欧州経済、やはり利上げの影響で綻びが目立ち始めました。
ドイツ企業の景気見通し、7月も悪化-景気後退まだ続くとIfo所長
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-25/RYCG9ST0G1KW01
独・7月IFO企業景況感指数:87.3(予想:88.0、6月:88.5)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-25/RYCEDIT0G1KW01
ECBの銀行貸し出し調査、落ち込みは金融機関の予想を「大幅に上回る」
ECBは史上最速のUターンへ、オプション市場トレーダーが賭け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-25/RYCK7DT1UM0W01?srnd=cojp-v2
・短期金融市場では、ECBが今週の0.25ポイントを含め
あと2回の利上げで中銀預金金利を過去最高の4%とすることが有力視。
・しかし、オプション市場は~早ければ9月にも利下げがある可能性を示唆
➡9月利下げとなれば、世界金融危機の発生で緊急利下げに踏み切った
2008年よりもさらに素早い方向転換
オプション市場ではECBの9月利下げを予想する向きが出てきたようです。
今週のECB理事会後の声明とラガルド総裁のか意見に注目ですが
前回会合まであと数回の利上げが必要とタカ派スタンスを打ち出していた
ECBが秋に利下げを決断するとは考えにくい。
とはいえ、このところ出てくるユーロ圏の経済指標は軒並み悪く
掌返しで利上げサイクルの終焉を迎える可能性は低くないかも、です。
というわけで1.1133ユーロドルショートは継続。
ポンドドル1.2840ドルショートは 1.2855ドルで損切り。
ユーロ売りポジションだけに絞ります。
明日はFOMCです。
NOTE
今日人民元が大きく反発しているのはこのニュースでしょうか。
■中国人民銀行総裁に潘功勝氏、党委書記と兼務
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM253WP0V20C23A7000000/
・副総裁を11年務めた実務家
・国有大手銀行の中国工商銀行での勤務を経て、中国農業銀行の副頭取に
~2012年に人民銀行の副総裁に就任し、
16年からは国家外貨管理局の局長も兼務
■中国人民銀の新トップ、潘功勝氏が担う重責
欧米で教育を受けた経験豊富な実務家、人民元政策のかじ取りどうする
https://diamond.jp/articles/-/326532
止まらぬ人民元安に歯止めをかけることができるか?
経験豊富で優秀な藩氏の総裁就任で人民元安に歯止めがかけられたと思われます。
ショートカバー的な要素がつよいのかもしれませんが。
※人民元/ドル
しかし期待より不安も大きいのが正直なところ。
-中国、秦剛外相を解任 王毅氏が復帰
https://jp.reuters.com/article/china-politics-idJPKBN2Z516I?il=0
秦剛外相はここ1ヶ月姿が見られません。
どこに行っちゃったの・・・?
動静が1か月途絶えている中国・秦剛外相、事実上の更迭か…後任は王毅政治局員
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230725-OYT1T50246/
外相の動静が1ヶ月も途絶えているというのは尋常ではありません。
就任からわずか半年での交代。一体中国で何が起きているのか?
5日前の7月20日、習国家首席は米元国務長官キッシンジャー氏と会談しています。
中国 習主席 米元国務長官のキッシンジャー氏と会談
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230720/k10014137191000.html
日本嫌いで親中のキッシンジャー氏は御年100歳。
現在どれほどの政治力があるというのか。
習首席は「あなたとアメリカの有識者が両国関係を再び正しい軌道に戻すために
建設的な役割を果たし続けることを望む」と呼びかけた、
ということで、米中対立で中国が追い詰められている様子が伺えます。
そんな中での外相更迭と中銀総裁の交代。
人民元反発は一時的なものではないかと思いますが
今日は豪ドルが強かったのは人民元上昇に引っ張られたのかもしれません。
豪州は資源国。中国との貿易量が多い国です。
中国経済のテコ入れ期待が豪ドル上昇に繋がった?
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