来週12/19の日銀会合を迎える前に、「関係者」発言報道を受けて
ドル円かなり戻りを入れています。
マイナス金利解除、日銀は今月急ぐ必要ほとんどないとの認識－関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-11/S5HJJ3T0AFB400?srnd=cojp-v2
・事情に詳しい複数の関係者への取材で分かった
・13日公表の12月の企業短期経済観測調査（短観）を含め、
経済・物価情勢や市場動向などを直前まで見極めた上で
政策対応の必要性を判断する
毎度日銀会合1週間前くらいから激しくなる「観測報道」。
確かに12月のマイナス金利解除を折込むのは
さすがにやりすぎだとは思っていましたが
その至極当然の観測報道でこれほどまでにドル円が買い戻されるとは、、、
っていうか、関係者ってダレ？
※ドル円日足 先週141円台まで下落していましたが146円台に上昇
来月、1月という観測や期待は残り続けるわけで、
どこかでまたドル円ショートしたいと思ってみています。
今日はこんな報道も。
日銀の金融政策正常化、安倍派の勢力低下で進めやすくなるとの見方
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-11/S5HEF3T0G1KW00
「安倍派の勢力低下は、日本銀行にとっては金融政策の自由度を高める要因」
「解散総選挙ではなく、内閣改造で済めば、１月に日銀は動ける」
今月19日の金融政策決定会合で「何かしらのお知らせがある」とみる。
今回の政治スキャンダルが為替市場に影響するとは思っていませんでしたが
清和会、安倍派と呼ばれるリフレ派の力が削がれたことで
日銀が緩和解除に動きやすくなるという見方があるのですね。
とはいえ、足元ではドル高です。
まずは明日の米11月CPI/消費者物価指数で、ドル金利がどちらに動くか。
CPI 前年比 予想＋3.1％ 前回＋3.2％
コア 前年比 予想＋4.0％ 前回＋4.0％
前月比 予想＋0.2％ 前回＋0.3％
すべからく前回より低下する予想ですが。。。
そしてFOMC、これ迄のFOMCでは来年の2回の利下げの見通しが
示されてきましたが、これがどう動くかに注目です。
今日は米金利リバウンド基調にあるのですが
米株は堅調、米市場だけみていると変わらずリスク選好相場継続ですね。
こんな強気の見通しも出てきました。
Ｓ＆Ｐ500種は来年5200に、今年の上昇言い当てたストラテジスト
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-11/S5I1WGT0G1KW00
※今夜はSOX指数が大きく上昇しています
しかし、ここからクリスマス休暇を迎えるシーズンです。
今年の高値を超えるようなリスクを大きく取る向きは少ないでしょう。
また日米金利差縮小が来年に向けてのテーマです。
ドル円の上昇は限定的だと思うのですが、、、
戻り売りの機会待ち。
NOTE
■英中銀、利下げ観測に今週抵抗の公算－「より高くより長く」に固執か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-11/S5HNDUT0AFB400
今週のBOE会合、タカ派メッセージが打ち出されるとの予想ですが
ポンドはそれほど上昇していません。
今日はドル高基調が強く、ポンド軟調。
■米オキシデンタル、100億ドル超でシェール大手クラウンロック買収へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-11/S5I7PZT1UM0W00
オキシデンタルはバフェット銘柄としても知られていますね。
今年はこれまでにも
Exxon Mobilによるシェール企業買収や（595億ドル）
Chevronによるシェール企業ヘス買収（530億ドル）等の大型買収がありました。
エクソン、シェール大手パイオニアを595億ドルで買収
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/7F43RFY22JJRFMEXDQFQRJBWSY-2023-10-11/
米シェブロン、８兆円でヘス買収…メジャーで相次ぐ同業の大型買収
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231024-OYT1T50087/
このような流れについては10月にコラムに書いていますが
アメリカの強さを垣間見る話しですね。
エクソンモービルがシェール企業買収?!
https://media.monex.co.jp/articles/-/23089
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