2022年11月2日水曜日

 11月です。
今週はFOMCにRBA,BOEと中銀ウィークですが、
今日1日、英国は延期していたQTを無事スタートさせました。

1・英中銀(BOE)保有債券の売却開始
2・豪中銀(RBA)政策金利0.25%引上げ決定
3・米国求人件数増加、FOMCのタカ派シフト警戒
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1・英中銀、保有債券の売却開始-142兆円規模のポートフォリオ圧縮へ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-01/RKNKLAT1UM0W01?srnd=cojp-v2

トラス首相辞任で英国トリプル安は沈静化。
正常化に向けて動き出していますが、
かといってポンドが買えるかというと、、、、
景気の先行きには不安が多く、英国買いとまでは自信がないですね。

英住宅価格、コロナ禍以降で最大の値下がり-金利上昇や政局混乱で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-01/RKO6BWT1UM0W01
平均価格は前月比0.9%下落、20年6月以来の大幅な低下
住宅価格は10%超値下がりする可能性、専門家が予測

金利を引き上げてインフレを潰す=景気を冷やすわけですから
住宅価格下落は政策の効果とも言えます。

木曜3日BOE会合では0.75%の利上げが見込まれています。
また11/17にスナク政権による中期財政計画が発表されますので
このあたりを確認するまでは本格参入し難いところ。


2・豪中銀(RBA)政策金利0.25%引上げ決定➡2.85%へ

利上げは今年5月以降、7会合連続。

5月に0.10%(実質ゼロ金利)を解除。
12年ぶりの利上げ(0.25%)に踏み切りました。

6月〜9月4会合連続で、利上げ幅は0.5%
10月に0.25%に利上げ幅を縮小させていましたが、
その後に出てきたCPIが強かったことで再び0.5%の利上げに拡大されるのでは?
という思惑が一部にありましたが、11月は0.25%の利上げにとどめました。

※豪消費者物価指数(CPI)3月期5.1%、6月期6.1%、9月7.3%(前年同期比)
~インフレは加速し続けています

オーストラリア準備銀行(RBA)声明
「今後一定期間、さらに金利を引き上げると予想」
「5月以降、金利を大幅に引き上げている」
「世界経済、家計消費、賃金・物価設定の動向を注視」
「将来の利上げの規模とタイミングは、引き続き今後のデータやインフレ、
  労働市場の見通しに関する理事会の評価によって決定」
「インフレ率を目標に戻すという決意を堅持し、そのために必要なことを行う」

為替市場、豪ドルは利上げでも上がらず。
予想通り~一部のタカ派予想は否定された、結果で売りが優勢。

まあ、今週はFOMCもありますからね。

3・米国求人件数増加、FOMCのタカ派シフト警戒

米9月求人件数は43.7万件増の1070万件、労働需要の堅調さ示唆
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-jobs-idJPL4N31X43U?il=0
・43万7000件増の1070万件
・積極的な利上げにもかかわらず、労働需要が依然として堅調

おかげで低下基調にあった金利が急上昇。
ドル全面高となっています。
流石に今夜も米株は軟調ですが、大きく崩れると言う風でもありません。

※米長期最利回り
FOMC~雇用統計と今週はイベントも多いので
今日もポジションは取らず様子見です。

NOTE
中国でひそかなロックダウン広がる-「ゼロコロナ」への反発強まる中
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-01/RKNZUNT0AFB401
地方当局者ら、コロナ制限措置をほとんど発表なしに導入
共産党大会終了以降にゼロコロナ措置は強化-野村の分析

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