2024年2月29日木曜日

 ドル円は150円台が居心地がいいのかすっかり膠着。

短期金利市場の年内利下げ織り込みは3回にまで低下(6回から3回に減った)
これはFOMCの見通しと合致しており、ここにギャップがなくなったことから
動きが緩慢になってきたのだと思われます。

昨年23年も、今年年初からの相場も
市場は前のめりに利下げを織り込んでいたため、これが後ズレすることで
市場金利が修正で押し上げられドル高をもたらしてきましたが
これがなくなってしまった。
これ以上ドル金利が上がるというシナリオはあるでしょうか。

確かに明日発表されるコアPCEは前月比+0.4~0.5%が予想されていますが
予想されているということはある程度市場に織り込まれているため
予想通りなら金利上昇には繋がらないと思われます。

ここから米経済のサプライズ的強さが確認できるイベントがなければ
一段のドル高は考えにくい状況となっています。

米株も200SMAからの乖離が大きくなるほどに上昇していますし
日本株も日経平均史上最高値更新から上値が限定的。
株に調整があればドル円も下がるのでは?と考えられる局面ですが
今日はキウイ円、豪ドル円といったクロス円通貨が急落しても
ドル円は崩れなかった。。。つまり、意外と下値固いとも言えるのです。

※主要米国株価インデックス
※主要日本株価インデックス
※ドル円、クロス円日足

NZ円が大きく崩れたのはRBNZ(NZ準備銀行)の金融政策会合で
一部に利上げが期待されていたのですが、金利が据え置かれたため。

声明では
「必要なら物価波及を抑えるために行動する」としながら
「今年の利上げリスクが比較的小さいことを予測は示す」
「インフレ期待の指標のほとんどが低下」とタカ派度が低下していました。

11月会合では
「インフレ圧力が予想より強ければ、
  OCRはさらに引き上げる必要があるだろう」としていたんですよ、、、

また、ANZ銀行が今回と次回会合での利上げ予想を出したことで
NZドル事前に随分買われていたのですが、
それが仇になって急落してしまいました。

豪ドルもオセアニア括りで連れ安といったところ。
今日は豪州1月CPIが発表されましたが
予想 前年比+3.5%のところ、
結果+3.4%と12月+3.4%と変わらずでした。

NZ円、豪ドル円がこれだけ下げたのにドル円は微動だにせず。
クロス円主導でドル円が崩れる相場もあるのですが、
今回はそうなりませんでした。

ユーロ円、ポンド円は下げていませんので、
クロス円全体が崩れたわけではないからでしょうか。

為替は安定している方が好ましいのですが
ドル円この値幅しか動かなくては
トレーダーはやることがありませんね。

そんななか勢いがあるのがビットコイン。

ビットコインが一時6万ドルに上昇、21年11月以来-需要拡大に楽観
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-28/S9KFIHT0G1KW00
・ビットコインは今年に入り既に40%余り上昇している
※BTC/USD月足

ドル建てではまだ最高値更新していませんが、円建てBTCはご覧の通り。
※BTC/JPY月足
史上最高値を更新しました。

よく比較されるゴールドは全く動意がありません。
下がっているワケではありませんが。

※ドル建てゴールド

やはりBTCのETF上場認可は大きな材料でしたね。
株と同じ扱いでビットコインが保有できるというのは劇的変化かもしれません。
ゴールドが2001年以降大きく上昇しているのもETFが上場されたという
事象が大きかったのと同じ事が起きていると見られます。
機関投資家がゴールドをポートフォリオに加える事が可能になったのです。

kamadaさんのXポスト
https://twitter.com/Kamada3/status/1762865529654497346
今は暗号資産市場に資金が動いているようですが
次に株式市場、ドル円を動かす材料はなんでしょうか・・・
まずは明日のPCE価格指数。来週の雇用統計。
サプライズがあれば動くでしょうけれど、サプライズがなければ
膠着相場は長期化しそうな予感。

ノーポジです。

NOTE

米住宅購入需要、1995年以来の低水準に近づく-ローン金利7%台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-28/S9KFIHT0G1KW00
・米住宅購入申請の指数が5週連続で低下し、1995年以来の低水準に近づく


ECB初回利下げ、6月が望ましい-スロバキア中銀総裁がロイターに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-28/S9KD9MT1UM0W00
「利下げを急ぐ理由はない。私は6月が望ましいと思う。
          4月なら驚きだし、3月はあり得ない」

ひろこのTwitter

いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社