日本の長期金利が1%大台へ。
■長期金利、11年ぶり1%到達 復活する「金利ある世界」
https://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=1&ba=1&ng=DGXZQOUB210LK0R20C24A5000000&scode=8301
・22日昼に実施した40年物国債入札。
生命保険会社など償還年限が長い国債を欲する投資家の需要が
想定よりも集まらない「弱め」の結果となったことで、
需給の緩みを意識した債券売りが出て0.98%前後で推移していた
長期金利は午後2時過ぎに1%に達した。
※日本国債利回り
40年債入札が不調だったということですが
超長期金利が跳ねていますね。30年がピョン、と。
長期金利が昨日まで0.9%で、今日1%に乗せたから
急にマーケットに影響がどうということではありませんが
日本の金利上昇の背景には、早期の利上げor量的緩和縮小の思惑の
高まりがあるということで、足元の日本株が弱いのはこのためでしょう。
※日本主要株価インデックス
しかし、日本のグロース市場はひどいですね。。。
引き締め観測で日本株は弱いというのに
ドル円相場は円売りが強い。日本の金利上昇で円高とはなっていません。
ドル金利の影響もあるためですね。
日銀が市場の想定より早く引き締めに動いた場合、
日本株だけが崩れてドル円は反応が薄いということもありそうですね。
日銀には使命である基調的な物価上昇を基軸に慎重に動いてほしいものです。
今夜の米指標も弱いのですが今夜は米金利低下という反応になっていません。
■米4月中古住宅販売、前月比1.9%減の414万戸 2カ月連続減少
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/D3A2DFTSKRL2BJTNDWXESKFEP4-2024-05-22/
なぜか今夜米短期金利は上昇しています。。。
※米国債利回り
このところFED高官はタカ派発言が目立つ気がします。
■FRB利下げにはもっとデータが必要-メスター、コリンズ両総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-22/SDV3BMT0AFB400?srnd=cojp-v2
とはいえ今夜、というか皆さんがこのブログを読まれる頃には
NVIDIAの決算が発表となっているでしょうから
(日本時間23日5:20)金利がどうこうという話は吹き飛んでいるかも?!
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今日はNZの金融政策決定会合で金利が据え置かれたものの
金利見通しと声明がタカ派的だったためNZドルが急伸する局面が。
■RBNZ Policy Statement Delivers Hawkish Shock as It Keeps Rates on Hold
https://www.wsj.com/economy/central-banking/rbnz-policy-statement-delivers-hawkish-shock-as-it-keeps-rates-on-hold-65350dba
・NZドル中央銀行は政策金利を 5.50%に据え置いた
・中銀の金利見通しで年内については一部利上げの可能性を示唆
2024年12月 5.65%(5.57%)()は前回
2025年9月 5.40%(5.15%)
2025年12月 5.14%(4.87%)
~利下げは早くても2025年8月頃までないことを示唆。
オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁
「国内のインフレ率低下には時間かかる見込み」
「経済の潜在成長率は低下しているが、それが一時的なものかどうかは不明」
「インフレサプライズの上昇余地は限定的」
「インフレ率が目標の中間値である2%に戻るためには、政策金利は
2月の声明で想定されたよりも長い期間、制限的な水準にとどまる必要がある」
※NZドル/ドル日足
※NZドル/円 日足
NZドル円は円売り圧力の強さもあって上昇基調継続ですが
NZドルは急伸後、急速に上げ幅を縮小しています。
今夜は米金利も強いですしねぇ、、
とはいえ、政策金利は米国と並ぶ5.5%
積極的に売りたい通貨ではありません。
※主要国政策金利 NZは白のRBNZ
5月に入ってからの通貨インデックスの強弱を比較してみると
ポンドの上昇の勢いが強いのがわかります。
※通貨インデックス比較
特に今日は英国のCPIが発表され、思ったように低下していなかったことで
ポンドが買われる展開となったようです。
■英CPI、4月前年比+2.3%で予想上回る 利下げ開始11月に後退
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/DWG2J5SF4FOFXL7XJVZAD7HLJ4-2024-05-22/
・コアインフレ率は前月の4.2%から3.9%に鈍化も予想を上回る
・サービスインフレ率は、前月の6%から5.9%とほぼ横ばい
英中銀の6月の利下げ確率は14%と、前日の50%から大幅に低下
これまで年2回(0.25%×2回)の利下げがおりこまれていたが、後退。
0.25%利下げを完全に織り込むのは11月のみとなった。
・4月英消費者物価指数(CPI、前月比)
+0.3% 〔予想 +0.2%〕 (前回 +0.6%)
・4月英消費者物価指数(CPI、前年同月比)
+2.3% 〔予想 +2.1%〕 (前回 +3.2%)
・4月英CPIコア指数(前年同月比)
+3.9% 〔予想 +3.6%〕 (前回 +4.2%)
といいますか、
今日IMFは英国は早く利下げすべき、と忠告していたようですね。
なんと間の悪い・・・
■IMF 英中銀は来年末までに金利を3.50%に引き下げるべき
きょうの英CPIは中銀目標2%に近づく可能性
https://fx.minkabu.jp/news/300820
・IMFは英中銀の金利引き下げの遅れを警告、
今年末までに最大75bp引き下げる必要があり、
来年末までに政策金利を3.50%にするべきだと指摘。
・IMFは、会合後にベイリー総裁は記者会見を開くべきだとしており、
ベイリー総裁はその提案を検討するとコメントした。
・きょうは英国の4月消費者物価指数が発表される。
前年比で中銀目標である2%ちょうど付近にまで
低下することが予想されている~
ん~この警告によってポンドショートが積み上がった?
だとするとその反動も大きかったか。
ポンドは足元上げ幅を削ってはおりますが
上昇トレンドを固くしていますね。
ポンドロングに妙味あり、でしょうか。
※ポンド/ドル
※ポンド/円
NOTE
英国の総選挙、7月4日に実施する-スナク首相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-22/SDW8KNDWX2PS00?srnd=cojp-v2
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