2023年3月28日火曜日

 今夜の米国株、ナスダック総合指数は軟調ですが
ダウ、S&P500はプラス圏で推移。
ナスダックが弱いのは金利が反発基調にあるためでしょう。

※米国債利回り一覧

急低下していた金利がリバウンドしている=落ち着きを取り戻している、
ということで、株が買われています。
ハイテクの一角、ナスダックが弱いのは、この金融システム危機で
金利低下を材料に買われていたためで、金利上昇となると弱い。

ではなぜ今夜は落ち着きを取り戻しているかというと
破綻したSVBの買い手が見つかったというニュースが好感されたか?

●ファースト・シチズンズ、破綻したシリコンバレー銀買収で合意
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-27/RS5XU7T1UM0W01

また、先週末株価が急落したドイツ銀行もリバウンド。

●ドイツ銀行の株価が反発、財務の健全性をアナリストらが強調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-27/RS6I5ODWX2PS01

仮に銀行リスク、金融システム不安が一段落したとしましょう。
ここから米株は買いでいいでしょうか?

●株価の次なるリスクは企業決算、モルガンSのウィルソン氏が警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-03-27/RS6610DWRGG001

短期的に株が戻りを入れることがあったとしても
企業業績が悪化しているとか、景気後退懸念が台頭するようなら
株があがるとは思えません。
そうなれば利下げ期待で上がる、という見方もあるでしょう。
しかし、過去の利下げ開始局面って、株が大きく崩れるケースが多かった。
※FFレートとS&P00,ナスダック総合指数
利下げ開始期こそ、株の本格下落開始のトリガーかもしれません。

とかなんとか考えるとどうもリスクを取りたくない、、、
ということで、株ロング、利食えるうちに手仕舞っておきます。

ナスダックCFD12277ドルロング➡12742ドル
日経平均CFD26935円ロング➡27542円
ドル円132.03円ショート➡131.17円買い戻し
ノーポジとなりました。

金利リバウンドは米国だけでなく主要国すべからく。
となると、クロス円リバウンドですね。
どこで売りで入るかを模索するフェーズかと思っています。

※主要国短期金利一覧 NYのみリバウンドしていない💦
※ドル円クロス円日足
今夜はなぜか原油が強い。
金利高ですし、景気の先行きには懸念も台頭する中、なぜ?
これと言って材料がみつかりませんが、このところ
地政学が大きく変容し始めているので、ソレが背景になければいいですが。

一部にプーチン大統領が週末、べラルーシへの戦術核配備計画を発表
したことで地政学的緊張が高まったことが相場を支えているとの指摘も。

※WTI原油
※ブレント原油

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