2023年9月20日水曜日

 NYマーケットが引けてみるまでわかりませんが
今夜も米国株は全般軟調。

※主要米国株インデックス

SOXとかラッセルは三尊を形成しているようにも見えないでもない・・・。

・ジリジリ金利があがり続けているからなのか。
・原油高でインフレの再加速を嫌気しているのか。
・UWAのストライキを嫌気しているのか。
◆UAW Boss Warns "Strikes Will Expand" Friday If Automakers Fail To Make "Substantial Progress" In Labor Talks
https://www.zerohedge.com/markets/uaw-boss-warns-strikes-will-expand-friday-if-automakers-fail-make-substantial-progress
UAWのボス。9月22日(金)正午までに深刻な進展がなければ、
さらに多くの組合が立ち上がり、ストライキに参加するよう要請されるだろう。

ストライキが自動車だけでなく
あらゆる産業に広がるようだと厄介ですね。

こんな話もあります。
来週出てくる米GDP改定値、▼50bpから▼80bp下方修正される可能性が高い。
https://twitter.com/carlquintanilla/status/1704090813855101256
モルガン・スタンレーのレポ。

米景気を過大評価していたため、米株に売り圧力?
う~んだったら米金利の上昇圧力が緩和的になってもいいはずですね。

ただ、VIXが上昇しているわけではありませんので
リスクオフ到来というムードでもありません。
利食って様子を見ておくか、という感じでしょうか。

ボラ上昇のリスクオフイベントに発展していないため、
ドル円は全く動かず。
(今日の値幅40銭弱しかないんですよ。FOMCと日銀控えて動かなすぎ~)
ところがカナダ円、豪ドル円、キウイ円が上昇基調を強め始めた。
要するに円キャリーですのでリスクテイクポジションですね。

特に今夜はカナダドルが強い。
なぜって、インフレが強いから?

カナダ・8月消費者物価指数:前年比+4.0%(予想:+3.8%、7月:+3.3%)

カナダの短期金利が大きく上昇。
※主要国2年債利回り比較
ドルカナダ日足、カナダドル大きく上昇
カナダ円 レンジ上限ブレイク?
カナダは9月の会合で利上げ見送っています。
6月と7月にそれぞれ0.25%づつ利上げして政策金利は5.0%

インフレ率は2年3カ月にわたって中銀の目標である2%を上回っていますが
今回4%はターゲットの2倍ですからねぇ。。。
10月26日に次回会合がありますが、利上げ再開もあるでしょうか?
ただし景気が良くない。

カナダ・4-6月期GDP:前期比年率▼.2%(予想:+1.2%、1-3月期:+2.6%)

Q2のGDPがマイナスに転落していたんですね。
だから9月は利上げを見送った。
さて、10月も利上げを停止したままでしょうか。

景気が悪いカナダドルは買いにくいんですが
テクニカル的には押し目を拾ってトレンドフォローが正解か?
押し目を待ってみます。。。

ポンドドルショートは継続ですが
OECDがこんな予想を出すものだからややポンドが強含んでいます。

英インフレ率は今年7.2%、主要国で最高 OECD予想引き上げ
https://jp.reuters.com/markets/treasury/TNXJRTSC6JOQFA4VHIAX4BJPFU-2023-09-19/
経済協力開発機構(OECD)
英国の今年の総合インフレ率予想(平均)を7.2%とし、
6月時点の6.9%から引き上げた。

英国の4-6月期GDPは +0.2% カナダよりはいいですが。。。

今週はBOE理事会もありますので思うように下げないようなら
買い戻します。

クロス円が強いものだから、ペソ円もしっかりです。
ショートのスワップコストがきついですけど💦
まだ過去2日の高値を明確に抜けていないので継続中。

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