2008年2月22日金曜日

ドル円相場、膠着続きます。2月8日(金)108円台突入で105円~108円レンジ上抜けを果たすも、昨日21日のフィラデルフィア連銀指数の結果でレンジ内に叩き落とされた格好。このフィラデルフィア連銀指数っていったいどんな指標なのか、確認しておきたいので調べてみました。

■フィラデルフィア連銀指数 毎月 第3木曜日 に発表
・製造業の景況感を見る上で比較的重要な指標とされています
就業者数、失業率、在庫、平均賃金、個人所得など11項目について、1ヶ月前と比較した現状と6ヶ月後の期待を、「良い」「同じ」「悪い」の中から選択させ、インデックス化します。企業活動指数の注目度が高いのですが、インフレ指標としても注目されているようです。
フィラデルフィア、というだけにこの管轄地域に対象が限定されているのですが、同種指標である他連銀指標、、、例えばニューヨーク連銀指数などよりもマーケットの注目度は高いようです。これは全米の様々な地区連銀が出してくる指数の中で全国指数との相関関係が統計的にかなり高いというところから注目度も高いようなんですが、その内容が厳密で正確性が高いと見られているうなどの理由から、先行指標として実績があるということよのうですね。フィラデルフィアが悪ければ、他連銀も悪いだろうということが推測できるということです。
また、この指標は全国区のISM指数との相関が比較的高いとされています。 製造業関連指標の流れとしては、15日前後のニューヨーク連銀指数で大まかな方向性を予測、第3木曜日のフィラデルフィア連銀指数でコンセンサスを形成、翌月第1営業日のISM指数で実際の数値を確認という流れ、、、となります。

そして昨日の数字がマーケットに与えた影響。昨年11月時点では8.7だったものが12月に▲5.7とマイナスに転じ、さらに1月には▲20.9、これでもかなり悪化したとして悲観されたものが、昨日さらに悪い▲24.0(予想▲10)と3ヶ月連続でマイナス、7年ぶりの低水準ということですから、インパクトが大きかったわけですね。これで来月のISM指数も悪化することが予想される、ということになっているようです。

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