2022年10月24日月曜日

 週末は松山セミナーで金曜夜から松山入りしていたのですが
なんとNY時間に介入があった模様。

円相場 政府・日銀が市場介入か 一時7円以上 円高ドル安に
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221022/k10013867051000.html

NHKによると144円台もあった?!
私が見ているブローカーのチャートは146円台ですが、
どこかで144円がついたということなのでしょう。
1ドル=151.90円程度まで円安ドル高が進んでいましたので
7円急落というのは、介入があったとみていいと思います。

9/22に実施された介入は2.8兆円でしたが
今回の10/21介入規模は4.4兆円という推測も。

日本は先週、円買い介入に300億ドル余り費やした公算大-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-23/RK7G19DWRGG001

※ドル円日足

さて、ここから。
介入は時間稼ぎ、ァンダメンタルズからはまだ円安ドル高が続く、
という考え方でいいでしょうか。

確かに貿易収支の赤字は今年20兆円規模になりそうとのことで
円安ドル高は実需のドル買い需要がトレンドを作っているという側面もありますが
それに加えて日米金利差拡大からの投資需要も加勢して相場を作っています。

その金利ですが、9月CPIやミシガン大学インフレ期待等の数字をうけて
11月12月両FOMCで0.75%づつの利上げがあるとのコンセンサスが
米市場金利上昇を加速させ、ドル一強相場を形成してきましたが
11月は0.75%利上げも、12月は0.75%の利上げは実施されないかも、、、
という見方が週末の市場で急速に広がったのです。

米国債利回り、一部で下げに転じる-利上げ減速見通しの報道で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-21/RK3T6UT0AFB401
5年債利回りが2007年以来初めて一時4.5%を上回った

★★FRB利上げの行方、12月のペース減速が焦点に
https://jp.wsj.com/articles/fed-set-to-raise-rates-by-0-75-point-and-debate-size-of-future-hikes-11666398644
ブレイナード理事らは、来月の会合後も0.75ポイントの利上げを実施することに不安をにじませている。10日の講演では、時間とともに利上げが実体経済に波及する点に触れ、ある時点で利上げを停止すべきとの考えを示唆した。

Fed Set to Raise Rates by 0.75 Point and Debate Size of Future Hikes
https://www.wsj.com/articles/fed-set-to-raise-rates-by-0-75-point-and-debate-size-of-future-hikes-11666356757
一部の政府高官は、今年の政策が経済をどのように減速させるかを確認するため、利上げペースをすぐに減速させ、来年初めに利上げを停止したいとの考えを示し始めている。

市場は次回も75bps利上げを織り込み済みだが、それをずっと続けるとは考えない方がいい。

政策金利が今回の利上げサイクルのターミナル水準に近づくにつれ、50bpsや25bpsといった段階的な引き上げに減速させるのが適切。

12月FOMCでの利上げが0.5%、あるいは0.25%になる可能性が出てきた?!
現在のFFレートが3.0~3.25%ですので
11月0.75%利上げで4.0%、
その後12月仮に0.5%なら4.5%まで金利が引き上げられますが
来年以降停止されるなら4.5&がターミナルレートということか?

米金融政策の終着点が見えてくれば
市場金利上昇も一服するでしょうし
ドル一強相場も転換するかもしれません。

※米国債10年債利回り 4.33%でトップアウトとなるか?



※通貨インデックス一覧



この利上げ減速見通しを書いたWSJ紙のNick Timiraos氏は
著名なFedウォッチャーとして知られており
市場は、彼の記事はFedからのリーク記事だと受け止めるわけですが
いよいよFRBの金融政策の転換が見えてきた?と
市場はこれを好感、米国株はご覧の上昇となりました。

※米国株インデックス一覧
今秋は27日発表の米国の7-9月期のGDPに注目です。

第1四半期が前期比年率▼1.6%、
第2四半期が同▼0.6%と二期連続でマイナス成長
テクニカルリセッション入り、と騒がれましたが
今回7-9月気予想は 前期比年率+2.3%
プラス予想となっていますね。

今秋はドル上昇に歯止めがかかる反面、
ユーロが上がるかも。

ECB理事会が27日開催されます。

前回ECBとしては初めてとなる0.75%ポイントの利上げを実施
9月のユーロ圏消費者物価指数が前年比9.9%
今回10月ECBでも0.75%の利上げ見込み。

ポジションですが

ポンド円168.91円Lはポジション消滅、損切りです。
ポンドドル1.2870Lも損切りHIT

週末、介入後ポンド円とユーロ円拾い直していますが
                  
ユーロ円 144.63円
ポンド円 165.46円

リバ狙いなので欲張らずに週明け手仕舞うつもり。                                             
ドル円は戻り売りかな、と思っていますが、まだ自信はありません。

*************今秋の予定***************************
10/24(月)
●トラス英首相の後任を決める与党・保守党の党首選の立候補者締切(28日までに新党首決定)
●休場:NZ
25(火)
●9月全国百貨店売上高(14:30)
●独 10月 Ifo 景況感指数(17:00)
●米 8月 FHFA 住宅価格指数、米 8月 S&P コアロジック CS 住宅価格指数(22:00)
●米 10月 CB 消費者信頼感指数(23:00)

26(水)
●9月企業向けサービス価格指数(8:50)
●新規上場:リンカーズ(5131 グロース) 、Atlas Technologies(9563 グロース)
●米 9月新築住宅販売件数(23:00)

27(木)
●日銀金融政策決定会合(〜28日)
●新規上場:FCE Holdings(9564 スタンダード)
●ECB 定例理事会(ラガルド総裁会見)
●米 7-9月期 GDP 速報値(21:30)
●米 9月耐久財受注(21:30)
                                         
28(金)
●黒田日銀総裁会見/日銀「経済・物価情勢の展望」(展望レポート)
●10月東京都区部消費者物価(8:30)
●9月失業率・有効求人倍率(8:30)
●新規上場:pluszero(5132 グロース)
●ドイツ 7-9月期 GDP(17:00)
●米 9月個人所得・個人支出(21:30)
●米 9月中古住宅販売仮契約(23:00)

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