13日の米CPIの結果を受けて上昇したドル円相場ですが
14日早朝から早速日本の通貨当局者から牽制発言。
鈴木財務相
「為替の急激な変動は望ましくない」
「より一層強い緊張感を持って市場動向をみている」
神田財務官
「最近の為替の動きはかなり急速」
「必要があれば適切に対応」
「高い緊張感を持って注視」
「災害対応と同じで24時間365日対応できる準備を整えている」
「投機的な動き、いかがなものか」
たしかに上値は重くなりましたが
かと言ってドル円相場が下落に転換するというムードはありません。
※ドル円15分足 火柱がCPIその後ダラダラさげたところが牽制発言
昨年23年は22年高値151.90円台に面合わせとなるも介入をしなかった。
神田財務官は「スタンバイだ!」とまで発言したのに、、、
というわけで、まだ介入はないだろうというムードです。
しかし米金利上昇も一服。
足元ではドル高のエンジン不足に陥っているようです。
※米国債利回り一覧
今夜発表の米PPI年次改定では23年12月PPIが下方修正。
金利低下を招いたようです。
米PPI、23年12月は前月比0.2%下落に下方改定
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/GSKNAWEH3ZKFFK55RUS5OP7C7Q-2024-02-14/
また今夜出てきた要人発言はハト派バイアス
米利下げ、インフレ2%低下まで待つべきでない=シカゴ連銀総裁
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/RK3DD7FDDVN5JB2IW54GSEMM34-2024-02-14/
・目標である2%に低下するまで利下げを待つべきではない
・1月CPIは住居費が上昇し、予想を上回ったが
住居費インフレについて総裁は「謎が深まった」と発言
しかし、ドル円はまだ上を目指す展開を継続していると思っていますので
ドル円ロング、ユーロドルショートは継続。
ただ、2/16はNVIDIAなど米個別株オプションのSQ日であり
相場の転換点になるやもしれぬ、という見方も。
決算は21日。このあたりの日柄には注意しておきたいですね。
今日もNVIDIAは上昇しており、向かうところ敵なし。
だからこそ、16日と21日には警戒が広がっているのでしょう。
逆に踏み上がるかもしれませんが・・・
エヌビディア時価総額、アルファベット抜く 米企業3位に
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/NCTMDC6JAVPVFJ7IWMDI2LKLMU-2024-02-14/
・過去12カ月では約231%急騰しており、時価総額は1兆8120億ドルに
・13日終値ベースで約20年ぶりにアマゾンを上回ったばまり
今夜は重要指標があまりないためこのまま小動きかと思われます。
明日15日は米小売売上高と製造業の指標に注目です。
15(木)
●日本10-12月期 GDP速報値(8:50)
●豪州雇用統計
●英 10-12月期 GDP(16:00)
◎米 2月 NY 連銀製造業景気指数(22:30)
◎米 1月小売売上高(22:30)
◎米 2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(22:30)
●米 1月輸出入物価指数(22:30)
●米 1月鉱工業生産・設備稼働率(23:15)
●米 2月 NAHB 住宅市場指数(16日 0:00)
NOTE
今日は英国のインフレ率予想外の低下でポンドが売られる局面が
英国のインフレ率、1月は予想下回る-市場で利下げ期待高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-14/S8U3XOT0AFB400
・1月のインフレ率4%(予想4.1%)
・サービス業インフレ率 6.5%(英中銀予測 6.6%)
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