2024年3月4日月曜日

 日経平均、
3/1金曜の現物市場では 39910.82円(+744.63)と 4万円に接近。
その後先物市場では 40290円まで高値がありました。
先物引け値は40190円。4万円大台に乗せて終わっています。

1日は新NISAの積立設定が集中しているとも指摘されており
そうした買いが旺盛だった可能性もあるでしょう。
そうでなくても2/29の米株市場でナスダック総合が過去最高値を更新、
これを受けて日本株市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど
半導体株主導で上昇しました。

そして、3/1のNY株式市場も強かった。
S&P500、今年15回目の最高値更新です。
また、米株式市場もSOX(半導体)指数が新高値。

DELLの4Q決算が、強いAIサーバー需要を背景に
予想を大きく上回ったことで生成AI関連銘柄が強かった。
生成AIはバブルではなくて本当に需要がついてきている、
というか予想を上回っている、ということのようですので
(先週のNVIDIA決算でもそうでしたが)
ここで逆張りは危険ですね。素直にトレンドに従うほかありません。

また、加えて先週末にかけて米金利が急低下。
やはり金利が下がると米株、上昇しますね。
つまり、米経済指標が悪ければ株があがるという流れです。
先週金曜はISM製造業景況指数、ミシガン確報値などが予想を下回る結果。

2月ISM製造業総合景況指数 47.8(予想 49.4 / 前回 49.1)
2月ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)76.9(予想 79.6 / 前回 79.6)


またリッチモンド連銀のバーキン総裁が
1月コアPCEの前月比加速について
「重大なシグナルとはみていない」と発言。

シカゴ連銀のグールズビー総裁も
「1月のインフレデータはノイズだったとしても驚かない」などと述べ
これも金利上昇を抑える材料となったと見られます。

1月のCPI,PPI,コアPCEの上ブレは季節要因によるもので
一時的なものだろう、という主旨の発言であり
インフレの再上昇を警戒していないということです。

※米国債利回り一覧 金利急低下

金利はこのまま下がり続けるのか?

今週はパウエル米FRB議長が6日に下院金融サービス委員会、
7日に上院銀行・住宅・都市問題委員会で半期に一度の議会証言を行います。
金融政策の状況と今後について議会で議長が証言。
質疑応答も行われるとあって注目度は高いイベントです。

利下げ開始時期について慎重な内容となれば、
金利が下げ止まり再上昇となるやもしれません。

パウエルFRB議長、「利下げ急がない」姿勢強調か-議会証言に注目
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-03/S9QQDKT0G1KW00?srnd=cojp-v2

一方で、日本市場ではマイナス金利解除の時期を巡って
4月がコンセンサスではあるものの、先週の高田日銀審議委員の発言も手伝って
3月解除の見方も広がっているとか。

マイナス金利解除、勢い増す3月論 市場予測で4月と拮抗
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB010P00R00C24A3000000/?n_cid=SNSTW005
政府が「デフレ脱却」表明を検討、賃上げや物価見極め判断-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-03/S9QX57DWX2PS00

というわけでJGB,日本の国債利回りのほうは上昇傾向にあります。
短期金利は昨年11月の高値を超えています。
短期金利の上昇は日銀のマイナス金利解除を織り込んで動いている
と考えていいでしょう。

となると、日米金利差は縮小するわけで。
ドル円も上値が重いというわけね。

日米金利差(10年)とドル円
日銀の金融政策決定会合は3/18-19日
米国FOMCは3/19-20日

3月半ばに向けて金融政策の結論が出るまでは
思惑でマーケットが動くでしょうから、
たとえ3月にマイナス金利解除がなくても、
あるかも、という織り込みだけで日本の金利が上昇し
日米金利差が縮小、ドル円の下落が続くかもしれません。

というのも、先週までのIMM通貨先物ポジションをチェックすると
先週2/26火曜時点でも投機筋らは円ショートを積み上げており
この投機ポジションが解消されると、、、

ただ、先週の日銀高田審議委員発言やPCEのコアで下落したドル円相場は
1日金曜は延々と買い戻しが続き、下落のほぼ全てを取り戻してから
2日の0:00に急落するという展開を見せています。

1日のドル円上昇は新NISAによるドル転が影響していたのではないか、
と考えられ、これが設定の多い日には
繰り返される可能性があるのかもしれません。

新NISAの積立設定が最も多いのが1日翔されています。
次いで10日とか20日の3営業日前、
楽天のクレカ設定は8日が多いという指摘も。
その度にドル需要が反映されるというわけで・・・
これは日米金利差など関係なしにやってきます。

ただ、投資信託の外貨手当は買付日の翌営業日の仲値ではないか、
という説もあり、だとするならば週明け月曜の仲値ではドル買いが強まる
可能性もありますので注意が必要です。

150.41円のドル円ショートは151.09円の時点で買い戻し。
162.02円のユーロ円ショートは朝起きたら
コストであっけなくカットされています。

今週は仲値に向けたドル円上昇があれば、その後売ってみたいかな。

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米金利低下がトリガーとなったか、
先週末はゴールドが急騰しています。

※ドル建てのCOMEX金先物

円建ての大阪金先物も史上最高値を更新しました。
先物価格でグラム1万円超え。

利下げされたら金はもっと上がりますよ。
この先、株の暴落が気になるというなら
資産の一部はゴールドにしておくのが吉。

NOTE

NYCBをフィッチがジャンク級に、ムーディーズはさらに格下げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-02/S9P1B2T0AFB400

商業不動産ローン問題にゆれるニューヨーク・コミュニティ・バンコープ。
格付け機関による格下げで株価暴落です。

NYCB株が一時30%下落、内部管理に重大な脆弱性-CEO交代
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-29/S9MZOIT1UM0W00
しかし、先週末のNY株式市場は半導体が牽引して史上最高値圏へと上昇、
地銀セクターの不安は全く無視。

OPECプラス、6月末まで減産延長へ-供給超過を避け価格防衛
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-03/S9QQDKT0G1KW00?srnd=cojp-v2
原油もジワリ上昇。

今週の主な予定

5日は、全米各州予備選党員集会集中「スーパーチューズデー」
トランプ氏、3州制して8戦全勝 5日のスーパーチューズデーに弾み
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ca4aa8e2f06471c85e2b66bab00bb067fcdae10
トランプ氏はここまで8戦全勝、16州・地域の予備選や党員集会が集中する
5日野スーパー・チューズデーまで対戦候補のヘイリー氏は選挙戦を続けると宣言。

マーケットにはあまり影響はないと思いますが
大統領選挙の行方を占うビッグイベントです。

4日(月)
中国人民政治協商会議開幕
米大統領選共和党ノースダコタ州党員集会
ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、イベント講演(質疑応答あり)

5日(火)
東京都消費者物価指数(2月)
中国財新非製造業PMI(2月)
米ISM非製造業景気指数(2月)
植田日銀総裁、金融庁・日経共催国際シンポジウムで挨拶
中国全国人民代表大会(全人代)開幕
バーFRB副議長、討論会参加(質疑応答あり)
大統領選挙に向けた候補者選びの大きなヤマ場「スーパーチューズデー」

6日(水)
豪州GDP(第4四半期)
米求人件数(1月)
米ADP雇用者数(2月)
カナダ中銀政策金利
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
パウエルFRB議長、下院金融委員会で議会証言
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、会議出席(質疑応答あり)
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、WSJ主催イベント出席(質疑応答あり)
米大統領選挙民主党ハワイ州党員集会

7日(木)
日本実質賃金指数(1月)~22ヶ月連続でマイナスとなる見込み。
中国貿易統計(2月)
★★ECB政策金利~据え置き予想
中川日銀審議委員、金融経済懇談会出席~先週高田審議委員の発言で動いたが…
パウエルFRB議長、上院銀行委員会で議会証言
メスター・クリーブランド連銀総裁、経済見通しについて講演(質疑応答あり)
バイデン米大統領、一般教書演説

8日(金)
★★米雇用統計(2月)NFP予想19.2万 (前回35.3万)ハードル低め。
ウィリアムズNY連銀総裁、討論会参加(質疑応答あり)

9日(土)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(2月)
FRBブラックアウト期間入り(金融政策に関する発言自粛)(21日まで)

10日(日)
米国市場、夏時間へ移行
☆2/21 エミン・ユルマズ氏との共著が発売となりました。
『無敵の日本経済!株とゴールドの「先読み」投資術』
https://amzn.to/42tWpPD   
  ~エミン・ユルマズ×大橋ひろこ 


2/22日経平均は過去最高値を更新しました!

エミンさんがかねてから指摘してきた日本株の時代が到来。
デフレ下で強かった円。 インフレ下では円資産は目減りする一方です。

新NISAスタートで個人投資家の意識も変わりつつあります。
日本株、米株、そしてゴールド。どのような投資法がいいでしょうか。

 エミンさんとお話させていただいています。
私はゴールドが強いワケと今後の展望、
自身の資産形成にどのようなツールを使ってきたかをお話しています。

ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。

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