2008年3月5日水曜日

ドル円は102円台に突っ込むと買いが入り103円台へ押し返されておりますが、かといってそのまま上がるかというと、、、上がらない。この先100円割れ目指した円高があるの?それともさすがにここが買い場なの?難しい局面ですが、東京金融先物取引所によると2月26日から同27日にかけての取引以降、個人投資家による底値を狙ったドル買いが増加しているとか。27日の取引量は前日よりも約2万枚増の11.4万枚。28、29の両日は12万枚超、約3年ぶりの安値圏に下落した3月3日は11.5万枚。日本の個人はここいらでドルロングに転じているらしいですが、売り方の蓋も重く圧し掛かっている状況。果たしてこの勝負、軍配はどちらに?

今週は月初め第1週。イベントが豊富です。

RBAオーストラリア準備銀行は政策金利を0.25%ポイント引き上げましたが、1月小売売上高が予想を下回ったほか、世界経済にも不安定な要素が広がっているため、今後の利上げスタンスに打ち止め感が広がり、豪ドルは対米ドル、対円で大きく下落しました。 現状においては数少ない利上げ期待通貨として買い人気を集めていますが、さらなる利上げには懐疑的な見方も出てきたようです。

 また、カナダ中央銀行は政策金利を0.50%引き下げました。これで3カ月連続での利下げとなりましたが、0.5%の利下げは米同時多発テロ事件が発生した2001年以来。予想では0.25%と0.5%の予想が拮抗していたのですが、0.5%利下げとなったことでカナダ売りとなっています。

今週はこの後、ニュージーランド、イギリス、欧州、日本と政策金利の発表があるのですが、ほぼ据え置きが予想されていますので波乱があるとすれば予想外の利下げ、、、でしょう。日本は利下げは出来ないでしょうから、据え置きとなることはほぼ間違いないか。総裁人事はどうなっているんでしょうね、、、、。

とかなんとか書いているうちにユーロドルがさらなる高値を更新しているようです。ドル売り再燃か?やはりまだドルが下げ止まっていないのでしょう。もう一段の安値がないことには終わらないトレンドの中にあるようです。今週金曜はNEW MOON、新月ですが、転換ポイントとなるでしょうか。あ、この日は雇用統計ですね。偶然の一致?ということで、金曜まで様子を見ることとしますか。落ちるナイフは掴むな。ということです。

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