2024年4月3日水曜日

 今夜(4/2)の米市場の注目指標はJOLTS(求人件数)でしたが
サプライズはなく、ドル円相場に動意はありませんでした。

米求人件数、前月からほぼ変わらず-底堅い労働力需要なお示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-02/SBBJ10DWX2PS00
・2月の米求人件数は875万6000件に若干増加-前月874万8000件

労働市場の底堅さが確認できた、という内容。
利下げを急ぐこともないよね、という話ですが
重要なのは今週金曜日の3月の米雇用統計ですね。
インフレの長期化、中立金利が上昇していたことなどもあり
長期金利上昇が止まらない感じになってきました。

※短期金利上昇は一服も長期金利上昇が止まらない

この金利上昇は米株式市場にとって売りのトリガーとなりかねない。

今夜はテスラの2024年1〜3月期の世界販売台数が
前年同期と比べ9%減となったことを嫌気してテスラが大きく下落している
こともありますが、米株市場全般冴えません。

世界の株価 AM3:00時点 VIXも上がってきた。
日足チャートを並べると、、
主要株価インデックスは軒並み窓を開けて下落、
これは金利上昇を嫌気しているのでしょうか。
このまま米金利上昇が止まらなければ、
米株はさらに下押し圧力にさらされるリスク。

原油高もネガティブファクターですね。
インフレ再加速となれば利下げなどできません。
むしろ利上げしなくてはならなくなります。
まだその懸念は顕著化していませんが、
供給懸念が高まっていることと、地政的緊張の高まりも原油高の背景。

WTI原油先物が上昇、一時バレル当たり85ドル超-昨年10月以来
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-02/SBB4DIDWLU6800?srnd=cojp-v2
ロシア主要製油所を攻撃、ウクライナから1300キロ ドローン工場も
https://jp.reuters.com/world/ukraine/H2BJQKFXSVOZTCTKTGDKEIDAR4-2024-04-02/

ロシア政府は石油会社に対し第2四半期の原油生産量を
削減するよう命じています。
更に精油所への攻撃で石油製品(ガソリン・ヒーティングオイルなど)の
供給も細るでしょう。

ロシアだけでなくメキシコも、、、

メキシコ、原油輸出を一部停止へ-世界市場の供給さらに圧迫
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-01/SBA55CDWLU6800
6/2大統領選を控えてということですが
足元の原油高局面で輸出の一部停止は価格押上げインパクトが大きい。

また、地政学の緊張も原油の投機買いを加速させる可能性。

イスラエル、シリアのイラン大使館空爆 革命防衛隊幹部を殺害
―報復明言、中東不安定化も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024040200020&g=int

イランの最高指導者ハメネイ師、
「邪悪な政権に罪を後悔させる」と対決姿勢を強調。
ライシ大統領も声明で「返答せずにはおかない」と報復の意向を明言。

これはまずいですねぇ。。。イランが報復を宣言。
いよいよ産油国を巻き込んでの中等紛争拡大か。
供給に障害が及ぶ事態に発展すれば原油は暴騰するリスク。
というわけで、コモディティ高=米金利高は
ドル円相場の押上げ材料ですが、
介入警戒も強く、今日もドル円相場は膠着。

※ドル円 黄色の四角の小さなレンジで推移。
しかし、このレンジは市場のエネルギーからは上方にブレイクするだろう
ことが予測されています。円買いの材料が見当たりません。
というわけで、今日も要人が為替市場に牽制発言。

まずは元日銀総裁。
⬇️
日銀の黒田前総裁、足元の円安「行き過ぎ」 NYで講演
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN020050S4A400C2000000/
「足元の円安は行き過ぎているとして、為替介入もありうる」

そして、元財務官。この方、有名な方です・・・⬇️
為替取引レンジをドル高方向に突破すれば介入あり得る-山崎元財務官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-02/SBAJGQT0AFB400
「レンジをドル高方向にブレークすれば介入する」と指摘。
~山崎氏は2003-04年の円高局面で
為替市場課長として35兆円の大規模円売り介入に携わった人物。
~神田財務官は当時、課長補佐として山崎氏の右腕を務めている。

役者が揃ってきましたねぇ、財務省OBらまでが市場牽制に動くとは。

しかし、バンク・オブ・アメリカが160円予想を出してきました。
介入で4~5円押し下げられたところで、再びドル円は上昇し
介入レベルを超えてしまうだろう、ということですが、
条件は「米国の利下げ」が3月FOMC見通しよりも遅れる=回数が減ることかな。

円は1ドル=160円まで下落も、米利下げ遅れなら-BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-02/SBBAZADWLU6900

介入後の円高局面はドル買いの好機と捉えられてしまいそうね。。。

1.07862ドルのユーロドルショートは継続中。

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今夜米株が軟調なこともあって、明日も日本株市場は冴えないものと
予想されます。そもそも3月期末に確認されなかった益出し、リバランスが
期初に入っているようですので、これはしばらく続きそうです。
巨額の資金を運用する機関投資家は、流動性の問題から
1日で株を売り切ることなどできませんしね。

しかし、今日の東証グロース指数の下落は厳しい・・・・
チャートが著しく悪化。
グロース市場銘柄のチャートを確認してもどれも形が悪いですね。
東証グロース 時価総額ランキング
https://jp.kabumap.com/servlets/kabumap/Action?SRC=stockRanking/base&ind=total&exch=TM&d=d

ひろこのX

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