このブログをご覧になっている方、FX取引という比較的新しい金融商品の取引をされていらっしゃるわけですから、株式ですとか商品、あるいは投資信託などの取引のご経験もおありになるかと思います。私も一番最初に始めたのが投資信託でした。
今日は 月刊投資信託情報 編集長の島田知保さんに資金流入上位ファンドについてお話を伺ったのですが、このところの売れ筋ファンドの特徴が「高金利通貨」「新興国債券」もの。あるいは「ブラジル、アラブ、中東、アフリカ、ロシア、、」などの特定国、「食料、コモディティ、資源」などのファンドが人気だそうです。
この投信の人気の尺度って?
一体何を見ればいいのかですが、単純に資金流入金額が大きいということをみる「増加額」のランキングを見るというのも一つの物差しではありますが、単純に流入金額の比較だけでいいファンドか否かを決めてしまうのはいかがなものか?というお話。
例えば資金の増加額や増加率で見た場合、過去半年前に遡って設定されたばかりの「新規設定ファンド」が上位を占有している。これは足元の販売の勢いがあるということですがこれは売る側が「販売に注力」しているファンドとも言えるわけです。増加率ランキングなどは新規スタートしたばかりのファンドが上位を独占しており、とにかく元気よく売られていることが良く分かります。
面白いのが、昨今投資信託全般みても人気の低い「日本株」をテーマにしたファンドでも「フォルティス日本株バリュー&シャリアファンド」(シャリア適格銘柄重視、アラブのお金が入ってくる時に宗教的にも彼らが買えるファンド)といった日本株+「シャリア」といった流行のテーマがあるファンドなどはランク上位に入ってきています。今、日本株ファンドは人気がないのですがこれは勢いよく売れている。そしてこれも4月30日設定と新規スタートしたばかりのファンドということで、、、つまりこれも販売する側が注力した結果であろうということが読み取れるわけです。セールストークしやすいんでしょうね、アラブのお金が日本市場に入ってくる時に買ってくるファンドだなんて言われたら魅力的に聞こえますもの、、、。
これに対して、「純増額」ランキングというのがあって、これは比較的長期で資金が流入している「定番ファンド」として認められるファンド。もちろん長期的にコンスタントに売れているわけですから販売側が店頭で積極的に販売し続けているものということでもありますが、個人にも積極的に選ばれる品質のよいファンドと言えます。長期で持つならこうしたファンドをセレクトするのが良さそうです。
こうした投信ランキングは島田さんが編集長をつとめていらっしゃる月刊投資信託情報で確認することができます。
などなど、投信をセレクトするときのポイントを島田さんに分かり易く解説いただいたのですが、島田さんはいいファンドとそうでないファンドの見極め方などを大変分かり易くお話くださいます。歯に衣着せずに時にはばっさりと斬る?!話し方もとても品がおありになって同じ女性として憧れを持っておりましたので、今日はお話を聞くことが出来る機会に恵まれてとても感激しました。
さて、
■ドイツの第1・四半期のGDPが設備投資の堅調さや個人消費が持ち直したことにより、1996年以来、12年ぶりの高成長率となった。
■米2月ケースシラー住宅価格価指数、第1・四半期の米一戸建て住宅価格が、前年同期比14.1%下落、過去最大の落ち込みとなった。
というような「ユーロ高ドル安」の材料が出てきても、ユーロが買われるでもなく、ドルが売られるでもなく、、、むしろその逆の動きとなっています。んーこういう動きをどのように分析したらいいものか?ユーロドルは1.58ドル台というのが戻り高値のような形になっていますが、1.60を目指す流れは止ったのか?米長期金利が上昇したことが売りを誘っているもよう。(大倉さんが日本国債の金利上昇についての詳しい解説をブログに書かれています)
ドル円は104円台に戻って来ました。しかし、このところの揉み合い相場からの脱却とまでは行かないようです。104円台で一旦撤退しようかなと考えていたのですが、その前にポンドを手仕舞いました!!205.48円でどちらも。小さいながら利益で切ることができて本当にラッキー。売るつもりで買っちゃったポジションですものね、損切りしようかしまいか、かなり悩んだんですがちょっと待ってみて正解でした。これも今のトレンドなき地合のおかげ。明らかに↓のトレンドに入ってしまっていたらとんでもないことになってしまいますので、ケースバイケースですよね。今後ポンドを買うにしてももっと下で買います。でもやはり基本的には戻り売り戦略で攻めたいですので、また妙味が高まったら入場しますがしばらく休憩します。
ポンドを手仕舞った代わり?ではないのですが、豪ドルのポジションを作りました。前回100円タッチで売り、小さく下げ幅を取って利確に成功したのですから、もう一度同じ事を、、、するわけないでしょ(笑)豪ドル/米ドルのパリティ攻め相場が継続するなら豪ドル円も安易に売れない、このスタンスに変更しています。ということで、今回は99.85円で買ったのですが、、、、あれ?100.20円までの上昇をみて100円値固め成功か?と喜んだのも束の間、今99.70円くらいまで下げてきています、、、。やっぱり100円の大台乗せは無理なのか?!ドル円も104円台で売り抜けることに失敗、また103円台に落ちてきていますがこれもいつまで持つのかしら、、、?
この顛末はまた明日以降に。お休みなさい。
2008年5月28日水曜日
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。