2023年6月7日水曜日

 オーストラリア、利上げしました。
■Australia central bank warns of more hikes ahead after raising rates to 11-year high
https://www.reuters.com/markets/rates-bonds/australia-central-bank-raises-rates-11-yr-high-warns-more-hikes-likely-2023-06-06/

RBAは23年3月まで10会合連続利上げで 3.6%へ
4月RBA会合で利上げを見送り、利上げサイクル停止したのですが
5月利上げを再開。5月に0.25%引き上げし、3.85%へ

そして今回6月RBAは政策金利を 4.1%へ引き上げました。

4月月次CPIが前年比+6.8%となり3月+6.3%から加速していたこともあり
一部でさらに利上げする可能性が指摘されていましたが、
■豪4月CPI、前年比+6.8%に加速 中銀の利上げ圧力続く公算(5/31)
https://jp.reuters.com/article/australia-economy-inflation-idJPKBN2XM05L
・豪CPI、22年12月にピークアウトして下落基調となっていたが4月反発。
・自動車燃料や住居費の上昇が牽引

今日の反応をみると、追加利上げはマーケットにはやや驚きだったようですね。
このところ豪ドルの上昇が目立っていましたが
今日も材料出尽くしとなることなく、上昇が継続しています。

※通貨インデックス一覧

豪ドル、利上げ後の調整局面で買ってみました。
金利差によりエッジのあるクロス円で。
豪ドル円92.81円L  日足チャート⬇


豪ドル円月足チャートがかなり大きな上昇を
示唆しているように見えるんですよね。
100円目指すのでは・・・・? 月足チャート豪ドル円
その意味ではカナダ円も面白そうです。
同じく月足チャートがきれいに押し目完了で上昇しているように見えることと
明日、BOCカナダ中銀の政策会合があります。
今回も据え置き予想ですが、もし利上げがあればサプライズ。

カナダは1月、G7の中央銀行で初めて継続利上げの打ち止めを明言しています。
22年3月に利上げ開始、23年1月まで8会合連続で利上げ 4.5%へ

1月会合利上げを最後に利上げを一時停止する方針を示し
3月、4月会合では金利を据え置いています。(4.5%)

その後発表された4月CPIは予想に反してインフレ加速が確認されています。
これ豪州のパターンと同じよね。
カナダが金利を据え置いている間に豪州、米国と他国が利上げを継続。
米国には追い越されていますが、このまま金利を据え置くかどうか。

5/31に発表されたカナダ・1-3月期GDPは
前期比年率+3.1%(予想:+2.5%、10-12月期:-0.1%←0.0%)
予想を上回る強さで、前期のマイナス0.12%から大きくジャンプアップ。

ひょっとすると利上げがあるかも、ということで
カナダ円を104.11円でエントリー。ごくごく軽めに。
やっぱり据え置きなら下がるかもしれませんので。

これで原油がもっと上がってくれればカナダ買いが活きてくるんだけど
原油は上値思いですねぇ。。。サウジの追加自主減産発表にも伸びません。

■原油先物は下落、OPECプラス会合受けた上昇分消す
https://jp.reuters.com/article/global-oil-jun-6th-idJPKBN2XS02Q?il=0
サウジは7月に独自に追加減産を行うと発表、
同月の生産量は日量100万バレル減の900万バレルになる

減産の大部分はロシア、ナイジェリア、アンゴラの目標を現在の生産水準に
合わせて引き下げたものであり、実際の削減にはならない見通し。

一方アラブ首長国連邦(UAE)は生産量の目標を
およそ20万バレル拡大して日量322万バレルとすることが認められた。

■原油(2023年6月):OPECプラスの難しい舵取り
https://www.scgr.co.jp/report/survey/2023060660721/
制裁下にあってもロシアの原油生産・輸出量は高水準を維持しているものとみられ、公約した自主減産を履行していない可能性がある

生産能力回復を目指すアンゴラやナイジェリアなどは、
現状の生産能力を2024年生産枠に当てはめることに強く反発したとされる。

今夜の米国株市場もしっかりですが、
ラッセル2000の上昇が目立ちます。
銀行破綻の影響で銀行の融資基準が引き締められ
中長企業にとっては厳しい時代の突入、、、のはずでは?
ショートカバーでもはいっているのか、循環物色がこのセクターにも?

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち
  楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」
というジョン・テンプルトンの格言がありますが
中小型セクター株の上昇は悲観の中に生まれ、、、なのでしょうか?

あるいは、バブルへGO、最後の上昇が最も派手だといいますが
いずれ到来すると考えられている景気後退の前に
もう一相場やるつもりなのか・・・?

世界銀行は今年の世界の経済成長率を上方修正しています。

■世銀、23年の世界成長率予測を上方修正 24年は引き下げ
https://jp.reuters.com/article/worldbank-outlook-idJPKBN2XS180?il=0

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