2024年7月19日金曜日

 
昨日紹介したこの記事ですが
■財務官、為替介入辞さない姿勢強調
https://nordot.app/1186222157652165199

より詳しい記事がありましたのであげておきます。
⬇️
7/17 為替介入、今後も辞さず 回数や頻度制限なし、神田財務官
https://news.yahoo.co.jp/articles/14cc4664d34605a42bcec4decaed2ea91bc722eb
・投機による過度な変動があれば、私としては適切に対応していくしかない
・介入の回数や頻度に制限はない
・各国当局とは極めて緊密に意思疎通しており、各国からの批判は出ていない

市場には
~イエレン米財務長官から苦言を呈されている
~米国の承認が得られない
~IMFのルールでは後◯回しか介入できない
などの考察・見解が広がっていましたが、
神田財務官はそれらを一掃、否定しています。

さらに、今週に入って米要人らからもハト派発言が相次いでいることも
ドル円下落に拍車をかけたのかもしれません。

7/15 パウエル議長
「過去3回のインフレ指標で、
 インフレ2%回帰への道筋への確信がいく分強まった」
「われわれの政策決定に政治的フィルターはかけない」
 ~トランプ氏の選挙前の利下げ牽制に反論?
 
7/17 NY連銀総裁
「今後数カ月以内に金利引き下げが正当化される可能性がある」
「我々が求めているディスインフレ傾向に近づいている」
「2カ月分のインフレ統計が出る7-9月にかけ多くのことが分かるだろう」

7/17 ウォラー理事
「政策金利の引き下げが正当化される時期に近づいていると思う」

7/18 シカゴ連銀総裁
「(利下げなければ)FRBは「黄金の道」危険にさらす」
~黄金の道とは
「失業率を大幅に上昇させずにインフレとの闘いに勝利する見通しのこと」

日本の通貨当局は、投機による円ショートを潰しにかかっている、
米国のFed要人らは、早期利下げに傾いている、
さらにトランプ再選で円安ドル高是正に動く可能性が出てきた、
となれば、積み上げられた投機筋の円ショートポジションが解消に向かう
=円高に向かうのは自然なことだったかもしれません。

問題は、ここで終わりか。
さらなる下落があるのか?

※ドル円日足

90SMAと一目均衡表の雲に支えられた格好で下げ止まっています。

この6営業日で161.70円台から155.30円台まで6円余り下落しましたので
やや戻りがあっても不思議はありませんが
今年に入ってから崩れなかった上昇トレンドの下値支持線(白ライン)を
超えられるか、、、でしょうね。ここを超えるドル買い材料は絶対的金利差、
リスクテイクの円キャリーを
このフェーズからやろうという向きがどれほどいるか、です。
日米の金融政策の転換期です。

ただ、日銀の7月利上げについては前のめりに期待しないほうがいいでしょう。
昨日の河野太郎氏のBloombergとのインタビューでの発言に対し
林・官房長官が苦言を呈しています。
「具体的手法は日銀に委ねられるべき-利上げ巡る河野デジタル相発言について」
「市場の動向をしっかり注視-為替の円高について」
「日銀の金融政策は為替誘導を目的としたものではない」
その通りです。需要不足でGDPがマイナスに陥っているというのに
利上げはまだ時期尚早。7月31日の日銀で利上げがなければ
直後は円安が加速するかもしれません。。。
が、まだちょっと先の話。

足元では株式市場も利食いが旺盛、、、調整局面に入ったように見えます。

※米国主要株価インデックス 今夜はダウもラッセルも弱い
これまで株式市場を牽引してきた半導体市場に規制のリスク。

7/17 米、対中半導体規制で最も厳格な措置検討と同盟国に警告-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-17/SGR111T0AFB400
半導体製造装置大手の東京エレクトロンやオランダのASMLホールディングなどの企業が先端半導体技術へのアクセスを中国に提供し続ける場合、利用可能な最も厳しい貿易制限措置の利用を検討していると同盟国に伝えた。

VIXもさらに上昇
リスクオフならドル円、クロス円の本格的な円キャリー再開はないと考えますが
足元、大きく下落しテクニカル的な要所に差し掛かったため反発のフェーズ。

157.62円ドル円ショートは156.42円で買い戻し。
98.27円でショートしたNZドル円ドル円は95.03円で買い戻し。
1.2741ドルでロングしたポンドドルも、1.2981ドルで手仕舞いました。

今回はなかなか良いトレードができたと思います。

ここからはドル円、クロス円は戻り売り優勢ではないかと思うのですが、
株式市場が落ち着きを取り戻し、ゴルディロックス相場再びというセンチメントに
戻るようならやはり円キャリー再開でドル円、クロス円は上昇するでしょう。
その見極めの週となりそうです。

NOTE

ECBは金利据え置き。

■ECB、中銀預金金利を3.75%で据え置き-予想通り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-18/-3-75?srnd=cojp-v2
ECBは特定の金利道筋を事前に約束しないとし、総合インフレは来年もかなりの期間、目標値を上回り続けるとの見方を示した。

■ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/HMG32N72UVMAPKRJDV6P4QNQFQ-2024-07-18/

ユーロはやや下落基調にありますが、
これは全般ドル高であるためで、ユーロに主体性があるようには見えません。

■バイデン氏撤退、米に最善の利益となる兆候強まる=民主上院議員
https://jp.reuters.com/world/us/C6HVFKNJFZI4NEV3PJV7HCLZGU-2024-07-18/

バイデン氏撤退の可能性が高まっている模様。
バイデン氏撤退が発表されれば一旦トランプ・ラリーは一服するかも。


ひろこのX

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