2008年4月12日土曜日

今回の共同声明では、為替に関する部分がなんと8年ぶりに修正されました。

この共同声明の「為替に関する部分」は前回2月の東京G7まで

・ 「為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を再確認」
・ 「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ましくない」
・ 「われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」

というのが常套句化していたのですが、

・ 「前回の会合以降、主要通貨で時として急激な変動がある」
・ 「経済・金融の安定へ与え得る影響について懸念している」

という表現が新たに盛り込まれました。「懸念している」のですか、そうですか。それで、、、、?!という感想を持ってしまったのは私だけかな、、、。G7声明文が主要通貨の動きに懸念を表明するのは、ユーロ買い協調介入に踏み切った翌日に行われた2000年9月のプラハG7以来7年7カ月ぶりということで、大きな変更ではあるのですが、一部に期待されていたような公的資金を使っての救済ですとか、介入だとか、、、具体策はなしですものね。個人的にはG7に具体策など過度な期待を持つべきではないと認識していますが、やはりこの程度の結果では失望、、、いえ、これはドルにとっては失望ですが、昨今のユーロ高に対する牽制になるものが何もなかったというとらえ方をすれば、ユーロ買い仕掛けを仕向けている向きには安心感を与える結果だったのでは?ともとらえられます。

ECBのトリシェ総裁は、為替に関する声明をどう理解すればよいか、との質問に「詩のようなものだ、それ自体が物語っている」と答えたそうですが、このソースだけではその発言意図がよくわからないものの、詩なのですから、それほどマーケットにインパクトがあるものではないと思われます。

・ちなみに、専門家の見方も出てきていましたので転記します。

声明文が急激な変動に懸念を表明したことで、市場では「短期的にドル相場が安定する余地が生まれた」(みずほコーポレート銀行・国際為替部シニアマーケットエコノミストの福井真樹氏)と、急速なドル安進行には歯止めがかかるとの指摘が出ている。ただ。同時に大幅な声明文の変更は「ドル高誘導まではできないという限界」(バンカメの藤井氏)も露呈した。市場では長期的なドル安地合いに変わりはないとの声が早くも上がっている。

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