2022年8月25日木曜日

 ジャクソンホール会合を控え、世界の金利が上昇しています。

※主要国短期債利回り一覧(2年国債)

英国とEUの金利上昇のスピードが激しいのですが
ユーロもポンドも下落基調から抜け出せません。
この記事にあるように、
足元では金利が為替市場の主たる材料ではないようです。

ユーロ安に歯止めかからずか、ECBが9月に0.75ポイント利上げでも

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-24/RH3ZFRT0G1KW01?srnd=cojp-v2
JPモルガン・プライベート・バンクのグローバル外為戦略責任者、サム・ジーフ氏は 「金利は特にここ1カ月、為替相場を動かす主な要因ではなくなっている。動かしているのは世界の成長ダイナミクスだ」とし、「インフレ期待を抑えるために成長見通しを悪化させるような大幅利上げは、為替相場の支えにはならない」と話した。

利上げで景気を冷え込ませてしまうような国には資金が向かわないということね。

今日は特に材料がない中、ロンドンフィキシングに絡む
ドル売りユーロ買いがユーロドル相場を大きく動かす局面が。

※ロンドンフィキシング
ロンドン市場において、金融機関の対顧客向け外貨取引の基準レートを決める
値動きを指す。(東京市場での仲値)
その日の両替のレートや企業との取引レートの値決めのこと。
ロンドンフィックスはロンドン時間16時。日本時間24時(冬時間1;00)

※ユーロドル5分足
これがユーロ下落トレンドを変えるというものではないでしょう。

ということでポジションはすべて継続していますが
26日のジャクソンホールシンポジウムでのパウエル議長講演に向けての
トレンドはこのイベント前後で材料出尽くしで転換する可能性もあるため
値動き見ながら手仕舞う事も考えます。

参院選が終わったら安定長期政権となるため岸田首相が動き出すと
指摘されていましたが、早速色々動きだしました。

政府 原発7基 再稼働目指す方針確認 次世代の原子炉開発検討へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220824/k10013785121000.html

今夏、国民に節電を呼びかけることもありましたが
エネルギー供給に不安がある国へ外国人投資家が資金を振り向けるとは
思えない、、、と不安に思っておりましたところ、

欧州、英国は今冬、計画停電も避けられない状況となりそうですが
日本はでは工場停止など産業界へのダメージとなるような
エネルギー供給不足が発生しないという安心感が、
海外マネーを日本に呼び込むことに繋がるかもしれません。

NISA恒久化を要望 資産所得倍増へ「成長投資枠」も―金融庁

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022082300767&g=eco
一般NISAと積立NISAの投資可能期間の恒久化、
非課税期間の無期限化、
そして年間投資枠の拡大に動くようです。
23年度税制改正要望に盛り込むものと考えられます。

国民が保有する1000兆円のキャッシュが
株式にシフトする流れを後押しするものと考えられ
株式市場にはプラスとなると思われます。

その代わりに別の部分で増税するなどと言い出さなければ
日本株市場にとってはいい流れです。

ジャクソンホール会合に向けてマーケットがあまりに構え過ぎな気もしますが
パウエル議長の講演、9月FOMC、QT加速などのリスクイベントで
米株が崩れることがあれば日本株も一緒に下がるとは思いますが
秋の株下洛は来年に向けての絶好の買い場となるでしょう。
私は注目の個別株はすでに買ってしまっています。。。💦

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
ロンドン在住の松崎美子氏にお話を伺いました。
ジョンソン首相辞任で波乱の英国。
電気代の高騰は洒落にならないレベルですよ。。。
このまま行くと年間90万近くも電気代がかかる可能性が。
(現在ですでに30万を超えているそうです)

猛烈なインフレ、そして深刻な景気後退に直面している英国。
利上げサイクル入りしていますが、ポンドはまだ下がる?
買い転換のタイミングは?
<利上げでも上がらぬポンド、スタグフレーション>
『ジョンソン首相辞任でどうなる英国経済』

youtu.be/aI0FXN6fHjc
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