今夜は米金利がやや反発。
・米10月小売売上高:前月比▼0.1%(予想:▼0.3%、9月:0.9%←+0.7%)
(自動車除く):前月比+0.1%(予想:▼0.2%、9月:+0.8%←+0.6%)
9月より10月は悪化していますが、予想より強い数字が出ました。
9月の数字が上方修正されたこともポジティブですね。
・米11月NY連銀製造業景気指数:9.1(予想:▼3.0、10月:▼4.6)
めちゃめちゃ改善しているじゃないですか。。。
ISM製造業景況指数は悪化していたんですけど、なぜ?
・米10月生産者物価指数:前月比▼0.5%(予想:+0.1%、9月:+0.4%←+0.5%)
コア指数:前月比0%(予想:+0.3%、9月:+0.2%←+0.3%)
・米10月生産者物価指数:前年比+1.3%(予想:+1.9%、9月:+2.2%)
コア指数:前年比+2.4%(予想:+2.7%、9月:+2.7%)
生産者物価指数は軒並み9月から低下。予想も下回る結果でした。
つまり、インフレは鈍化基調が改めて確認されたわけです。
今夜は、景気指標が意外と底堅く、インフレの鈍化が確認できた、
というわけで株式市場はこの結果を好感し続伸しています。
米金利はやや反発しているのに、です。
金利の反発はあや戻しで本格的に上昇基調に戻ると考えている
投資家はいないということでしょう。
あまり強気の投資家が増えすぎても嫌ですが・・・
ゴールドマンのコスティン氏、来年のS&P500は最高値に迫ると予想
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-15/S460Y7T1UM0W01
ただ、米金利上昇にドル円が素直に反応しちゃって
せっかく昨日のCPIで下落したのですが、やはり買い戻されています。
なかなかチャートが崩れませんね。
※ドル円日足
今日は英国CPIの急低下でポンドが急落する局面も・・・。
英インフレ率、10月は4.6%と2年ぶり低水準-来春利下げ観測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-15/S45NHCT1UM0W01?srnd=cojp-v2
CPI、9月の6.7%➡10月4.6%へと伸びが大幅に鈍化
ただ、チャートを眺めていると昨日の米国CPIショックで
ポンド円が上昇した値幅の半分も下げていません。
というわけで、もうちょっと様子を見てみます。
※ポンド円15分足
今日はキウイ円に乗ってみました。
コストは90.48円
昨日の米CPIで急伸した後、ほぼ上昇を続けています。
※キウイ円15分
キウイって11月下旬~12月に向けて上がるアノマリーがあるんです。
※過去20年の平均のキウイのシーズナリティ
これにはきちんとワケがあります。
ヒントは貿易収支。
そしてこれはキウイ円の月足
リーマンショックの高値からのレジスタンス超え。
ファンダメンタルズからはあまり買いたくはないのですが
アノマリーとチャートに乗ってみるかと。
クロス円は日本の通貨当局の介入があれば
ドル円とともに急落するリスクもあるのですが、
逆指値注文をきちんと置いて買う方向。
介入時の円高はむしろ新規ポジション構築の好機では?
日銀の金融政策の転換もテーマとなってくると思われますが
それはおそらく年明けから来春。(マイナス金利解除など)
それまで何もできないというのは機会損失と考えるトレーダーらの買いが
クロス円を押上げていくような気がします・・・。
米株はじめ世界の株がリスクオンとなるなら
クロス円もリスクオンで上がる、というわけですね。
これも、米金利が再び大きく上がらなければ、というのが条件ですが。
☞ひろこのTwitter
いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ