今週の指標で最も注目されていたISM非製造業景況指数。
またも強い数字が出てドル金利上昇が続いています。
米ISM非製造業総合景況指数、1月は53.4に上昇-市場予想52.0
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-05/S8E1Q1DWX2PS00?srnd=cojp-v2
1月 ISM非製造業景況指数:53.4(前回:50.6 予想:52.0)
新規受注:55.0(予想 54.8:前回 53.3)
雇用指数:50.5に急回復(予想49.4:前回43.8)
※米国債利回り一覧 棒上げじゃないの
※ドル円日足
※通貨インデックス比較 ドル独歩高
今日は狙っていたユーロドルを10779ドルで売り参戦。
ユーロを選ばずとも、ポンドでも豪ドルでもキウイでも
あらゆる通貨がドルに対して下落していますね。
先週BOE会合があったポンドなぞは長い揉み合いのレンジ下限下抜けで
こちらの方が下落加速は大きくなるかもしれません。
今夜はむしろ円の下落はマイルドです。
ドル円相場がこのまま149円、150円と大きく円安に向かえば
日本当局からの口先介入が入るだろうという警戒も出てきますし、
先週公表された1月の日銀の金融政策委員会の「主な意見」では
委員の間から「出口についての議論を本格化させていくことが必要だ」など
大規模な金融緩和策の転換に向けて前向きな発言が相次いでいたことから
日本はというと、4月(早ければ3月という指摘も)の
マイナス金利解除が目されており
他国のように利下げではなく唯一引締め方向に向かう通貨である、
ということがドル円の上値を重くしているのでしょうか?
そして、今夜は米金利上昇で、株下落の反応。
利下げ開始時期は遠のき、高金利状態が長期化することへの警戒からの
手仕舞い売が広がっているということかと思いますが、
米経済が強いからそうなるということであって、
この反射的な金利高株安の反応は一時的ではないでしょうか。
※米国主要株価インデックス
経済、景気が強いなら金利上昇下でも株は上がります。
今夜の株安は悲観するものではないと思います。
ドル円でのドルロングに固執せず
ポンドや豪ドルでのドル買いのほうが大きくとれるかもしれません。
NOTE
■中国、株式取引制限を強化-クオンツや一部オフショア部門が対象
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-05/S8DUDEDWRGG000
■中国の小型株急落、CSI300は乱高下-新たな対策の効果限定的
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-05/S8D40WT0G1KW00?srnd=cojp-v2
中国株はまだ逃げ遅れて捕まっている投資家がたくさんいます。
当局がテコ入れ策を講じたところで
反発局面は彼らのいい逃げ場になっているだけです。
■最高値更新の米株市場、2月は試練到来か-高揚感冷ます複数の現実
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-04/S8C654DWRGG000?srnd=cojp-v2
・S&P500種、過去14週のうち13週で上昇-1986年以来のペース
・S&P500種は昨年10月の安値からは約20%上昇
・ブルームバーグがまとめた過去30年間のデータでは
2月のS&P500は9月8月に次いで3番目にパフォーマンスが悪い
今夜の株安は悲観するものではないと書きましたが、
2月は株式市場にとってあまりいい月ではないようですので
急変リスクには常に備えておかないといけないかな・・・?
■OECD、世界・米の24年成長予想引き上げ 中国は減速見込む
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/QC6A7WMIGJIUBODB3SZWN4OR4Y-2024-02-05/
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