2008年2月14日木曜日

ドル円が108円ラインを突き抜けました。現在までの高値は108円35銭。
なんとキッカケは米1月小売売上高。前月比+0.3%となり、市場予想の▲0.3%より強かった、、、、とのことでダウ平均も買われている模様。売上高が予想外の増加となったことを受け、個人消費が持ちこたえ米景気後退が回避できる、との見方が広がっているようです。そうですか?他の経済指標は悪いものが多いのに、これ一つでそんなに楽観できるんでしょうか。個人的にはこの指標の結果が持つ力というより、何か上げる理由が欲しかっただけなんじゃないのか?という気が。クロス円が上げていたところでドル円だけが下げるというのはちょっと考えにくいように感じておりました。つまりドル円が出遅れて上げ出動したのでは?と思うわけです。テクニカルのセオリーで言ってもレンジは放れた方につけ!ですからここは果敢に買いでせめてもいいのでは、、、。

しかし、本当にここから買いでいいのか?

昨日のバフェット効果も長続きせず。モノラインの1社は既に提案を拒否したと報じられており、また、提案の効果自体も限定的との意見もあって、今日13日の日経平均は力強い上昇とまでは行きませんでした。どうも私は、バフェット氏が何が何でも米株を支えねばならぬ事情でもあるのではなかろうか、などと穿った見方をしてしまうのですが、、、。モノライン問題においてもまだビックリするようなネガティブ材料は飛び出しておりませんし、実態がよくわかりません。ダウ平均は1月22日に一応の底を見たように思えますが、まだ、サブプライムを巡る一連の問題に終止符が打たれた状況ではありませんので、巨額の損失報道が出るとか、金融機関の破綻などのビックリ材料ではなくても、景気指標ひとつで暴落というリスクを抱えたままの買いということになります。しかし、そういう下げがいつくるのか?は予想が難しく、まだまだ先かもしれません。このままジリジリと下値を切り上げるような上昇を続け、皆が安心して上昇トレンドに転換したか、と買い始めた頃にやってきたりするのでしょう。

ドル円も基本的にダウ次第、ということになるのでしょうが、もっと腰が弱いと見ています。ダウが戻すほどにはドルは戻らないように思うのですが、、、。
短期的には一目均衡の曇の上限109円80銭くらいまでは上げそうです。

ということで108円02銭に買い指値を置いて寝ることにします。

今高値からはずるずると下げてきているところ、、、、。注文はヒットするでしょうか?押し目待ちに押し目なしとなってしまうかな?それとも、朝起きたら約定後、もっともっと下げて、レンジ内に戻ってしまったりして(笑)今晩の上昇が騙しになるかならないか、朝にはわかることでしょう。うーん、気になりますが、もう寝なくては。お休みなさーい。

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