5日の米株市場は全面安でスタートしています。
昨日の株高はただのショートカバーかな。

※米国債利回り一覧 10年祭利回り3%再び回復 上昇止まらず。
※米国主要株価インデックス一覧

【日本~円】~ドル円4/28日銀会合後に130円台へ急伸
    ~ただしクロス円は4/20~22にトップアウトしている
    ~英国シティにて岸田首相「インベスト イン 岸田」所得倍増計画アピール

★★4/28(木)日銀金融政策決定会合 変更なし!
 

 ・大規模な金融緩和策を維持
 ・指し値オペ、原則として毎営業日連続で実施する方針示す
  (決定後の初日営業日の5/2は応札なし)
 ※指し値オペ=YCC政策において10年物国債を
        0.25%の利回りで無制限に買い入れる公開市場操作
 
 ・経済・物価情勢の展望(展望リポート)
  円安牽制などの指摘はなく円安は日本経済にプラスと容認するスタンス明確に
   
◆5/6(木)岸田首相、ロンドン金融街シティで「所得倍増プラン」表明

・温室効果ガスの排出削減に向け「今後10年間で官民協調により
  150兆円の新たな関連投資を実現
・「新しい資本主義」の具体策として、日本の個人金融資産約2000兆円を
   貯蓄から投資へと誘導する「資産所得倍増プラン」を始める
・行政が民間の呼び水となって、格差拡大や地球温暖化問題といった
   社会課題の解決を図るのが「新しい資本主義」
・少額投資非課税制度(NISA)の拡充や預貯金を資産運用に誘導する仕組みの創設
・科学技術・イノベーション / スタートアップ / グリーン・デジタル――への投資
・安全を確保した原発の有効活用を図る
   ~既存の原発1基が再稼働で年間100万トンのLNG供給と同じ効果

貯蓄から投資へ、のフレーズは新味はないだけでなく、
確か岸田さんは金融所得課税の増税を掲げていたのでは・・・・?
また、なぜこれまで明確にしてこなかった所得倍増プランを国内ではなく
海外で最初にお披露目するのかも不思議ですが、個人金融資産を動かすことや
原発再稼働に言及するなど方向としては悪くありません。
あとは、それをどのように進めるのか具体策が出てくるのがいつになるか。

バイ・マイ・アベノミクスは成功し、
海外投資家が日本市場にこぞって流入しましたが
インベスト・イン・キシダは成功できるでしょうか。

150兆と大風呂敷を広げたCO2削減プランが具体的となり、
税制面での優位性が確認できれば海外勢が再び日本に入ってくることも
期待できますが、本当にやってくれるかしら。

日本企業の国内回帰で日本の活力を取り戻す、という筋の話も
して欲しいな、、この円安は国力増強の好機なのですが。

【英国~ポンド】~金利引き上げもポンド売り込まれる

◆5/5㈭ BOE/英中銀、政策金利1%に上げ(0.75%から)
       ~10%インフレとマイナス成長予想


・MPCメンバー3人が50bp利上げ主張・6人が25bp主張-賃金上昇懸念
・今後数カ月の一段の金融政策引き締めが適切
・メンバー2人は一段の利上げが必要とのガイダンスに異論
・10-12月(第4四半期)は1%近いマイナス成長に陥る予想
・10月にインフレ率が10%を超える予想
・市場は政策金利が23年半ばまでに2.5%に達すると想定
・QTについては8月最新の方針を示す
・ブレグジット後開始した200億ポンドの社債は9月に売却開始

ベイリー総裁会見
「我々はもっと金利を上げるべきだと考える人々に同意しない」

10月にインフレ率が10%を超える予想ですが
Q4は1%マイナス、そして23年の経済成長率0.25%程度マイナス予想とな。

高インフレがすでに景気に影響し始めているということか。
つまり、断続的な利上げなど景気をクラシュさせるのでできないと。
これじゃポンド買えないわね。

【欧州~ユーロ】~今夏の利上げ観測もユーロ売り続く・・・


・ドイツ政府、今年のGDP成長率予測を2.2%に引き下げ(3.6%から)
・フォンデアライエンEU委員長
「ガス企業、ルーブルでの支払いに応じるべきではない」
 ~欧州ガス会社4社、ロシアに既にルーブルで支払いも
  ポーランドとブルガリアは拒否したため供給が停止されている
・5/3 ECBのシュナーベル専務理事 
 「現時点の見解では7月の利上げがあり得る」
・5/5 ECBチーフエコノミスト、レーン専務理事
 「ECBは政策金利をプラス圏に引き上げる一連の利上げの準備を進めている」

米国、英国、豪州、NZ、カナダとすでに利上げを開始していますが
欧州はまだ利上げに踏み切っていません(日本もだけど)
7月利上げ開始観測がありますが、ロシア制裁の影響も免れないことから
ユーロは軟調地合いが続いています。
 
【豪州~豪ドル】 ~RBAサプライズ大幅利上げも上昇続かず
 
★5/3(火)RBA豪州準備銀行 0.25%利上げし0.35%へ


 ・2010年11月以来11年半ぶりの利上げ決定
 ・1~3月CPI +5.1% 20年ぶり高水準
 ・量的緩和は2月に終了している
 ・40bpの利上げを含む選択肢も検討した
 ・ロウRBA総裁会見「年末時点の金利見通しは1.50-1.75%」超ハト派(゚ロ゚)w
 
 ※豪州では21日に総選挙、総選挙実施月に豪中銀が金利を動かすのは07年以来
 
豪州も高インフレで利上げに踏み切ったものの年末までに1.75%程度までとは
米国と比較すると随分緩やかなペース。まあ、インフレ率が米国ほど高くない。
豪ドルも買い難いですね。

ポジションは
豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 継続

ポンド円162.80円ショートはコストで消滅。
BOE後ポンドドルを1.2448ドルでショート参戦。

FOMC直後にドル円をショートしてドル売り参戦したんですが
今日すでにドル円再上昇しちゃって、結局薄利で撤退。

ここからの戦略はやはり当面ドルロングがいいかな。。。
明日は雇用統計です。

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