2023年11月7日火曜日

 植田日銀総裁、年内に物価目標実現を判断できる可能性低いと示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3GYFGT0G1KW01
あれあれ、9月の読売一面トップのインタビュー記事で
マイナス金利解除の時期について、
「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」
と話していましたが。
実際年末が近づいてきてトーンがやや変わったような。。。

マイナス金利解除時期が思ったより早くないかも、というこになれば
ドル円が大きく崩れないというわけで、今日はドル円持ち直しています。

長期金利ですが、今夜は米金利はじめ主要国金利が反発基調にありますが
日本の金利は低下したまま。。。ドル円買われちゃいますよね。

※主要国長期金利比較
NZが長短金利ともに大きく低下しており
NZドルのリバウンド局面は終わりじゃないかという気にさせられますね。
キウイドルを0.5975ドルで売り参戦。

0.6390ドル豪ドルドルロングは 0.6509ドルで手仕舞いました。
まだ上がるかもしれませんが、明日RBA会合。イベント前なので
手仕舞っておこうと思います。

今夜の米国株はラッセル2000が弱い。
ダウやS&P500は小動きで決して弱くないのですが、
年内追加利上げがないからと言って、来年の利下げを催促するには
まだ早すぎると思いますし、米国のファンダメンタルズは悪化しつつあります。
米企業7-9月決算、売上高の勢いに陰り-「弱い需要」言及相次ぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3PEO0DWRGG001?srnd=cojp-v2
2000年以降のデータによると
現在約2割の企業による決算発表を残した段階で需要低迷への言及回数はすでに2番目の高さ

先週の米株上昇は「ベアマーケットラリー」-モルガンSウィルソン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3P6AHT1UM0W01

米国株がベアマーケット入りしている、とは思いませんが
調整局面入りとなったことは事実ですので
あまりここから高値追いしないことです。

アトランタ連銀のGDPナウ、10-12月期のGDP予想は +1.2%ですってよ。
7-9月期GDP速報値は+4.9%だったことを考えるとかなりの減速です。
https://www.atlantafed.org/cqer/research/gdpnow

弱い経済指標などの材料は株価にプラスという考え方もできますが
それは利下げの催促相場ということですね。

先週の大幅上昇はあくまで金利急低下に伴うショートカバー、リバウンド相場。
追加利上げが完全にないだろうということへの安心感からの買い戻し。
ここから更に高値を買えるような強気相場に発展するには
もっと弱い指標が出てきて、本格的に利下げ開始時期
マーケットの主軸のテーマになる時かな。
そうなれば、現実の利下げ開始までの期間
株はバブル的に上がると思いますがまだちょっと早そうです。

日本株も凄まじいリバウンドを見せました。
日経平均はわずか4営業日で2000円上昇しました。
先週週初は30000円大台割れの可能性におびえていたのに
あっという間に32700円台。
今夜ラッセルはじめ米株が調整色を強めるようなら
明日以降の日本株にも高値飛びつきには注意が必要でしょう。
決して反落して大きく崩れる、ということではありませんが
レンジ相場ではないでしょうか・・・

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