今の所、先週17日月曜の95円77銭が底となっているようです。ドル円60分チャートを眺めていますと、一目均衡表の曇に支えられ綺麗に右肩上がりの推移となっているので、この曇を大きく下抜けることがない限り、押し目買いで望んで構わないと思うのですが、もっと短い時間足を見ているとまるでうなぎ!ニョロニョロ動いて掴もうにも掴めない値動き、、、。100円ラインは意外にもろく、このラインを行ったり来たりもしていますが、デイトレもリズムが合わないと難しいですよね、、、。
さて昨日注目した米1月S&Pケースシラー住宅価格指数が出ました。
前月比▲2.36%の180.7で前月の▲2.10%の185.0より弱い数字。5カ月連続で統計を開始した2000年以来の水準に落ち込んでいて、13カ月連続での前月比マイナスを記録しました。3月消費者信頼感指数も約5年ぶり水準へ悪化でダウ平均は軟調スタートです。
しかし、ドル円クロス円ともに一旦大きく売られましたが、すぐに切り替えしており、ネガティブ材料が出ても下がったところでは買い意欲が強い印象を受けますね。
ちなみに、ケース・シラー住宅価格指数とは?
これはS&Pが発表している指数ですが、S&Pと調査会社マクロマーケッツが共同で算出しているものです。エール大教授のロバート・シラー氏が開発したもので、この指数が表わすのは「一戸建て住宅の販売価格の推移」2000年1月時点が100の設定で主要な10および20都市を対象とした指数を毎月発表、また全米指数は3ヶ月ごとに発表しています。 比較的新しい指標ですが、 この指数は米国の住宅価格の指標として信頼性、利便性に優れた指数として設計されていることから注目も高まっているようです。
というのも、今住宅価格の下落がアメリカ経済に与える影響は計り知れません。シラー教授は住宅価格の10%上昇は、個人消費を0.6%押し上げると述べています。これはその逆も考えられますよね。、住宅価格の下落はアメリカの個人消費に深刻な影響を及ぼし、その行方如何で米国経済がリセッション入りすることも否定できません。もうリセッション入りしているとの見方は驚きではなくなっていますけれど。
こうしたアメリカの指標の悪化を受けても比較的ドルが確りしてきたことは一見矛盾しているようにも見えますが、景気後退時にその国の通貨が強くなる仕組みはもう大倉さんが繰り返し解説してきたこと。いよいよそんな局面に入るのかもしれませんね。(まだ円高リスクがなくなったと断言するには時期尚早かもしれませんが、、、。)
さて、あまり繋がりがないのですが、個人的に好きなポンドを200・05でロングしてみました。ポジション取った直後199ジャストまで急落し激しく後悔したのですが、戻ってきました。プラス圏に入ってきています。入り口は決して良くありませんでしたが、もう少し上を狙えるかな?今日は自分への掟破りでこのまま就寝。後は祈るのみ。お休みなさい!
※米国10 都市とはボストン、シカゴ、デンバー、ラスベガス、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク通勤圏指数、サンディエゴ、サンフランシスコ、ワシントンDC。
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