2008年1月22日火曜日

NY株が立ち直りません(+д+)(今晩は休んでますが。)
先週末のブッシュ大統領の景気刺激策も失望に終わり、格付け会社FITCHが金融保険会社モノラインを格下げとかで大暴落、むしろこちらの材料の方が下落に拍車をかけたようです。



で、、、、モノラインって何?


ちょっと調べてみました。
モノラインとは金融保証業務を専門とする会社。これに対してマルチラインという会社があるようです。マルチ、つまり複数の保険を扱う保険会社がマルチライン。そして金融債務だけを対象にしているのがモノライン
、ということらしいです。証券の発行元から保証料を受け取って、債務不履行が生じた場合に予定通りに元利払いをするものですが、サブプライムローン債権を組み込んだ証券化商品も保証対象としているというのが問題となっており、急速に業績が悪化しているようです。また、モノライン各社は保証手数料を債券や証券化商品などへの投資にまわしているため、このところのRMBS(住宅ローン担保証券)やCDOの価格下落の影響で投資事業でも評価損が発生しており、サブプライム問題でダブルで損失が拡大しており、業績悪化の実態も掴みにくくなっているらしいです。これって、、、まずくないですか? (´・c_・`) サブプライムローン問題からモノライン問題へとテーマを変えて損失の連鎖がまだまだ続く、、、ということなんじゃないのかしらヽ(゚Д゚;)ノ!!?

モノラインの債券保証額は2.2兆ドルともいわれていて、モノラインの格付けが下がれば金融機関は保有する債券の評価も下げなくてはならず、どこかで引当金を捻出する必要が出てくるということで、今後はモノラインへの資金注入が焦点だそうです。、、、アメリカは一体いくら資金注入すれば立て直せるのか、サッパリわかりません、、、。

それにしても。
アメリカ株安→日本株安、これはわかります。でも何故こんなに円高が進むんでしょう?
ドル円だけならともかく、クロス円でも円高が続きます。
うーん、どうやら今、円は逃避通貨になっているようですね。明日の日銀の金融政策決定会合でも利上げどころか利下げの声さえ出ているような低金利の円を積極的に買っているとは思えません。昨年夏までのお金の流れの逆回転ですね。モノラインへの不安からドル売り、クロス円売り、、、つまり円への逃避というのはまだまだ続くのかもしれません。

それから、、、デカップリング論というのがありますがこれもあやしくなってきています。中国銀行は2007年第4・四半期に米サブプライムモーゲージ関連の証券投資で巨額の評価損を計上する見通しで、07年の利益が圧迫されるか、ひどければ赤字に転落する可能性もあるというニュースが出てきています。2007年通年の決算を発表する4月に評価損について明らかにする見通しとのこと、具体的な数字が出てくるのはまだ先のようですが、これが巨額であれば中国の成長も止まる可能性があります。香港、インド、欧州と週明け月曜は世界同時株安の様相を呈していますが、新興国の株高に翳りが見えれば、さらに下落のスパイラルが加速するものと思います。日経平均は11000円までの下値を覚悟する向きも出てきました、、、。

さて、MYポジション。ポンド円ショートは何処まで持ち続けるのか、ターゲットを決めかねています。
もう6円ほど利益となっていますが、このまま200円どころまで一気に行くような気もしますし、どこかで大きく戻りを入れるような気もします。なにしろショートポジションですから、日々のスワップが勿体ないなんて気がかりもあって。。。でも、もうちょっと持とうかな。気が変わればまたご報告しますね。
お休みなさい。(゚-^*)ノ""マタネ♪

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