日経平均、現物株市場でも4万円大台達成です。
40,109.23円 +198.41円 一時40314円まで上昇。
1195銘柄は値下がりしており、自分の持ち株は上がっていないという投資家も多い。
さらにいうと、今日はTOPIXは下落しています。
TOPIX 2706.28P ▼3.14P(0.12%)
今年に入っての日経平均上昇(昨年末から2ヶ月あまりで6645円上昇)の
原動力となってきたのがオプション市場。
今週8日は先物とオプションが同時に清算を迎えるメジャーSQですが
現状はオプション市場でコール買い建玉が減っているとのこと。
「日経平均空中戦」に休戦の合図 オプション先高観後退
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0445Z0U4A300C2000000/
爆発的上昇の原動力が亡くなってきたとも言えますが
だからといって日経平均が下がるということでもありません。
日経ダブルインバース(日経平均が2倍下がる方向にかけたETF)の
信用買い残も膨らんでいますし。
https://kabutan.jp/stock/kabuka?code=1357&ashi=shin
ここから日経平均を買うのも難しいですが
売るのも怖い。ということでオプションに関心を示す個人投資家も増えています。
先週末のパンローリング社主催の投資戦略フェアでは
オプション講演のモデレートを担当したのですが、
昨年とは比較にならない客入りで驚きました。
日経平均は上昇する、米国株も堅調となるとクロス円が堅調。
ドル円も思うように下げてくれません。
※ドル円・クロス円
今日は仲値に向けてドル買いがあるのでは、その先を売りたいと思っていた
のですが、仲値に向けて上昇し、その後も上昇が続いて150円台半ばまで
ドル円相場、上がってきました。
150.10円台で一度売ったのですが、強いので撤退。
リスクオン相場でドル円ショートは負け戦に挑むようなものか。
日米金利差縮小がテーマになるかと踏んだのですが
今日は林官房長官が
「現時点ではそのような(デフレ脱却という)状況に至っていない」と
先週末に飛び出した政府がデフレ脱却を表明の検討に入ったという報道に
牽制球。あの複数の関係者とは誰だったのか?
デフレ脱却宣言検討=日銀の異次元緩和からの出口の正当化、
ということで日銀のマイナス金利解除が3月になるのではないか、
あるいは利上げも検討しているのではないかなどの思惑に繋がり
円高となる可能性があったのですが、それが否定されたことも
今日のドル円相場の上昇への安心感となったか。
今夜は米金利も反発基調。
これもドル円上昇の支援材料。
ただし、ドル円相場は151円台が重い。
このレンジ上限を超えられるかどうかでしょうか。
超えてきたら買うしかありませんね。
とはいえ、ドル高ということではないんです。
今日は欧州通貨が強い。
※通貨インデックス一覧
今週はECB理事会がありますが、利下げはないと踏んでいるのでしょう。
ECB理事会までユーロが強含む展開なのかもしれません。
噂で買って事実で売りの展開となる可能性もあり、
まずはECB理事会まで、と見ておきます。
ポンドが強いワケはこちらのようです。
⬇
英減税ならインフレ再燃のリスク、債券安加速にトレーダーら身構え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-04/S9TH98DWX2PS00
ハント財務相,今週の春季財政報告で減税を発表するか?
(選挙前のバラマキ実施を求める圧力に屈すれば・・・・)
~英国では市民が背負う税負担が第2次大戦後最高の水準に達している
~国民の税負担引き下げをハント氏に求める声
⇒減税発表ならインフレ再上昇、英国債売りが進む可能性
⇒短期金融市場:24年BOE利下げ織り込み3回(昨年末時点では6回)
:初回利下げ8月か(5月見通しから後ズレ)
ハント氏は2月26日の非公開の会合で、
春季財政報告では「賢い減税」を追求すると発言している。
今週6日(明後日水曜日)に英ハント財務省が減税を発表すれば
インフレを押し上げるリスクがあるということで
利下げどころではないとの見方からポンド買いになっている模様。
トラスショック時は減税でポンド売りになったんだけどな(?_?)
こうして事前に警戒がある分トラスショックほどの衝撃はないと思われますが
警戒はしておくべきかと思います。
減税発表でポンド買いが正しいのかいまいち解せません。
賢い減税なら評価されるということなんでしょうか・・・
今夜もゴールドが猛烈に上昇しています。
今夜は米金利反発しているんですが、なぜ今夜も続伸の強さを見せているのか?
市場はなにかを察知しているのかと思うと不気味な強さです。
基本ゴールドはリスク回避の受け皿のアセットです。
株式市場への不安からマネーがこちらに先回りしているのでしょうか?
おまけにビットコインまで強い。
株、BTC、ゴールドとリスク資産のすべてが高い。
そんなことある?!単に金余りなんでしょうか。
楽観が極限に達した時が危ないと言いますが、そう遠くないうちに
大きめの調整が来そうな気がしないでもないですね。。。
今は逆張りで入っても焼かれるだけですが。
NOTE
日本は景気後退入り回避へ、GDPプラス転換予想相次ぐ-10~12月期
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-04/S9T64ZT0AFB400?srnd=cojp-v2
☆2/21 エミン・ユルマズ氏との共著が発売となりました。
『無敵の日本経済!株とゴールドの「先読み」投資術』
https://amzn.to/42tWpPD
~エミン・ユルマズ×大橋ひろこ
エミンさんがかねてから指摘してきた日本株の時代が到来。
デフレ下で強かった円。 インフレ下では円資産は目減りする一方です。
新NISAスタートで個人投資家の意識も変わりつつあります。
日本株、米株、そしてゴールド。どのような投資法がいいでしょうか。
エミンさんとお話させていただいています。
私はゴールドが強いワケと今後の展望、
自身の資産形成にどのようなツールを使ってきたかをお話しています。
ぜひお手にとっていただけると嬉しいです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
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