1・インフレ鈍化の兆候、PCE個人消費支出前月比マイナスへ
2・ドル金利低下、ドル円下落の兆候でクロス円下落へ?
3・リセッション警戒、コモディティ市況総崩れ?!
4・スウェーデンも0・5%の大幅利上げへ
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1・インフレ鈍化の兆候、PCE個人消費支出前月比マイナスへ
注目されたインフレ指標が今夜のマーケットのリスクオフのトリガーに。
◆米・5月PCEデフレータ:前年比+6.3%(予想:+6.4% 4月:+6.3%)
前月比+0.6%(予想:+0.4% 4月:+0.9%)
◆ PCEコアデフレータ:前年比+4.7%(予想:+4.8% 4月:+4.9%)
前月比+0.3%(予想:+0.5% 4月:+0.3%)
~燃料や食品などを除いたコアPCE価格指数、3カ月連続の鈍化
~4月+0.6%からインフレの伸び率が予想以上に鈍化、年初来で最小
◆米・5月個人消費支出(PCE):前月比+0.2%(予想:+0.4%、4月:+0.6%)
~前月の+0.6%(改定値)から伸びが鈍化
★インフレ調整後実質PCE:前月比▼0.4%(予想:▼0.3% 4月:+0.3%)
~今年初の減少へ。根強い物価上昇圧力が家計を圧迫していることが背景
インフレはピークアウトした、という観測が強まる中、
米金利がさらに低下、10年債利回りは 一時3%大台を割り込みました。
2・※米国債利回り一覧 米金利上昇は終わったか?
米金利低下圧力が強まったことでドル円、クロス円が軟調。
ドル円相場は調整入が濃厚でしょうか?
金利低下でも米株が上がりません。
これは景気後退懸念がリスク回避を強めているものと考えられます。
7月に入ると4-6月期決算発表シーズンとなりますが
業績見通しの下方修正リスクにも警戒が必要。
FRBはリセッション招く公算、08年並みの景気後退も-アーノット氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-30/RE9X0HT1UM0W01
3・コモディティ総崩れ
インフレの根底にある商品市況ですが、需要減退が警戒されていると見られ
今夜は原油も大きく下げ歴ています。銅や鉄鉱石などが崩れているのは
中国に活力がないことの現れでしょう。
ゼロコロナ政策を続ける中国経済に期待できないだけでなく
米国の経済にも暗雲が漂い始めた。。。
となると、景気後退があるかどうか、という議論から
それはどの時点で到来するのか?いやすでに景気後退に入っているのでは?
という見方があらゆるリスク資産からの資金流出を急いでいるものと思います。
4・スウェーデン中銀、0.5%利上げ インフレ抑制へ追加引き締め方針
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N2YH1TB
インフレがピークアウトしたかも、というのは米国、商品市況の話。
それぞれの国の事情でインフレ上昇が続くあるいは高止まりという状況は続いており
スウェーデンも20年ぶりの大幅利上げに踏み切りました。
世界が利上げに踏み切らざるをえないというのも
世界の景気後退をさらに加速させる要因ですね。。。
ドル金利低下でドル安基調が強まるかもしれない、ということで
ポンドドル1.2199ドルS ➡ 1.2138ドルで買い戻し
ユーロドル1.0515ドルS ➡ 1.0405ドルで買い戻し
再びノーポジ。
ドル円を売りたい衝動に駆られますが、、、
明日から欧米は下半期入です。
流れが変わる可能性があるかどうか見てから戦略を練り直します。
今週のひろこのスペシャリストに聞く!は大倉キャプテン登場!
豊トラスティ証券 シニアFXストラテジスト 大倉たかし氏
<景気後退はテールリスクなのか?>
『円安の臨界点』
https://youtu.be/u7_zE98h6EI
◎米国株はベア相場入り?
◎本当のテールリスクは今市場は景気後退懸念を強めていますが
もはや景気後退ハテールリスクではない、と大倉さん。
大倉さんが懸念するテールリスクは世界恐慌?!
その時、円はどうなる?
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