ドル円、ホントしつこいですよね。
なかなか崩れてくれない・・・。
ミネアポリス連銀総裁、必要なら引き締めへ-「経済が教えてくれる」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R7J9DWRGG001?srnd=cojp-v2
シカゴ連銀総裁、インフレ低下が「最優先」-金利の事前コミット否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R9AODWX2PS01?srnd=cojp-v2
タカ派発言が相次ぎました。
今週はミシガン大学消費者信頼感指数くらいで目立った経済指標の発表がない。
代わりにFOMCを通過したことでブラックアウト期間が解け
要人発言が注目される展開に。
また今週は米債入札にも注目が集まっていますね。
今夜27:00(AM3:00)3年債の入札が予定されています。
白のラインが3年国債利回り。
入札不調となれば金利上昇圧力に。
しかし、現時点では(AM1:50)あまりドル金利が上がっているわけでもなく。。
なぜ再びドルが強いのかはよくわかりません。
今夜は米株が全般上昇しており、リスク選好気味ですねぇ。
相場って、常に明確な理由があって整合性の取れた動きとなるわけではなく
よくわからない局面も多い。
今日の値動きではっきりと言えることは
豪ドルが「噂で買って事実で売る」の格言通りの動きとなったこと。
豪中銀が5会合ぶり利上げ-追加利上げにハードル示唆し通貨下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3QHV9DWX2PS01
9月CPIが強かったことから、今回の利上げ予想が急上昇していました。
つまり今回の利上げは5会合ぶりとはいえ「予想通り」
相場は予想通りの結果となった場合、そこが利食い場となって
終わってしまうことが多いのです。
予想を上回る強い内容とならないことには・・・
先週の日銀も良い事例でした。
前日のリーク記事で期待が膨らみすぎて実際にYCC再修正が発表されても
さらなる円高とはならず、むしろドル円の売り方の買い戻しが優勢となりました。
今日の豪ドルにも同じことが。。
11月RBA会合 政策金利 4.10% ➡ 4.35%へ引上げ(0.25%利上げ)
ブロック総裁は
「金融政策のさらなる引き締めが必要かどうかは、データやリスクを巡る評価に左右される」
と発言しており、さらなる追加利上げの可能性は低いと受け止められたことから
豪ドルロンガーの手仕舞いが殺到したものと見られます。
FOMC後に作った0.6390ドル豪ドル/ドルロングは
昨晩0.6509ドルで手仕舞っておいて正解でした!
その後キウイドル/ドルをショートしたのですが
豪ドルを売ったほうがパフォーマンス大きかったかな?というような下落となりました。
イベント前はポジション手仕舞うが吉。
キウイドルを0.5975ドルショートは継続です。
ポンドも再下落の機運にある?
英中銀は来年3回利下げ、市場が初めて織り込む-違和感ないと当局者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R4TRT0AFB501?srnd=cojp-v2
英国のインフレ率は「急低下」する、他国のような水準へ-ピル氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3PRKGDWLU6801
ポンドドルの戻り売りもワークしそうです。
NOTE
原油の下落がエグい。
サウジとロシアが12月末までの減産延長を決めたばかりですが、
減産を続けなくてはいけないという状況は需要が弱いということ。
今日はこんな明るいニュースがあったのですが
中国の原油輸入、10月は前年比13.5%増 大型連休に燃料消費拡大
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2023/11/471672.php
それでも原油が上がらないというのは深刻。
ただ、原油安は金利上昇圧力(インフレ圧力)を和らげ
企業のコストも低下させますので株式市場にとってはプラス。
日本にとってもプラス。