2022年8月24日水曜日

 今夜は弱い米指標受けてドルが急落する局面が。

◆米8月製造業PMI:51.3(予想:52.0 前回:52.2)
  サービス業PMI:44.1(予想:50.1 前回:47.3)

※製造業PMI
 

※サービス業PMI 景気の分かれ目、50を大きく割り込む
◆米7月 新築住宅販売
 販売件数 51.1万戸(予想 57.5万戸、前回 59.0万戸)
 中間価格 43.94万ドル(前回 41.49万ドル) 
 平均価格 54.68万ドル(前回 45.73万ドル)
 在庫水準 10.9ヵ月分(前回 9.2ヵ月分)

米国の住宅販売も悪化、在庫水準が10ヶ月分にも積み上がってきた。
また、サービス業PMIの悪化が激しい。

今日はユーロ圏、英国のPMIも発表され、
欧州、ドイツもサービス業PMIが悪い数字だったのですが、
米国の落ち込みが最も激しいことから
米金利低下、米ドル売りが大きくなったようです。

◆独・8月製造業PMI:49.8(予想:48.0、7月:49.3)
   サービス業PMI:48.2(予想:49.0、7月:49.7)

◆ユーロ圏・8月製造業PMI:49.7(予想:49.0、7月:49.8)
           サービス業PMI:50.2(予想:50.5、7月:51.2)

◆英・8月製造業PMI:46.0(予想:51.0、7月:52.1)
     サービス業PMI:52.5(予想:51.6、7月:52.6)
     
英国は製造業の落ち込みが深刻ですね・・・。

というわけで、ドル売りが大きくなりましたが
ここまで、26日のジャクソンホールシンポジウムでの
パウエル議長の講演に向けてドル買いが膨らんでいたため
ポジション調整が入ったためかと思われます。

ドル買いのトレンドが変わるような重要指標ではありません。
金利を司るのはインフレの指標です。
今夜の住宅販売のデーター詳細をみても、
価格はむしろ先月から上昇しています。

というわけでドルロングポジションはすべて継続。

ドル円が落ちたところを拾っています。
新規ポジション
ドル円 136.05円L

NZドル0.6375ドルS 
ユーロドル1.1438ドルS ポジション継続です。

米株は今夜も下落中。
欧米PMI悪化で景気の先行き懸念でしょうか?
それともドルが急落したものの金利はあまり下がっていないことから
ジャクソンホール会合への警戒が解けないということでしょうか。

NOTE
With Iran deal looming, OPEC+ weighs oil cuts
https://www.reuters.com/markets/commodities/with-iran-deal-looming-opec-weighs-oil-cuts-2022-08-23/

イラン核合意の再建が近い、との期待で
イランの制裁が解除されイラン産原油が市場回帰するとの思惑も重なって
原油価格が下がっていましたが、
イランの生産が回復した場合、OPECプラスは
原油の減産を検討する、との記事。

これを受けて原油価格が切り返しています。

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