クリスマス休暇はまだ完全に明けきっていません。
今日26日はボクシングデー。
キリスト教由来の祝日で英国やNZ、オーストラリア、カナダなど
キリスト教のその他多くの国が休日となるため
欧州勢は今日も休みです。米国にはこの習慣はなく今日から市場再開。
というわけで、為替市場東京時間から動き出して入るものの
流動性はまだもどりませんので、ドル円相場にも方向感が出ませんね。
しかしクリスマス明け、米国株市場はリスクテイクでスタート。
SOX指数(半導体)、ラッセル2000などは強いですね。
来年の早期利下げ開始はまだ完全に織り込まれていないということか。
まだ始まったばかりなのか、リスク選好相場がこのまま続くようだと
クロス円が強い展開となり、ドル円もそれに連れて上がりだす可能性もありそうです。
※米国主要株価インデックス
※ドル円、クロス円日足 今夜はクロス円堅調
200SMAの下にいるのはドル円だけですね。
明日から本格的に欧米勢が市場に戻ってきますが
月末であり年末であり、ということでリバランスなどの
テクニカル的なフローがあるならば
どちらかというとドル買いになりやすいかもしれません。
ということで、
144.09円のドル円ショート、145.43円で買い戻しました。
リバウンドなくこのままドル円下落する可能性もありますので、
141.80円近辺に逆指値を置いて下がるケースに備えておきますが
基本は売りスタンス継続ですが、
日足ボリンジャーの中心線、20日移動平均線くらいまで戻るかもしれません。
ユーロドルロングは継続。
NOTE
■日銀のインフレ基調指標、11月は全て伸び縮小 22年4月以降で初
https://jp.reuters.com/world/japan/AP7AFHWJDRPABNCLWJOETRVM7A-2023-12-26/
・日銀のインフレ基調指標、3指標とも前月より伸び率が縮小
・22年4月に2%を超えてから、3指標全てで伸び率縮小するのは初めて
・輸入物価の押上効果が剥落し、物価の基調的な上昇圧力後退
日銀のインフレ基調指標は
総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表しているものですが
11月コアCPIは前年同月比+2.5%で昨年7月以来の低い伸び
日銀はインフレについて2つの力があると説明していますね。
第1の力=輸入物価上昇の影響で物価が上がる
第2の力=景気改善の中で賃金と物価双方の伸びが高まっていく
今回の日本のインフレの急上昇は第1の力、輸入物価の上昇によるところが大きく
原材料や資源上昇によるコスト・プッシュ・インフレであったとするなら
まだ日本は緩和解除できる段階にはない、というのが日銀のスタンスです。
第2の力、景気が上がり物価が上がり、賃金も上がるというインフレの好循環である
デマンドプルインフレは一体いつ実現するのでしょうか。
となると、やはり1月のマイナス金利解除もなさそうです。
つまり日銀初の円高シナリオは12月の会合で不発に終わっただけでなく
来年4月頃まではテーマとなりにくいのかもしれません。
■米利下げ見通しに浮かれるウォール街、厳しい現実は見て見ぬふり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-25/S62HCCT1UM0W00
CRE債務(商業用不動産債務)2028年までに2兆8000億ドルが満期を迎える。
その多くは銀行が抱えている。
という部分がやや気になりますね。
今年はシリコンバレー銀行の破綻、クレディ・スイスの破綻などが
市場を揺るがしましたが、24年以降も注意が必要かな。
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