今週メジャーSQを控え、日本株踏み上げ終了?
印象的な陰線示現。
※日経平均 ▼593.04円 31,913.74円 今年に入って2番目の下げ幅
SQに向けた踏み上げ終了で、気がついてみたら高すぎる株価への
利食いが旺盛になったというところでしょう。
日銀の植田和男総裁が7日の衆院財務金融委員会で、
日銀が保有するETFについて
「物価安定の目標の実現が近づいたら具体論について金融政策決定会合で議論し、
適切に情報発信していきたい」と述べたことをうけ
日経平均の下げ幅が拡大する局面があった、
との指摘も見られますが、これは後付けでしょう。
ただ、日本が異次元緩和のしすぎでハイパーインフレになるという懸念に対し
日銀の50兆を超える日本株ETFの売り浴びせというカードが
日本のバブル的インフレへの歯止めになるため
何ら心配はないという指摘もまた頷けるものでもあります。
短期的には調整入り局面となるかもしれませんが
超長期的に見れば、
その調整局面で日本株を拾いたい向きも多いと思われ
意外と下がらない可能性もありますね。
下がったところは狙っていた個別株を拾う好機となるでしょう。
為替市場は、日本株の調整にもドル円はあまり動じず。
むしろNY時間になってドル円相場、上昇基調を強めています。
きっかけはカナダ。
昨日のブログでも書きましたが、今年1月の利上げを最後に
3月4月と利上げを見送っていた(停止していたカナダが
追加利上げに踏み切るサプライズがありました。
■カナダ中銀が予想外の利上げ再開、政策金利4.75%に-景気過熱に対応
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-07/RVVZ4SDWRGG001?srnd=cojp-v2
・ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、
今回の利上げを予想していたのは約5人に1人だった=サプライズだった
サプライズだったためカナダの金利が上昇。
今週6日にはRBA豪州も追加利上げを実施していますが
豪州もまた4月会合での利上げを見送っていたのですが
5月に利上げを再開し、5,6月と利上げを続けています。
この流れは他国に波及する可能性があり、
それはやはり米国においても同様のことが言えるのではないか、
というセンチメントに傾いても不思議はないでしょう。
※主要国短期金利比較 豪州やカナダの金利が大きく上昇
Fedウォッチは7月FOMCでの利上げを織り込む状態続く
※米国債利回りは上昇基調を強める
この状況にあって、日銀の金融政策は
持続的インフレ目標達成のためには人々の「期待インフレ率」が
上昇する必要がある、というのが植田総裁の考えであり
もうしばらく異次元緩和が継続されるだろうことが示されていることから
■植田日銀を左右するインフレ期待、講演からみたレビューの核心=井上哲也氏
https://jp.reuters.com/article/column-tetsuya-inoue-idJPKBN2XH08I
日本と諸外国との金利差は拡大する一方なわけで、
ドル円、クロス円の上昇が続くだろうことが予想できます。
というわけで
豪ドル円92.81円L
カナダ円104.11円L 継続です。
通貨インデックス一覧 カナダドル、上がりましたね。
こうして世界の金利がジリジリ再上昇する中で
株価がどれだけ高値を保っていられるかが今年後半の注目です。
今すぐに下がるということではないですが、
年央~秋口にそこそこ大きめの米株の調整があっても不思議はないと思うのですが
今夜もまたラッセル2000が上昇していたりして、わけがわかりませんので
インデックストレードには手を出せずにおります。
今週のウィークリーGOLDはシーホーク代表 成田博之氏
前回動画でGOLDの調整入の可能性を指摘していましたがズバリでした。
そしてここからの成田さんの見解は、、、
GOLDは7~8月に大きく上がるシーズナリティがあります。
そろそろGOLDの仕込み時かも(ドル建て)
<ゴールド相場、需給面改善で買われやすく>
『テクニカルな短期反発に期待』
https://youtu.be/P4855YZG-No
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