2024年7月24日水曜日

 今夜7/23(火)の米国株市場はそこそこしっかり。
昨晩22日(月)も、バイデン氏大統領選撤退が好感されたのか
米株は反発していました。
米国株市場だけを見ていると半導体下落主導の混乱は
落ち着きを取り戻したようなムードなのですが、
日本株市場は弱い。
ドル円も、クロス円も下落が止まりません。

※米国株インデックス

ナスダック100はトレンドラインを割り込む日がありましたが
1日だけですぐさま上昇トレンドラインに回帰。
S&P500もダウも通常運転に戻ったかに見えます。

※日経平均
米市場を見て髙寄りした日経平均でしたが、戻り売りに押され
結局は小幅安で続落に終わりました。
今夜の日経平均先物夜間取引でも反発は鈍い、未だ39500円台。(AM1:00)

なによりあれだけ円キャリーがトレンド化していたドル円、クロス円市場が
大きく崩れてきています。ドル円は90SMA(緑のライン)の攻防、
ここを割り込むと更に下落が加速しそうです。
NZドル円や豪ドル円の下げ方を見ると、こちらにひっぱられそうではあります。
なにより、株が反発してくれないことには
新たなリスクテイカーは現れないのでは?
どちらかというと積み上がったドル円ロング(円ショート)ポジションの解消に
よる下落リスクにさらされている危険な状態に見えますね。

※ドル円、クロス円日足 キウイ円とかどうなってんの。。。
2~3月の急伸、6月末からの急伸も記憶に新しく
今年は日本株のパフォーマンスが良好だったはずです。
米株上昇にもついていかなくなった理由とは?

やはり7月31日に迫った日銀会合での国債買い入れ額減額+利上げの
ダブルでの引き締め観測が高まっていると考えるのが自然でしょう。

昨日の茂木幹事長の発言。

7/22 自民・茂木氏、日銀の利上げ言及 「金融正常化を明確に」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA224FB0S4A720C2000000/
日銀について「段階的な利上げの検討も含めて
       金融政策を正常化する方針をもっと明確に打ち出す必要がある」

政治から独立した立場にある日銀の対応に関し、
自民党の執行部が公の場で注文をつけるのは異例のことと
記事中にありますがその通り。異例といいますか
日銀へ政治的圧力はかけるべきではありません。
だからといって日銀がそれにおもねるとは思いませんが、
次期総裁候補の有力なひとりとされていますので、
発言の威力はそこそこあったのかもしれません。

今日Bloombergがこれを焼き直して報じています。

7/23 日銀は金融政策の正常化へ、方針明確化を-自民・茂木氏が異例の発言
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-23/SH26JBT0G1KW00?srnd=cojp-v2

市場は、ひょっとすると利上げの可能性もあるかもしれない、と
リスクを落とす動きに出ているものと考えられます。

というのも、茂木さんだけではないんですよね。

先週は河野デジタル大臣からも日銀への利上げ要求とも
受け止められかねない報道がありましたね。

7/14 日銀は円安是正のため利上げを-河野デジタル相単独インタビュー
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-17/SGQYCADWRGG000

7/19 岸田首相「金融政策の正常化で経済後押し」 経団連講演
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA196SM0Z10C24A7000000/

岸田首相まで、、、?利上げ要求ということではありませんが
「金融政策の正常化が経済ステージの移行を後押しする」文言は
日銀もいよいよ金利のある世界への移行期に入るのだ、ということを
市場に改めて示した用に見えます。

ということで、政治家等による日銀の利上げ要求とも受け止められる
発言が相次いでいることが、日本株の上値を抑え、ドル円の手仕舞いを誘発
しているのだと思われます。

個人消費が弱く内需が盛り上がらない。
需給ギャップもGDPも実質賃金もマイナス。
今利上げしていいのでしょうか?
9月には自民党総裁選。
メディアの円安批判からウケ狙いで人気取りに動いている
ってことではありませんよね・・・?

7月の実質賃金はプラスに転じる見込みであり、それが発表される9月まで
利上げを待ってもいいと思います。2ヶ月ばかり利上げが遅れるコストは
それほど大きくはないでしょう。

ただ、日銀が今回会合で利上げを見送り、量的緩和縮小だけの決定に
留めれば、再びドル円相場の円安進行があるかもしれません。
ただ、直後にFOMCを控えているため、
それほど投機が盛り上がるとも思えません。
また、9月に米国が利下げするだろうことは9割方織り込まれています。

今夜の米経済指標も悪かったですしね。
■米中古住宅販売、4カ月連続で減少-2010年以来の低水準付近
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-23/SH28AHT0AFB400

■米7月フィラデルフィア連銀非製造業活動はマイナス、20年来で最低
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/cf1982ded977a2cd31c37fc870879c448fd931f2
・米・7月フィラデルフィア連銀非製造業活動:▼19.1(6月2.9)

・米・7月リッチモンド連銀製造業指数:▼17(予想:▼7、6月:▼10)

日銀会合が日銀の独立性を持って政策を決定するなら
日銀後に株が戻る可能性もあるでしょうか。
ただ、そのときに米国株も強いことが条件ですが。

■UPS株が約15年ぶりの大幅安、利益が市場予想を大きく下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-23/SH2SXKT1UM0W00
・賃金インフレと配送需要の弱含みが響き利益が市場予想を大きく下回った

今夜ダウ輸送株が弱いのはUPSのせいね。

94.55円NZドル円ショートは継続。

ひろこのX

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