パウエル議長、今夜は下院金融委員会での半期に一度の議会証言。
昨日の上院での発言後、金利が急伸し株が大きく下落したことから
発言のトーンが慎重です。
■パウエル議長、「何も決定していない」と強調-利上げペース巡り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-08/RR7KKVT1UM0W01?srnd=cojp-v2
・「3月の会合に関しては何も決定していない」と述べた。
~昨日のパウエル発言で、
市場の利上げ折込はこれまでの0.25%から0.5%に変化している
短期金利は今夜も上昇しており
米国株は昨日に続いて売りが優勢。(半導体指数は反発)
ただし、大きく崩れていくような売られ方ではありません。
今週金曜に発表される1月分の雇用統計の発表がありますので
これを見極めたいということで大きく動きにくい。
株が下げているとはいえVIX(恐怖指数)は20以下水準にあり、
リスクオフ相場に発展しているというふうでもありません。
どちらも強かった。しかし、相場のネガティブ反応は限定的。
■米ADP民間雇用者数、予想上回る伸び-強い労働需要が継続
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-08/RR7EK9T1UM0W01
・2月の民間雇用者数は24万2000人増-予想20万人増
・なおタイトな市場環境が続いていることが浮き彫りに
■米求人件数、1082万件に減少も依然高水準-利上げの根拠揺るがず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-08/RR7J55T0G1KW01?srnd=cojp-v2
・1月の求人は減少も、予想1055万件を上回る1082万件
・年次改訂で昨年のほぼ全てが上方修正、3月は1200万件の新記録
ドル金利、米ドルの行方は週末の雇用統計で更に加速するのか
今の上昇の勢いがピークアウトするのか注目度は高い。
ユーロドルショート継続(ドル買い)です。
■今日はカナダ中央銀行(BOC)の金融政策会合で
カナダが利上げを見送りました。
コロナ禍に始まった世界のインフレと世界の中央銀行の利上げですが
カナダが主要国で逸速く利上げ停止を決めました。
■カナダ中銀、主要国初の利上げ停止 再利上げの余地も
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0807X0Y3A300C2000000/
・22年3月以来、23年1月まで8会合連続で合計4.25%利上げ ➡ 4.5%へ
・23年3月会合で利上げを見送る
・声明文
「経済状況とこれまでの利上げの影響を評価し、2%の物価目標に必要なら
さらに利上げする用意がある」
・1月CPI +5.9%
・22年10〜12月期GDPは前期比年率ベースで0.0%増と横ばいで、
プラス成長としていたカナダ銀の予測を下回った
インフレは+5.9%、ターゲットの2%より高いのですが
10-12月期の経済成長が止まってしまっています。
あまり引き締め過ぎると景気を冷え込ませてしまうリスクが。
これを受けてカナダ売りが優勢です。
※ドルカナダ 上方向に動く=カナダ売り優勢
※通貨インデックス一覧
今日明確なトレンドがあるのはカナダ売だけですね。
他通貨はほぼ十字線に近い。
金曜の雇用統計で、ドル買いが継続するか一転ドル売りになるかが
決定づけられると思いますが、今日の労働市場の指標をみると
雇用統計、強い数字が出そうなムードですが、さて。
NOTE
■経常収支、単月赤字額が1996年以降で最大 春節で輸出伸び悩み
https://jp.reuters.com/article/current-account-idJPKBN2VA00R
・23年1月の経常収支は1兆9766億円の赤字
~比較可能な1996年1月以降で最大
・うち貿易・サービス収支は3兆9401億円の赤字
➡「春節などの一時的要因と経済の弱さが混在している」
日本の赤字拡大、恒常的な赤字継続は円安の材料です。
■日本株独歩高の真相 海外勢の関心、日銀から東証へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD082300Y3A300C2000000/
■低PBR銘柄の株価上昇率 株主還元拡充銘柄が上位
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC0673Y0W3A300C2000000/
日本株の強さには上記理由も大きいと思われますが
中国のカントリーリスクも影響している可能性。
■習近平がアメリカを名指し批判して示す、中国経済の新しい方向性
https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20230307-00340183
3/6、習近平氏は全方位から中国を打倒しようとするアメリカとその同盟国を批判し、民間企業を中心に断固経済発展させる決意を示した
■「習近平は対米戦争を準備中」──ロシアの中国専門家が指摘
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101029.php
■「中国から資金持ち出せず」、著名投資家モビアス氏の発言が拡散
https://jp.reuters.com/article/china-outflows-mobius-idJPKBN2V8008
ゼロコロナ解除、リオープン期待の資金が中国市場に流れ込んでいましたが
その資金が抜けていく?
香港ハンセン指数
カントリーリスクがなく、割安放置にある日本株が
海外投資家にとっても魅力であると思われます。
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