GWの最中、29日(祝)
市場参加者が少なく、マーケットの薄いところで介入実施とは。
昨日のブログで介入はできないと決めつけるのは早計、と書きましたが
やはり入ったようです。
■まず午前10:35にドル円相場は突如160円節目を突破。
~マーケットが薄いこともあり
ドル円高値はブローカーによってかなり異なります。
くりっく365FXは160.34円がついたようですね。
最も低いレートは160.01円、高いところだと160.52円がついたところも。
EBS(インターバンク間で電子端末機により行われる為替仲介システム)だと
160.03円だった模様。
160円節目達成でしばらくは利食いが旺盛となり
ドル円クロス円ともに長い上ヒゲがついた格好で
2時間半ほど小動きが続きます。
■そして13:05、突如ドル円が大きく崩れだします。
159.60円近辺から155.02円まで4円60銭程度下落しました。
※ドル円5分足
16:05くらいから再度反落。
ここで2回目の介入が入ったと目されます。
本当に介入かって?
神田財務官はこのように述べています。
■為替介入、神田財務官「今はノーコメント」 円相場急騰
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA291DX0Z20C24A4000000/
「今はノーコメント」
「今は作業中だ」 作業中・・・?
しかしこの表情ですよ、映像で見てもニッコニコです。
してやったり、という表情にみえますね。
■神田財務官、介入有無コメントせず 過度な変動「看過しがたい」
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/CJASHDLEL5I7LPS3QUTZ7IRZWU-2024-04-29/
「為替介入の有無については申し上げない」
過度な変動による悪影響は「看過しがたい」
「必要に応じて適切な対応をする」
「24時間365日、平時であっても対応できる」
「特定の為替レートを念頭に置いて仕事をしているわけではない」
介入を実施した、とは言いません。察しろ、ということですが、
介入が実際にあったかどうかをデーターで確認できるのは
財務省が月末発表する「外国為替平衡操作実施状況」です。
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/feio/index.html
明日4/30に発表されるのですが、
明日発表されるデーターは3/28~4/25までの期間であり
今日4/29分は含まれていません。
今日の介入金額など実弾が入ったかどうかを確認できるのは
5月末発表のデーターとなります。
ただし、明日発表される5月1日分の日銀当座預金残高の見通しで
為替介入などを反映する「財政等要因」が短資会社の予想と大きく乖離するか否かで
介入があったかどうかを推測することは可能。
安田佐和子さんのポスト⬇️
https://twitter.com/Street_Insights/status/1784827463090278601
すでに市場では今日の回入金額の推計◯兆円という数字が飛び交っており
まあ、今日のドル円急落は介入だったことは間違いないと見られます。
WSJ紙は日本政府が介入を実施したと報じています。
Japan Intervenes After Yen Slides Against the Dollar
https://www.wsj.com/world/asia/japanese-financial-authorities-intervened-in-forex-market-to-support-yen-4bd27f50
もしこれが介入だとするならば、今日だけで終わる可能性は低く、
再びドル円が上昇してくれば戻りを叩いてくるかもしれません。
100.96円の豪ドル円ロングは104円台で手仕舞いました。
介入の値動きではデイトレでドル円をショートを何度か回転させ、
156円台乗せからはロングにしています。
158円台くらいまでは戻りそうですが、
156円を終値で割り込むようなら撤退。
※ドル円、クロス円日足 クロス円もトップアウトか
次の介入がいつどのような形ではイルカがポイントですが、
今週は5/1(水)FOMCとか5/3(金)雇用統計の他にも
5/1(水)ISM製造業景況指数なんかも注目でしょうか。
結局ドル金利が低下してくれないことには介入は時間稼ぎにしかなりません。
米国の金利を占うイベントが今週は盛りだくさんですので
そうしたイベント時のボラティリティ上昇局面で
再度介入があるやもしれませんね。
あまりレバレッジを上げすぎないように。
※米国債利回り このままドル金利上昇がピークアウトしてくれれば、、、
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