4.7%台まで上昇していた米長期金利が足元4.5%台まで低下してきました。
※米国債利回り
※米国主要株価インデックス
先週のISM製造業、非製造業景況指数、雇用統計の悪化で
株が上がる、というのが面白いところですね。
再び「利下げ期待」が株価を押上げる展開に回帰。
つまり景気後退懸念が出ればFRBがなんとかしてくれる、というわけで
米株は大きく崩れることはないのかもしれません。
サブプライムショックのときのような信用リスクでもなければ。
ヘッジファンドが米消費株に強気転換、利下げ観測で-ゴールドマン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-06/SD2DL3DWLU6800
リスクオン相場の様相を呈していますので
ドル円も買われやすいですね。
ドル金利低下とはいえ、絶対的な金利差に着目した投資家が
160円まで円ショートを積み上げたわけで。
多少のドル金利低下でドル売り円買いなどするつもりはないでしょう。
※日米金利差とドル円 日米金利差とドル円相場相関するにはするのですが
長期金利差が現在3.6%もあるわけで、リスクオンならドル買い方向に
回帰していくというのは仕方がないですね。
絶妙なタイミングと手腕による介入の効果で
ドル円相場を160円から152円台まで8円も落としたのですから、
これ以上の押し下げ介入は容認されないと思われ
ポツポツとドル円を拾う向きが増えてきたのでしょう。
あるいはさらなる介入期待が薄れ
ショートカバーによる上昇かもしれませんが
ドル円相場は週明け153.90円台まで反発してきました。
昨日のブログで書きましたように
153.09円でドル円ロング参戦しています。
155円が下落幅に対しての38.2%戻りレベル。
このあたりまでは反発するんじゃないかな、と思ったり。
ドル金利がさらに大きく崩れるようだと戻りも鈍るかもしれませんが。
NOTE
米株が大きく崩れる要因として、2008年の信用リスクのようなものだけでなく
ボラティリティイベントがトリガーとなる可能性もあるのでしょうか。
米国では24時間未満のオプション取引のブームが凄まじいようです。
■「ゼロ・デー・オプション」ブーム、暗転の恐れも-MLIV調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-06/SD1IHST1UM0W00
・S&P500種株価指数に連動するゼロDTEの想定元本は
4月に約8620億ドル(約132兆5000億円)に達した
・ゼロDTE=満期まで24時間未満のオプション
・活用している個人投資家はおおむね損をしている
・18年の「ボルマゲドン」のようにボラティリティーの高まりが
株式市場の混乱を引き起こす事態が再発するリスク
■ECBレーン氏、インフレ減速をより確信-6月利下げの可能性高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-06/SD1NHJT1UM0W00?srnd=cojp-v2
■ECBは年内3回の利下げ、4回目は確信できず-リトアニア中銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-06/SD2CNVDWLU6800?srnd=cojp-v2
利下げが最も早いと目されていてもユーロが売られるわけではないところが
ユーロクロス取引の難しいところですよね。
方向感が出にくい通貨です。
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