2022年11月1日火曜日

 1・FOMC前にドル金利上昇、ドル独歩高の様相
2・中国からの資金流出、マネーは日本株へ?
3・欧州インフレ最高値更新、成長は失速
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1・FOMC前にドル金利上昇、ドル独歩高の様相


※通貨インデックス一覧 10/31(月)ドルインデックスのみ上昇中

 

政策金利を写す短期債市場では米金利がトップに躍り出ています。

※主要国2年債利回り一覧

FedウォッチャーNick記者の記事の影響なのでしょうか?
指標が弱くても金利先物市場では12月の利上げ幅が0.75%になる
可能性を完全に排除していません。

ん~今夜の米指標は冴えなかったんですけどね。

米・10月ダラス連銀製造業活動指数:▼19.4(予想:▼16.8、9月:▼17.2)
米・10月シカゴ購買部協会景気指数:45.2(予想:47.0、9月:45.7)10

ドル円相場は再び高値をトライしそうな勢い。

※ドル円日足
ドル独歩高の背景にはやはり中国アセットのキャッシュ化が影響している?

※人民元ドル
人民元は介入があったとされる10/26の水準をあっというまに下回り
売りが加速しています。元安=ドル高。

※香ハンセン指数 中国株からもマネー流出が続いています。
そこでこんな記事。

さらば ジャパンパッシング~日本株へ中国から資金逃避
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65475830W2A021C2EN8000/
世界の投資家が中国株から本格的に資金を引き揚げている。
売った資金が向かう第1候補が高い成長が期待できるインド株。
次が、安くて安定している日本株だ。

中国アセットの下落が続けは日本株が上がるという構図。

2・ユーロ圏、総合・コアのインフレ率が再び過去最高更新-成長は失速
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-31/RKM3TCT0AFB601

・10月消費者物価指数速報値:前年比+10.7%(予想:+10.3%、9月:+10.0%)

・10月消費者物価コア指数速報値:前年比+5.0%(予想:+5.0%、9月:+4.8%)
・7-9月期GDP速報値:前年比+2.1%(予想:+2.1%、4-6月期:+4.1%)
・7-9月期GDP速報値:前期比+0.2%(予想:+0.1%、4-6月期:+0.8%)
インフレ率は再び過去最高を更新。
GDP+0.2%に鈍化。予想は上回ったものの、
第2四半期の+0.8%に比べかなり成長ペースが鈍化してしまいました。

インフレが強いからといってECBは米FRBほどタカ派的になれないのは
景気が悪いから。景気に配慮すれば金融政策はタカ派シフトし難いというわけで
欧州はインフレ抑制が難しい状況にありますね。

となると、ユーロ売り再開か・・・?

今週はFOMCに雇用統計とイベントを控えていますので
無理にポジションは取らぬ方向で。

NOTE

10月為替介入額は6兆3499億円、円買いで過去最大を更新
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-31/RKLFV5T0AFB401?srnd=cojp-v2
・21日と24日以外は介入をほとんどしてないのでは?
・日次ベースの介入額は7-9月分が11月8日、10-12月分は来年2月に発表される見通し。

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